井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
昨日、21日(木)をもって、6月7日(木)からはじまった
「6月定例会」が15日間の会期を終了しました。
この間、検討してきた議案は、
第38号~42号の5つです。
※うち、40号は人事案件で、議会初日に既に可決(=承認)されています。
残りの4案件について、ご報告します。
・議決のポイント
・私の賛否
・議会での議決 を次に記します。
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◆38号◆ 大和中学校校舎 増築工事 請負契約
<ポイント>
・現在、新倉小学校の工事を請負ってる業者が、
更にもう1件受注するのはリスクが高いのではないか?
・入札に参加した5業者のうち、4業者が予定価格をオーバーで失格、
残った1社だけが範囲内で落札した。
<私の賛否>
反対
<議決>
否決 ⇒再度入札を行なうことになります。
(※この案件は、各新聞でも大きく取り上げられました。)
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◆39号◆ 第三小学校校舎 増築工事 請負契約
<ポイント>
・(上記と比較すると)10業者中、8業者が予定価格の範囲内。
その中で1番安く入札した業者が落札。
⇒過去の和光市の通例でいえば、適切な入札と言える。
<私の賛否>
賛成
<議決>
可決
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◆41号◆ 市道認定(合計3ヶ所)
※うち1ヶ所は白子2丁目に建設予定の保育園の出入口になる道路
<ポイント>
私は「園児や保護者への安全対策はしっかりしていくか?」と質疑しました。
これに対し、担当者から「朝霞警察などと協力して安全対策を進めていく」と答弁がありました。
<私の賛否>
賛成
<議決>
可決
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◆42号◆ 平成19年度 補正予算
<ポイント>
・故障した開票機の買換え
・保育園設立に向けての発掘調査費
・庁用車リース代
<私の賛否>
賛成
<議決>
可決
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以上です。
この15日間の定例会、結構疲れました。
疲れといっても体力的に・・・ということではないですね。
22人の議員が表明する賛否で議案の可否が決まります。
議決ひとつひとつには、大きな判断を伴います。
その「責任の重さ」を肌で感じました。
これからも、議案・陳情・意見書・・・その全て
自身の政治信条、政策、そして、市民の皆さまにとっての利益を考え、
意思決定をしてまいります。
こんばんは。
この記事、日付は「6月20日(水)」になっていますが、
実際には0時を越えた、21日(木)に綴っています。
このような、深夜0時を越えてアップすることを
『かぼちゃアップ』というそうです。
※童話「シンデレラ」が0時を越えると、
馬車がかぼちゃになることから・・・らしいです。
さて、前置きが長くなりましたが、本日の議会は「休会」です。
(定例会は、最終日の前の日は、慣例として休会になるそうです。)
本日は議案の再確認と
「配るホームページ第7号」をつくっていました。
前回の6号が、臨時会が終わってから
少し時間掛かってしまったので、今回は前もって作っています。
私の場合は、輪転機や印刷機を持っていないので、
原稿が出来てから完成するまで少し時間が必要となります。
おそらく来週の真ん中くらいからは、役に立てると思います。
明日の議会最終日は、
・委員長報告
・委員長報告に対する質疑
・議案&陳情に関する討論
・採決
が行なわれる予定です。
本日は3名の一般質問を行ないました。
●荻野比登美 議員
●松本武洋 議員
●佐久間美代子 議員
これで、今回の6月議会の「20名」の一般質問が
全て終了しました。
実は、今回の「一般質問 20名」というのは、
ここ最近では非常に多い数字なのです。
◆平成17年度
3月議会・・・13名
6月議会・・・16名
9月議会・・・14名
12月議会・・・14名
◆平成18年度
3月議会・・・17名
6月議会・・・15名
9月議会・・・14名
12月議会・・・15名
という状況です。
今回、はじめての一般質問を行なって改めて実感しましたが、
「質問に取り上げたからといって、すぐにその政策が実現するわけではない」、
ということです。
でも、この一般質問での指摘を通して、
実現していく政策も多々あります。
だからこそ、一般質問のチャンスを逃すことなく、
議員みんなが、思い思いの政策を一般質問で述べることが必要なのだと感じました。
まだ始まったばかりですが、
今後も私は、100% 一般質問 を実行してまいります。
それでは、昨日綴った私の「質問」に対する
執行部(=市役所側)の回答を綴ります。
お時間ある方は、ご覧ください。
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Q、今後どのようにして、“和光市らしい”
「市民参加」や「協働」を実現していくのか?(市長のお考えを伺います。)
A、転入転出の多い和光の特徴を捉え、新たな住民も積極的に
市政に参加しやすい環境の整備に努力していきます。
【コメント】 具体策については、時間がなく言及できませんでした。
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Q、今後実施される選挙に向けて、どのような
「投票率アップのための施策」を検討しているか?
A、和光の投票率は
特徴その1、20代の投票率=24.52%、30代の投票率=33.18% と
(参考:70代以上=62.92%) 若年層の投票率が低い
特徴その2、東京寄り、特に成増生活圏の投票率が低い
⇒この分析を反映できるよう、啓発活動を続けます。
【コメント】 期日前投票場の増設を訴えましたが、
すぐの実現は難しい、と回答あり。
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Q、ホームページの集中アクセス対応は大丈夫か?
A、今回の選挙の投開票日 通常の1週間分の 88万7544アクセス。
⇒今後は、アクセスログの圧縮などの方法で、
同様の事態が起きないよう致します。
【コメント】 災害時にはもっと多くのアクセスがあると想定されます。
そのような場合でも情報を得られるよう、今回のことを教訓として
適切な管理をお願いしました。
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以上です。
※他の項目に関しては、今後、チラシなどで触れてまいります。
こんばんは。
本日は一般質問の3日目です。
6名の一般質問が行なわれました。
●上野君子 議員
●熊谷二郎 議員
●斉藤克己 議員
●栗原次男 議員
●吉田けさみ 議員
●山口慶子 議員
先日、私の一般質問に関して、質問テーマをご紹介しました。
(参考⇒ http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Date/20070614/1/ )
そして、私が壇上でどのような内容を話したのか、
全部載せると、17分相当で長くなってしまいます。
ですので本日は、テーマⅠ、市民の政治への関心について
私が話した内容を、綴ります。
読むとなると5分くらい掛かると思います。
長く感じると思いますが、お時間あれば、是非お目通し下さい。
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◆11番(井上航)
皆さま、こんにちは。井上 航です。私にとって、本日が初の一般質問です。
市長、並びに執行部の皆様、議員の皆様、そして市民の皆様、
より良い和光市政の実現のため、全力で取り組んでまいります。
よろしくお願い致します。
それでは、通告に従い、一般質問を行ないます。
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発言事項1-「市民の政治への関心について」をテーマに伺ってまいります。
「選挙は最大の市民参加である」、と言われることがあります。
私も今回初めて当選をさせていただき、活動の中で多くの市民の方から「声」を聞き、
この言葉の意味を実感いたしました。
今回、平成19年4月22日に実施された
第16回和光市議会議員選挙の投票率は「43.49%」でした。
市議会選挙に先達て行なわれた県議会選挙も、
県平均43.69%、全国平均52.27%に対し、和光市での投票率は「39.32%」でした。
この選挙結果を見ると、10人中6人の有権者が選挙を棄権したことになります。
この低い投票率は、現在の和光市民の市政への関心度を映し出している、
と言えるのではないでしょうか?
また、和光市は、人口増加率が全国で第9位と
他市からの転入が多いという特徴を持っています。
そして、住民の平均年齢も37.7歳と若いまちです。
市長はこれまでの施政方針などで「市政の主役は市民」 「市民参加のまちづくり」を
掲げてらっしゃいます。
しかし、今回のような低い投票率のままでは、
本当の市民参加の実現は遠い道のりとなってしまいます。
そこで、今後どのようにして、“和光市らしい”「市民参加」や「協働」を
実現していくのか、市長のお考えを伺います。
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次に、今回の投票率を受けて、
今後実施される選挙での「投票率アップ」のための施策を伺います。
和光市の投票率は、年々低下を続けています。
例えば、昭和62年の市議会選挙が63.45%であったことを機に、
その後、平成3年は56.54%、平成7年は50.81%、
平成11年に49.01%と50%を切ったのち後、平成15年には47.42%となっています。
また、市政・県政に興味が無い・・・というのではなく、埼玉県民全体を見ても、
国政選挙においても、投票所へ足を運ぶことが少ない実情が窺えます。
例えば、平成16年7月11日執行の参議院選挙は、投票率52.60%、
全国平均56.57% と比較すると、約4ポイント低く、全国で44番目の投票率でした。
投票率アップのため、他の自治体では、
例えば、地元商店街による「投票率アップセール」や、
若者向け啓発活動の一環として、コンビニエンスストアへ投票呼び掛けの
ポスターを貼るなどの工夫を行なっています。
そこで、これまでの市民の投票行動を、
世代や地域別にどのような特徴があると分析し、
そして、今後実施される選挙に向けて、
どのような「投票率アップのための施策」を検討しているか、回答をお願い致します。
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また、市議会選挙の投開票日の夜、
「開票速報」へのアクセス集中が原因と見られる、ホームページが閲覧できないと
いう事態が発生しました。
この件に関して、次の点を伺います。
・ 影響が出たのは、開票速報に関するページのみか?
それとも、和光市のホームページ全体へ影響が出たのか?
・ どれだけのアクセス数(つまり、負荷)が掛かったのか?
・ サーバに不具合が生じたのは、正確には何日の何時からいつまでの何時間か?
そして、復旧はいつか?
・ この件に関して、ホームページ上で謝罪はあったのか?
その上で、今後の再発 予防策を伺います。
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以上です。
この質問への執行部(=市役所)からの回答は明日ご報告します。
こんにちは。
(昨日、16日〔土曜日〕はブログをお休みさせていただきました。)
さて、私自身の一般質問は終わったので、
この週末は資料の整理や、本を読むなどに時間を使っています。
それと、昨日は
和光市図書館講座 『裁判員制度について』に参加してきました。
(参加者は、20名程度だったと思います。)
平成21年から開始する「裁判員制度」、
これは、国民が刑事裁判に参加し、
・有罪かどうか?
・有罪ならば、どのような刑にするべきか?(実刑か、執行猶予か?)
を決める新しい司法制度です。
もともと、裁判が身近ではないことや、
一般市民の感覚で、事件を見つめることの必要性から導入されることになりました。
この日の講座は、さいたま地方裁判所の方がいらしていて、
「裁判員制度」を題材にした
●映画 『裁判員』 を1時間見る
●その後、質疑応答 という内容でした。
簡単にまとめると、
裁判員になる可能性のある人⇒選挙権を持つほぼ全員 です。
そして、その中から電子抽選がされて、裁判員候補者が決まります。
この時点では、まだ正式に決定ではありません。
裁判長との面接を通して、決まります。
もちろん、事情があって辞退することも出来ますが、条件は限られています。
逆に偏った考えや価値観を持っていると判断された場合は、
検察官・弁護士が「この人はちょっと・・・」と除外することも出来ます。
ちなみに。私も選ばれる可能性はあります。
但し、「地方公共団体の議会の議員は、議会中に限り、辞退できる」という
取り決めがあるそうです。
映画では、放火を犯した被告人を有罪かどうか、そして、どのような刑が適当か?を
6人の裁判員+3人の裁判官が評議をして決める、という設定でした。
自分で自首してきたので、有罪は決定的。
その上での、量刑を決めます。
最初は情状酌量の余地がある・・・として、執行猶予が認められそうだったのですが、
放火の後、場合によっては死人が出るかもしれないことをわかっておきながら、
犯人は現場から逃げた、ということを主人公のサラリーマンが聞き出し、
結果、実刑が適当である、という結論に達する・・・という話でした。
この映画では、全員一致で結論が出ましたが、
実際には様々な考え方がぶつかり、そうは行かないかもしれません。
なんにしても、人の人生を決めることになる、裁判員制度。
選ばれる可能性は決して高くありませんが、
国民一人一人が、しっかりと理解しておかないと
身近な司法・裁判なんていうのは実現できるはずがありません。
私も、これからもこの制度については、勉強を続けていきたいと思います。
※今回の説明は随分と端折って説明しています。
その点、何卒ご了承ください。