井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2008.08.04
こんにちは。
今日は、和光市議会の議員メンバーで、昼から
「埼玉県市議会第5区議員会議員研修」に行ってきます。
↓
内容はまた報告しますが、この第5区議員会に含まれるのは、
・和光市 ・志木市
・朝霞市 ・新座市
・北本市 ・鴻巣市
・桶川市 ・さいたま市
です。
さて、それでは、昨日の続きで 議会基本条例 についての
分科会の内容について報告します。
---------
全部をお話しするのは分量的に無理なので、
既に導入している自治体の 議会基本条例 には何が書かれているのか??
をお伝えしようと思います。
もちろん、
「自治体A では、○○について記載はあるが、△△については触れてない」
でも、
「自治体B では、○○についての記載はないが、△△については触れている」
ということもあります。
そこで、究極の議会基本条例
(⇒全ての項目を網羅している!!)
があるとしたら・・・どんなものになるか??
下記に書いてみたいと思います。
=======
<市民参加の項目>
・請願、陳情は“市民からの政策提案”として、ちゃんと審議すべし
・議会への住民参加を促す制度として、“市民懇談会”を開くべし
・年に4回の定例会が終わったあとは、議員が町の集会所に出掛けて
“議会報告会”を行なうべし。
<議会討議>
・今は議会において、市長+市役所職員に質問することしかできないが、
今後は、議員間で討論できるようにするべし
・一問一答形式を取り入れるべし
・議員が質問をしていることに、市長から
「今の質問の趣旨が今ひとつわかりません。」とか
「その財源をどこからねん出するおつもりですか?」などと
反問できるようにすべし(=反問権)
<情報公開>
・会派単位で公表している、議案に対する賛否を個人単位にすべし
※これにより、どの議員がどの議案に賛成したかわかる。
<その他>
・議会の権限を、「平成○○年度 総合計画」といったものまで
議決できるようにすべし
(=議会の議決事件の拡大)
・この議会基本条例は、進捗状況評価と見直し規定を設けるべし
・議員の資質向上のため、研修会の開催を義務つけるべし ・・・etc
===
・・・既に、わざわざ記載しないでも、和光市では実践できているものもあります。
また、個人的には載せなくてもいいものもあると思っています。
和光市に本当に必要な議会基本条例はどんなものか?
それを、このブログを見てくださっている皆さま、
そして、より多くの市民の方と、一緒に考えていければと思います。
今日は、和光市議会の議員メンバーで、昼から
「埼玉県市議会第5区議員会議員研修」に行ってきます。
↓
内容はまた報告しますが、この第5区議員会に含まれるのは、
・和光市 ・志木市
・朝霞市 ・新座市
・北本市 ・鴻巣市
・桶川市 ・さいたま市
です。
さて、それでは、昨日の続きで 議会基本条例 についての
分科会の内容について報告します。
---------
全部をお話しするのは分量的に無理なので、
既に導入している自治体の 議会基本条例 には何が書かれているのか??
をお伝えしようと思います。
もちろん、
「自治体A では、○○について記載はあるが、△△については触れてない」
でも、
「自治体B では、○○についての記載はないが、△△については触れている」
ということもあります。
そこで、究極の議会基本条例
(⇒全ての項目を網羅している!!)
があるとしたら・・・どんなものになるか??
下記に書いてみたいと思います。
=======
<市民参加の項目>
・請願、陳情は“市民からの政策提案”として、ちゃんと審議すべし
・議会への住民参加を促す制度として、“市民懇談会”を開くべし
・年に4回の定例会が終わったあとは、議員が町の集会所に出掛けて
“議会報告会”を行なうべし。
<議会討議>
・今は議会において、市長+市役所職員に質問することしかできないが、
今後は、議員間で討論できるようにするべし
・一問一答形式を取り入れるべし
・議員が質問をしていることに、市長から
「今の質問の趣旨が今ひとつわかりません。」とか
「その財源をどこからねん出するおつもりですか?」などと
反問できるようにすべし(=反問権)
<情報公開>
・会派単位で公表している、議案に対する賛否を個人単位にすべし
※これにより、どの議員がどの議案に賛成したかわかる。
<その他>
・議会の権限を、「平成○○年度 総合計画」といったものまで
議決できるようにすべし
(=議会の議決事件の拡大)
・この議会基本条例は、進捗状況評価と見直し規定を設けるべし
・議員の資質向上のため、研修会の開催を義務つけるべし ・・・etc
===
・・・既に、わざわざ記載しないでも、和光市では実践できているものもあります。
また、個人的には載せなくてもいいものもあると思っています。
和光市に本当に必要な議会基本条例はどんなものか?
それを、このブログを見てくださっている皆さま、
そして、より多くの市民の方と、一緒に考えていければと思います。
2008.08.03
こんにちは。
先日、サラリーマン時代の知人から
「議員って議会のない時、どうしてるの?―」
と、聞かれました。
議員全般がどうしているか・・・はわかりませんが、
私はこの間、ご報告をしているように可能な限りの勉強会に参加しています。
・・・実は、勉強会を主宰する側もそれを分かっていて、
この時期(7月~8月)に多くの勉強会が開かれるのです。
そんなわけで、今日のブログは
先月の26日(土)と27日(日)に参加した
~変えなきゃ!議会 市民と議員の条例づくり交流会議2008~
議会改革はいま
-市民自治体を目指して
の報告です。
----------
この勉強会で話し合われたことは、全体でいえば
「今のままの議会では良くない。変わっていかなければ!」ということです。
では、どう変わるべきか?
一言でいえば、
① 市長の出してきた議案をただ賛成するだけでない議会
② 地元の利益誘導を要望するだけでない議会
そんな議会を目指す、ということです。
地方自治体は「二元代表制」といって、「市長」と「議会」が
それぞれ市民に選ばれて、そのお互いが議論して政治が進みます。
だから、①のように、市長の提出した議案を追認(ついにん)するだけでは
その在り方・必要性に疑問すら持たれてしまいます。
そこで、議会として、今まで以上に力を発揮するようにしよう、
というのが議会改革の根底です。
では、力を発揮するためには何に取り組むべきか?
ポイントはそこです。
その中で、現在進められているのが、『議会基本条例』です。
2日目の分科会で、詳しく話をしてきたので、
明日、詳しくお伝えします。
~ つ づ く ~
先日、サラリーマン時代の知人から
「議員って議会のない時、どうしてるの?―」
と、聞かれました。
議員全般がどうしているか・・・はわかりませんが、
私はこの間、ご報告をしているように可能な限りの勉強会に参加しています。
・・・実は、勉強会を主宰する側もそれを分かっていて、
この時期(7月~8月)に多くの勉強会が開かれるのです。
そんなわけで、今日のブログは
先月の26日(土)と27日(日)に参加した
~変えなきゃ!議会 市民と議員の条例づくり交流会議2008~
議会改革はいま
-市民自治体を目指して
の報告です。
----------
この勉強会で話し合われたことは、全体でいえば
「今のままの議会では良くない。変わっていかなければ!」ということです。
では、どう変わるべきか?
一言でいえば、
① 市長の出してきた議案をただ賛成するだけでない議会
② 地元の利益誘導を要望するだけでない議会
そんな議会を目指す、ということです。
地方自治体は「二元代表制」といって、「市長」と「議会」が
それぞれ市民に選ばれて、そのお互いが議論して政治が進みます。
だから、①のように、市長の提出した議案を追認(ついにん)するだけでは
その在り方・必要性に疑問すら持たれてしまいます。
そこで、議会として、今まで以上に力を発揮するようにしよう、
というのが議会改革の根底です。
では、力を発揮するためには何に取り組むべきか?
ポイントはそこです。
その中で、現在進められているのが、『議会基本条例』です。
2日目の分科会で、詳しく話をしてきたので、
明日、詳しくお伝えします。
~ つ づ く ~
2008.08.02
こんにちは。
勉強会の2日目は、分科会です。
5つの分科会のテーマがありました。
● 医療・介護・社会保障危機と地域
● 財政健全化法と道州制
● 新指導要領と地域の教育
● 食糧危機!脳の安全と地域農業
● 外交・安全保障と地方議会
です。
これを見ると、今、全国の地方議会で
どのようなことが問題になっているか、お分かりいただけるかと思います。
私が参加したのは、
「医療・介護・社会保障危機と地域」です。
最初に各自治体の「公立病院」の状況を報告し合いました。
和光市には、市立病院はありません。
※埼玉病院は、元 国立病院で、今は「独立行政法人」となっています。
ニュースなどでは聞いていましたが、
実際にその地方の議員に話を聞くと、ほとんどが赤字経営でした。
また、介護事業所についても報告があり、
青森では次々事業所が撤退しているそうです。。。
こうした切実な実情報告がありました。
・・・この分科会を通して、私としては
「地方議会で何が出来るか?」
「国の制度を変えるためにはどうするか?」
「現行制度のままでも、自治体としてプラスアルファの良い政策はないか?」
といったことが深められれば・・・と思ってましたが、
残念ながら、時間が短く、そこまでは出来ませんでした![](/emoji/D/197.gif)
今回の勉強会に参加したことで生まれた縁もありますので、
引き続き、他自治体の例を参考に、和光市の議会に提案していきたいと思います。
【おしらせ】
和光市議会の「9月議会」は、
8月28日(木)に開会予定です。
勉強会の2日目は、分科会です。
5つの分科会のテーマがありました。
● 医療・介護・社会保障危機と地域
● 財政健全化法と道州制
● 新指導要領と地域の教育
● 食糧危機!脳の安全と地域農業
● 外交・安全保障と地方議会
です。
これを見ると、今、全国の地方議会で
どのようなことが問題になっているか、お分かりいただけるかと思います。
私が参加したのは、
「医療・介護・社会保障危機と地域」です。
最初に各自治体の「公立病院」の状況を報告し合いました。
和光市には、市立病院はありません。
※埼玉病院は、元 国立病院で、今は「独立行政法人」となっています。
ニュースなどでは聞いていましたが、
実際にその地方の議員に話を聞くと、ほとんどが赤字経営でした。
また、介護事業所についても報告があり、
青森では次々事業所が撤退しているそうです。。。
こうした切実な実情報告がありました。
・・・この分科会を通して、私としては
「地方議会で何が出来るか?」
「国の制度を変えるためにはどうするか?」
「現行制度のままでも、自治体としてプラスアルファの良い政策はないか?」
といったことが深められれば・・・と思ってましたが、
残念ながら、時間が短く、そこまでは出来ませんでした
![](/emoji/D/197.gif)
今回の勉強会に参加したことで生まれた縁もありますので、
引き続き、他自治体の例を参考に、和光市の議会に提案していきたいと思います。
【おしらせ】
和光市議会の「9月議会」は、
8月28日(木)に開会予定です。
2008.08.01
こんにちは。
7月30日・31日と参加してきた
全国地方議会交流会 の勉強会の報告をしたいと思います。
この集まりは、どちらかというと、“市民派”と呼ばれる議員さんが
多く集まっている勉強会でした。
そのため、今までにはない「考え」、「議題」に触れることができました。
また、議会報告をしっかりとやっている人も多く、
まるで、議会報告チラシの見本市のようでした![](/emoji/D/168.gif)
← これでも全体のごく一部です。
さて、2日間の日程のうち、初日は講演が中心でした。
--------
講師に、京都大学名誉教授 本山美彦 氏を招いての
「日米関係と地方自治 ~姿なき占領~ 」というテーマでした。
ざっくりお話しすると、
無理に経済をアメリカ型にする必要はない!という話だったと思います。
日本のように創業100年という企業が続く…というのは、
アメリカでは珍しいことだそうです。
また、他の本で読んだことですが、
アメリカの転職率は30%。
日本は終身雇用が崩れたと言われている今でも、転職率は5%です。
だから、技術やノウハウの蓄積が出来る。
そのことを再認識すべきだ、ということでした。
また、「姿なき占領」とは、どういうことかというと
地方債の格付けという話です。
→ 地方自治体が発行する「借金」のことで、
国が発行した場合は「国債」とよばれます。
ざっくり言うと、将来的な可能性として・・・
・海外の「債権格付け会社」が地方債の格付けをする。
↓
・それを海外の投資家が買う。
↓
・地方自治体の資金を、海外の資本が持っている状態
(=姿なき占領)という状態になる。
ということを示唆されていました。
また、これは他の本で読んだことですが、
「国土」についてもこうした例はある、ということでした。
それは、ゴルフ場で起きています。
・ゴルフ場の権利を海外資本が取得する。
↓
・日本の土地を合法的に外資が持っている。
すごく複雑な関係のもとでの話ですが、
日本とアメリカの立場の違いを、改めて認識していく必要があると感じます。
その他、前 岩国市長の講演を聞き、初日は終了しました。
⇒2日目は、医療・介護・社会保障の分科会に参加しました。
その報告は、明日。
7月30日・31日と参加してきた
全国地方議会交流会 の勉強会の報告をしたいと思います。
この集まりは、どちらかというと、“市民派”と呼ばれる議員さんが
多く集まっている勉強会でした。
そのため、今までにはない「考え」、「議題」に触れることができました。
また、議会報告をしっかりとやっている人も多く、
まるで、議会報告チラシの見本市のようでした
![](/emoji/D/168.gif)
さて、2日間の日程のうち、初日は講演が中心でした。
--------
講師に、京都大学名誉教授 本山美彦 氏を招いての
「日米関係と地方自治 ~姿なき占領~ 」というテーマでした。
ざっくりお話しすると、
無理に経済をアメリカ型にする必要はない!という話だったと思います。
日本のように創業100年という企業が続く…というのは、
アメリカでは珍しいことだそうです。
また、他の本で読んだことですが、
アメリカの転職率は30%。
日本は終身雇用が崩れたと言われている今でも、転職率は5%です。
だから、技術やノウハウの蓄積が出来る。
そのことを再認識すべきだ、ということでした。
また、「姿なき占領」とは、どういうことかというと
地方債の格付けという話です。
→ 地方自治体が発行する「借金」のことで、
国が発行した場合は「国債」とよばれます。
ざっくり言うと、将来的な可能性として・・・
・海外の「債権格付け会社」が地方債の格付けをする。
↓
・それを海外の投資家が買う。
↓
・地方自治体の資金を、海外の資本が持っている状態
(=姿なき占領)という状態になる。
ということを示唆されていました。
また、これは他の本で読んだことですが、
「国土」についてもこうした例はある、ということでした。
それは、ゴルフ場で起きています。
・ゴルフ場の権利を海外資本が取得する。
↓
・日本の土地を合法的に外資が持っている。
すごく複雑な関係のもとでの話ですが、
日本とアメリカの立場の違いを、改めて認識していく必要があると感じます。
その他、前 岩国市長の講演を聞き、初日は終了しました。
⇒2日目は、医療・介護・社会保障の分科会に参加しました。
その報告は、明日。
2008.07.30
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