井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
昨日から「決算審査特別委員会」がはじまりました。
決算書や、その他、資料を見て
税金が効率的に使われたかをチェックします。
決算書 には・・・
このように、細か~く数字が並んでいます。
(※この写真、及び下の数字は昨年度実績より引用してます。)
例えば、「小学校維持管理費」
消耗品費 24,092,671円
燃料費 579,347円
・・・
・・・
のように1円単位で報告されます。
(※ちなみに予算は、千円単位で予算書に記載されています。)
但し、決算の審査をする・・・といっても
ひとつひとつを電卓を弾いて、「この合計額の足し算は合ってるか?」
ということは、原則、する必要はありません。
それをするのは、監査という仕事です。
あくまでも、その金額を使って行った政策が
「和光市民の役に立っているか?」という視点で見ていくものだと、思っています。
決算審査は、来週の水曜日まで行なわれます。
(9/3(水)の8時10分に、この記事を書いています。)
昨日の「議案に対する質疑=総括質疑」のご報告です。
総括質疑とは、自分の所属していない委員会に振られた議案について
質問をすることです。
あくまでも、“質疑”なので、自分の主張を述べることはできません。
質問回数も、3回までと決まっています。
私は文教厚生委員会に所属しているので、
「総務委員会」と「市民建設委員会」の議案について質問できます。
今回、私が質問したのは「補正予算」のうち、
Q1、太陽光発電システム購入の補助金が、100万円上乗せされた。
今後も申請に応じて、拡大していくのか?
Q2、清掃センターで、設備の一部が経年劣化し、緊急の修繕が必要となった。
それは事前に予測できなかったのか?
という点です。
A1=今年からの補助金制度なので、申請数を上手く見極めていきたい。
A2=劣化は把握していたが、定期修繕の中では対応しなかった。
といった回答でした。
各議員はこの総括質疑で明らかになったことをさらに調べて、
自分の委員会に臨みます。
普段は、この総括質疑の翌日には委員会が行なわれますが、
今回は決算委員会が間に入るので、委員会は来週の11日(木)です。
では、私はこれから今日より始まる「決算審査特別委員会」に
傍聴参加してきます。
今日から9月です。
9月議会が本格的に始まります。
「気持ちを一層引き締めて活動しよう!」という誓いを立てた本日、
ちょうど良いタイミングで、「取材記事」 が掲載されました。
朝日新聞 朝刊 第3面
「あしたを考える
~ロスジェネ議員 2年目の熱い夏~」
という特集です。
※その記事を見て、HPやブログを
ご覧いただいている方もいるかと思います。
今日はその記事に少し補足する形で・・・
でも、記事を読んでない人にも、その記事の内容がわかるように、
ブログを書き進めたいと思います。
最初にお話ししますが、
「ロスジェネ」というのは、ロストジェネレーションの略です。
ロストは「失う・さまよう」の意味、
ジェネレーションは「世代」の意味で、
フリーターやニートなどの多い、25~35歳の世代を指します。
その世代の地方議員に関する特集です。
私は選挙前(07年4月)に取り上げていただき(※この時は匿名)
その後、当選後の07年6月に「ロスジェネ候補のその後」ということで
取材を受けたことがあります。
※その記事の内容は、配るホームページ(=チラシ)第7号に
載せています。よければご覧ください。
↓
http://inouewataru.com/data/kubaru-7.html
今回はその後の“追跡取材”・・・といったところでしょうか。
この取材を受けたのは、ちょうどお盆のころ。
記者の方と2時間ほど話をしました。
その取材の中で、
・この1年半の≪成果≫
・現在≪困っていること≫
・当選前と当選後の≪ギャップ≫
・議員の≪やりがい≫
など色々なお話をしました。
その中で、一番記者の方から一番突っ込んで聞かれたのは、
今回記事になっていた
「原油高騰でチラシ代が4割も上がった!」というエピソードです。
予想通り、そのことが載っていました(^_^;)
食料品やガソリン代・・・様々な物価上昇が生活を苦しめる中、
私はこんなところでも影響を受けています。
↓↓ ここから先は記事に載っていない話です。 ↓↓
・・・でも、それを言い訳に活動を縮小したくないと思っています。
なので、値上がり後も引き続きチラシを作り続けています。
それに。
ただ「高い!!」と文句をいうのでは政治家として工夫がありません。
最近は「配るブログ」と題して
手のひらサイズのチラシも取り入れています。
通常のチラシの10分の1のコストで出来ます。
切ったり、折ったりするのは大変ですが・・・。
これからの若い世代の議員は、こうした環境をどうクリアするか・・・というところも
腕の見せ所、他の議員との差別化につながるんじゃないでしょうか。
・・・さて、ここまでで随分長くなってしまいました。
この他にも
・議員報酬について
・兼業について
・頑張った議員に活動費が支払われる仕組みづくり etc
などが記事になりました。
この先の9月議会の報告と合わせて
今後、少しずつ触れていきたいと思います。
~ つ づ く ~
こんばんは。
今日もすごい雨ですね...
昼間は都内にいたのですが、12時15分頃
急に降りだした雨にちょうど遭遇・・・。ビショビショになってしまいました。
さて、木曜日に綴った
『9月議会開会…そして、定数削減へ』について補足します。
「なんで急に定数削減???」
・・・って思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、私が議員になる前の話・・・、私の選挙が平成19年の4月ですので
その約半年前、平成18年の12月議会で
この定数削減については、深く議論されていたのです。
私も注目してみていたので、当時のことを覚えています。
「私は削減に賛成しました。」という議員もいたし、
「まだ時期尚早だ」といって反対した議員もいました。
結果、「削減に反対」という声が多数で、実現しませんでした。
これが、この時、和光市議会が出した結論でしたが、
その後、新座や志木など周りの自治体は
相次いで定数を削減していきました。
また、全国でもその動きは大きくなっていました。
改選後、各会派の代表が集まって議会改革について
「議会運営委員会」で話し合われることになりました。
その中で、定数削減も改めて話されてきました。
知っておいていただきたいことは、
議会運営委員会は全会一致が原則。
議運では、共産党・社民党が反対したため、
議運で結論を出す、ということが出来なかったのです。
そこで、「議員提出議案」として
今回、定数削減議案として提出されたわけです。
結果、議運で反対していた共産党・社民党は反対。
残る16名の議員が賛成し、可決されました。
これが、今回の経緯です。
おわかりいただけたでしょうか???
最後に。
22人の定員が18人になる。
22÷18=1.222222・・・・
つまり、単純に言えば、今までより「責任」が
1.2倍になるということです。
実際に削減されるのは、次回改選時です。
ですが、今から、そのことを意識して、これまでの1.2倍・・・
・・・と言わず、1.5倍くらいの働きができるようにしたいと思います。
本日から9月22日までの会期で
和光市議会 9月議会 がスタートしました。
9月議会のメインは、「決算審査」。
昨年度(19年度=07年4月1日~08年3月31日)、
どのように税金が使われたのかをチェックします。
私は昨年、“決算委員”になったので、今年はメンバーではありません。
ですが、出来る限り、【傍聴】というかたちで委員会に
関わろうと思っています。
さて、初日の今日も、いくつかの議案の審議がありました。
(※委員会で審議を行なわない議案は初日に行います。)
主なものは、
・教育委員会の委員を決める議案
(⇒3名が任期満了なので、新たに3名を決める。)
・地方自治法が改正されたため、修正する必要のあった議案
(例) 議員の政務調査費に関する条例
(例) 都市計画税条例
などです。
そして、タイトルに書きましたが、
今日、議員自らの提出による議案=議員定数削減条例 が
可決されました。
賛成16 VS 反対5 での可決です。
これにより、次回の選挙から現在22名の定数のところ、
18名定数で選挙が行なわれます。
ちなみに・・・
次回選挙までに誰か辞めた場合。
これまでは、「定数から人数が欠ける」ということで、
繰り上げ当選や補欠選挙を行なう必要がありました。
しかし、この条例の成立を受けて、4人辞めない限りは
その必要はなくなりました。
明日、どんな審議だったか、ご報告したいと思います。
~ つづく ~