井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2007.07.28
こんにちは。

今日はちょっと微笑ましい写真をお届け出来ればと思います。

『かるがも親子』の写真です。
これは昨日、南地区の浄水場から第三中学校へ移動している時、撮影されたものです。

浄水場にいた親子は第三中学校へ車道を渡って、移動を始めました。
すると、途中でクルっと方向転換して、また浄水場に戻っていったそうです。

小さな小さなかるがも達。
事故にも合わず無事で何よりです。



2007.07.26
こんばんは。

本日は、日中は市役所の議会棟で
「決算委員会」の過去の議事録を読んでいました。

※詳しい話は、また時期が近づいたらさせていただきます。


さて、その後、今夜は下新倉に新しく出来た
知的障害者の方が共同生活を送る 『ケアホーム ぽこの家 どんぐり』
見学させていただきました。

このケアホームは、NPO法人ポコ・ア・ポコの方々が運営されていて、
現在、4名の知的障害の方が共同生活をしています。

2階建ての住宅で、部屋は個室です。
『世話人』と呼ばれる方がサポートをしながら、一緒に暮らしています。

私は、介護職派遣の営業マンの時は、高齢者グループホームには
よく訪れました。ですが、障害者のケアホームは初めてです。

和光では、障害者の方が地域の中で暮らしていく、という点においては
まだまだ進んでいません。

このケアホームも、NPOが自主的に運営しています。
もっと行政の支援があってしかるべきだと思います。

この「どんぐり」がキッカケになって、
障害のある方でも地域の中で暮らしていける体制をつくれたらと思います。


今日、一番の印象に残ったのが、そこで暮らしている方のひとりが
「ここ、楽しい!ここ、楽しい!」 と笑顔で話していたことです。

その声に是非応えていきたいと感じました。


〔追記〕
ケアホーム見学の帰りに、諏訪神社のお祭りをのぞいてきました。
駅前祭りが台風で中止になって、皆がお祭りを楽しみにしていたんだと思います。
と~ってもにぎやかでした!!


2007.07.25
こんにちは。

昨日は22日(月)に行った群馬県庁視察で話を聞いてきた
「総合評価制度」について、その内容に触れる前に、
まずは、入札に関するご説明をさせていただきました。

今日はその「総合評価制度」の内容について、お話したいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

入札改革は、これまでも行なわれてきました。
特に談合防止のためには、様々な方法がとられています。

入札は、工事内容の説明会や入札の際に、
各業者が一同に会します。実はこの時に、談合(=話し合い)をする
チャンスがあるのです。

そのため、行政は
○説明会を行なわず、工事内容をインターネットで公開
○入札も、郵便インターネット経由で行なう。
            ⇒電子入札
と、いった工夫を行なってきました。

総合評価方式も、価格以外の評価ポイントを入れることで、
価格を業者間で調整しても、それだけでは決まらないようにすることで
談合をしにくくする効果があります。

そして、総合評価方式は、談合防止以外に
よりよい業者を選ぶ、ために効果を発揮します。
それでは、この先はその視点で総合評価方式を見ていきたいと思います。


さて、突然ですが・・・
工事業者を選ぶにあたって「金額」以外に何で判断したらいいと思いますか?

群馬県で取り入れているのは、次のようなポイントです。
・過去の工事実績(過去3年)
・同種の工事を行なっているか?
・専門的な技術者を配置しているか?
・ISOの資格取得
・災害時等への地域貢献(=※災害応急に関する協定を結んでいるかどうか。)

この他にも、「ヒアリング」を行なって、書類上だけではなく
パートナーシップをもってやっていける企業かどうかを
見極めるといった方法も取られています。

群馬県の場合、上記の項目、全てを取り上げるわけではありません。
工事規模によって、「標準型」「簡易型」「超簡易型」と分かれています。

例えば、
一番規模の大きい「標準型」では、具体的な施工計画ヒアリングを重視。
「簡易型」では、災害時の地域貢献や、ISO資格の有無を見ます。


また、「標準型」では、
価格評価のウェイトが80% +その他項目が20%であるのに対し、

「簡易型」
では、
価格評価のウェイトが85% +その他項目が15%と、
評価ポイントの占める割合も変わってくるのです。


この群馬方式の場合、金額が80%以上を占めているので
なんだかんだ言って、金額が安いところが落札する傾向にあります。

しかしながら、他の導入事例を探ると、
価格評価のウェイトが50% +その他項目が50%という自治体もあるのです。

他にも、
○ 障害者雇用を率先して行なっているか?(=福祉面)
○ 女性の職員を積極的に採用しているか?(=男女共同参画)
○ 工事の収益を、ちゃんと労働者に還元しているか?(=正当な給与体系か?)

といった、評価ポイントを設けている自治体もあるのです。
それは、自治体の判断に委ねられています。

今後、和光市での導入しようとする場合も、
どのような評価項目を設ければ、より適切な業者選びが出来るか、
検討を続けていきたいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


非常~に、長くなりましたが、
これで群馬県庁視察の報告を終えたいと思います。


この総合評価制度はすぐに導入できるというものではありません。
新しい評価項目を設けるならば、そのための基準作りが必要だからです。

でも、私は時間は掛かっても
是非、和光市にも取り入れていていきたいと考えています。

また、こうして皆さまに入札の制度についても
情報発信してまります。
2007.07.24
こんにちは。

昨日、群馬県庁を訪問してきました。
その目的は、和光市の入札制度を考えるため、
先進的な取り組みをしている群馬県の実態・効果を見るためです。

ここから先、出来る限り難しい言葉は使わず、
ご説明できれば・・・と思って綴らせていただきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まず、「入札」っていうところから触れたいと思います。

和光市は地方公共団体です。
つまり、市民の皆さまが納めた税金で運営されています。

市役所が「何か物品を買う」「工事をする」といった際、
業者の営業トークどおりに買っていたら、高い値段のものを買わされてしまうかもしれません。
市民の納めた税金なのに高い物をわざわざ買っていたら、市民は納得できません。

そこで、取り入れているのが、入札制度です。
(今回は公共工事を例に取り上げたいと思います。)

① まず、市役所が、「○○中学校を全面改修したい。」
そして、「改修後のイメージはこんな感じです。」と計画を立てます。

② すると、建築業者は、『鉄骨は何本・・・、セメントは何t・・・、トラックは何台・・・人手は何人・・・」
その計画書をもとに、「我が社ならその工事、○億円で出来ます。」
と、工事の予算を計算します。

③ 他にも建設業者はありますので、複数の会社が「我が社ならいくらで出来る」という
計算をします。その金額が、他社よりも安ければその依頼を受けることが出来ます。

④ 締切日に、各業者はに金額を書いて、箱にれます。(=だから入札。)
その中で、最も安く見積った業者が落札、となるわけです。


・・・ここまでは、おわかりいただけますでしょうか?


さて、次に、この一連の流れの中で関わってくる言葉があります。

『設計価格』
これは、市役所側が「この工事内容だったら、○億円くらい掛かる。」と
事前に計算した価格です。
言い方を変えると、
「この金額以上の見積もりを出してきたら、そこの会社には頼めませんなぁ」という上限です。

『最低制限価格』
一方で、「いくら企業努力をしたとしても、△億円より安く出来る、っていうことはないなぁ…」
「そんな金額を提示してきたということは、ひょっとしたら鉄骨量を省いたり
従業員を安く働かしたりしているのではないか・・・」と品質が不安になります。
ちゃんとした品質のものを作るためには、最低限これくらい必要、という金額です。

つまり、
この『設計価格』『最低制限価格』の間の額で、もっとも低く設定した業者が落札です。

以上、ここまで説明してきたのが、「価格入札」です。


おわかりいただけますように、この価格入札は、出来る限り安く設定した業者が落札する
・・・ようは、「価格が全て」です。

しかし、ご存知のように近年、全国で談合が増えてきています。

この談合は、価格のみで落札業者が決まる制度だと、事前に申し合わせる形で
価格調整をしやすくなります。

他にも、資本力のある大企業に有利になり、
規模は小さいけれど、とても丁寧な仕事をする中小規模の業者にチャンスが
行きにくくなります。

そこで、導入されつつあるのが、
「価格以外の項目も評価項目に取り入れよう」という『総合評価方式』です。


では、価格以外の項目・・・ってどんな項目があるのでしょうか?
それをどうやって評価するのでしょうか?

これらを次回、お伝えします。

                                            (つづく)


2007.07.23
こんばんは。

本日は私は、須貝議員、西川議員、そして江戸川区議の上田令子議員とともに
『群馬県庁』に視察に行ってまいりました。

目的は、和光市ではまだ導入できていない、
新たな入札制度⇒総合評価方式 の導入事例・経過を研究することです。

この新入札制度に関するご報告は明日、行いたいと思います。
今日は、一日の概要をお話します。

須貝議員の車で、和光市役所から出発したのが朝の8時。
関越自動車道経由で、約2時間。午前10時前には群馬県庁に到着しました。


まず、圧巻なのは群馬県庁の建物です。

写真〔左〕をご覧ください。
地上32階建て、32階には展望ロビーがあります。
※東京都庁の次に豪勢な庁舎ではないか、と思いました。

〔真ん中〕の写真は、かつて使用されていた昭和庁舎の前で撮影した写真です。


10時30分から1時間半、群馬県庁の
「県土整備局 監理課 建設政策室」の担当者の方に、
その総合評価方式の実態について、説明や質疑を行ないました。

※⇒詳しい内容は明日のブログにて。


その後、県庁のレストランで食事をしました。
県民にも開放されるそのレストランは31階にありました。
〔右〕の写真は、最上階32階展望ロビーからの光景です。



帰りは、高崎市の市街地を回ってきました。

高崎市が進めている、電柱の地中化工事を見るためです。

和光市でも、駅前通りを地中化工事するという話があります。
その参考にするため、見学してまいりました。

電線をなくし、地面に埋めれば、かなり景観はよくなります。

ただし、こればっかりは参考になったようなならないような・・・
・・・どういうことかというと、群馬は圧倒的に車道&歩道の幅が広いのです。

それは車利用が中心の生活だから当然です。
そのため、「高崎がキレイだから和光でも地中化さえすればOK」ということではありません。
和光市の実情にあった方法・在り方を考えていきたいと思います。


視察は、以上のような行程でした。
帰り道は雨にも降られましたが、無事帰って参りました。

それでは、明日は「入札 ~総合評価方式について~」をお送りします。




    
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