井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2008.11.05
今日、アメリカの次期大統領がオバマ氏と決まりました。

勝利宣言の演説を生中継で聞きましたが、
「106歳の女性のエピソード」には思わず目頭が熱くなりました。
  (参考:http://www.asahi.com/international/president/obama/TKY200811050346.html


さて、オバマ氏も「政治はワシントンから発信されるのではなく草の根から」
言っていました。


私も、ちょっと国や永田町で決められる政策や法律に
挑んでみようと思っています。

それは、特区の提案です。


ある「規制」が存在するために実施できない政策がある、とします。
それを特別に免除してもらうこと「特区」といいます。


私が先日視察に行った沼津市
本来なら国で定められているカリキュラムは崩せないのですが、
特区の申請を行なって、規制を取っ払い
英語や読解の授業=「言語科」の授業をしているのです。


私も、今回、この特区に提案を寄せてみました。

まだ提出締め切りを過ぎておらず、審査も行われていないため、
案件の詳細をお伝えできませんが、何らかの変革につながれば…と
願っているところです。





2008.11.03
こんにちは。

昨日に引き続き、10月19日(日)に行われた
和光市防災訓練の模様をお伝えしたいと思います。

なお、この日の開会時点の参加者は1,453名でした。




これは、「マンホールトイレ」の写真です。

総合体育館の1階駐車場には、マンホールが数多く設けられており、
その上に、写真のように「囲い」と「便器」を設置することで
トイレになるのです。





これは、同じマンホールトイレでも「障害者用」です。

私は震災の経験から、トイレの苦労は肌身で感じています。
議員になった最初の一般質問で、「防災」テーマを取り上げた時も、
トイレ対策について質問しました。

この総合体育館の設備は、確かに安心を高めてくれます。

・・・ですが、市民全員が総合体育館に避難できるわけではありません。
これからも、取り得る対策を拡げられるよう、尽力したいと思います。

(関連記事 : 最近、新聞に載った「災害時のトイレ難民」の記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081027-00000596-san-soci



次は、消防車による、高所救助訓練です。





余談ですが、消防隊員の方から聞いた話ですが、
人は高さ13メートルが一番怖い そうです。(マンションの4階程度)





最後は、ヘリコプターによる救助です。

こんなに近くで、ヘリコプターを見たのは初めてでした。
風圧・音ともに凄いものですね。

 
 だんだん近づいてきて・・・               救出の場面! 
    ⇒⇒⇒⇒     


なお、救出され役は、和光市役所の職員だったそうです。



最後に。

実は、今回の防災訓練、終わった後、市民の方から
「こうしたほうがよかった」「○○が不満だった」という声も聞きました。

この防災訓練は、近年の実施状況でいうと4年に1回です。
(確かに規模を考えると、そのくらいが限度かもしれません。)

なので、この反省が活かせる機会は随分先になりますが、
この点も是非市政に届けていきたいと思います。



    


2008.11.02
こんにちは。


今日は、西大和団地の防災訓練でした。

さすがに2週間前に和光市主催の防災訓練があったばかりだったので、
参加した方は(昨年に比べて)少なかったです。

ですが、今日参加してみての感想。

「市の防災訓練で、市としての防災体制を見た上で、
身近な防災訓練を実際に経験すること― 」

これはとても重要だと感じました。


市の防災訓練は大がかりではありますが、
その分、参加人数が多いため、直に経験することは難しい構成だったので、

今日は消防署の協力もあり、

・AED
・煙体験
・消化器訓練

を経験することができました。


さて。


先程から話に出している「和光市防災訓練」ですが、
まだこのブログには綴っていなかったので、その様子を
写真を中心にお伝えしたいと思います。





当日の朝は、各自治体ごとの集まって、会場となる樹林公園に
向かいました。

ぞろぞろ各方面から集まってくるその様子は、
ちょっと臨場感を感じさせました





これは、「救助犬」が救助を行っている様子です。





屋外での救助訓練の模様を見学した後、
参加者は総合体育館に配備されている防災備品
見て回りました。

この写真は、プライバシー確保のための「ついたて」です。
簡単に組み立てられるようになっています。

また、クッション性の素材で出来ていて柔らかい、ということと
断熱性もあるそうなので、例えば冬でも床に座るより
ずっと暖かく過ごせます。





これは、毛布で担架をつくる訓練の様子です。

2本の「物干し竿」と「毛布」でちゃんと人を持ち上がります。
これは私も覚えておこうと思いました。



                        【 明日につづく 】


 
2008.10.31
こんにちは。

今日が視察報告の最終日です。
訪れたのは、漁港で有名な「沼津市」です。


ここで実施しているのは、「言語教育特区」

「英語」の授業を小学校から行なっているほか、
「読解」という、文章読解だけでなく図・グラフなどを読み取る授業を行い、
合わせて「言語科」という新しい授業枠を設けて実施しています。


まず、なぜ沼津で言語教育なのか?

ひとつには、全国平均よりも沼津のこどもたちの
コミュニケーション能力が低いという調査結果が出たためです。

その現状を打破し、
「言葉を用いて積極的に人と関わっていこうとする態度の育成」を目指して
言語教育を沼津の教育の特色にすることにしたそうです。


また、市役所に行く前に、沼津のまちを歩いた時に聞いた話ですが、
沼津は漁業のまちだけあって、水産加工業の工場で勤める
ブラジルやペルーの南米系などの、外国人も多い
そうです


そうした外国人とのコミュニケーション手段として
力を入れる、ということもあるのだと思います。


さて、次に「特区」とはなにか?に触れたいと思います。

特区とは、国の制度・法律によって規制がある事柄に対し、
自治体の特徴に合わせて、その規制を別に外すことを認めてもらった地・区域
のことを指します。


学校のカリキュラム(及び授業数)は、国によって決まっています。
だから、勝手に他の授業を減らして、言語の授業を増やすことはできません。

そこで、沼津では、言語教育に力を入れるため、
生活科や総合学習の授業を削って、言語科に充てるという特例の許可を取ったのです。

これが「特区」です。


この沼津の言語科の取り組みは、特区として認められただけでなく、
今では全国的にも認められ、来年度からは文部科学省に申請をすれば、
どの学校でも実施できるスタンダードになりました。

和光でもやろうと思えば、
『教育課程特例校』の申請書を出すことで可能となるわけです。



・・・しかし、何事も「先駆者」として、取り組むことは大変です。

教育委員会の方から話を聞きましたが、
沼津の教育現場での先生方の努力は、並々ならぬものでした。

なんせ、小学生に英語を教えるとして、
そのテキストもなければ、そもそも小学校の先生方が
英語を教えたことがない
のです。

「拠点推進校」を定め、その学校を他校の先生が見学にいく・・・
というようにしてノウハウを広めていったそうです。



「読解」の授業もいろいろな工夫をされたそうです。

美術の先生ならば、絵からの情景の読み取りの授業

理科の先生ならば、実験レポートの中で言語の指導をする  など・・・。

様々な取り組みがあったそうです。


一番面白かったのは、
小学校ではアルファベットの綴りや単語練習はしないという点です。

あくまでも、言語として話すことに重きを置いていることがよくわかりました。



最後に。

実際に、平成23年には小学校での「新学習指導要領」が始まり
英語の授業が始まります。

その時に向けて、こうした先進事例を大いに参考にして
準備をしていきたいと思います。



   
2008.10.30
こんにちは。

今日は視察の2日目の午前に訪問した
「三島市民生涯学習センター」の 報告です。

この生涯学習センターは、地上5階、地下1階の建物で
どこか、パルテノン神殿的な豪華さがあります。
        (=バブル時代に出来た建物だそうです。)




この写真は、玄関から上を向いて写した写真です。
空間を非常に広く使っています。

この建物は、生涯学習センター(=公民館のような貸し館施設)
図書館が一緒になっていて、
1日平均 1,500人~2,000人の利用者が訪れています。


この施設を訪れた理由は、
和光市に、図書館の新設計画が上がっているからです。

10月8日に開かれた「政策会議」では、

 小中学校建設及び図書館建設の課題解決に向けて、
 10月1日から教育委員会事務局に担当職員が配置し、
 課題に対する取り組みの推進を図っていく。


となっています。


図書館を単独で建設する には、かなりの予算が必要です。

それならば、他の機能を兼ね備えた施設を考えたほうが
有益だと思っていました。


・・・しかし、この三島市民生涯学習センターの視察で
その考えだけではいけないことを知りました。


結論を先に述べると、

①複合施設は、開設後の変更や改修がしづらい。

②その施設を市民がどのような使い方・過ごし方をするかを
綿密に想定しないといけない。

ということです。


については、複合化することで、部屋の転用が出来るので
複合化は有益だと思っていました。
(例えば、多目的ホールとして作った部屋を図書館に改築する・・・と言った具合に。)

しかし、それは技術的に非常に難しいそうです。

つまり、最初に、それぞれの施設・機能に、どれだけのニーズがあるかを
綿密に把握しなければないけないのです。


また、については、休憩室を例に出して話してくれました。

複合化されたメリットとして、午前中は図書館、午後は市民講座と
丸一日、この施設で過ごす人もいらっしゃいます。

それなのに、お昼を食べられる
飲食可能な休憩スペースが狭かったのです。


 ←休憩スペースは1か所。約20席しかない。

その他にも、“よかれ”と思って取り入れた地下の機械式駐車場も
1台を出すのに、1分以上かかるそうです。

・・・つまり、30台目を取り出すことが出来るのは、30分以上かかるのです。

(なお、立体駐車場は、富士山の景観を壊してしまうので、
 設置できなかったそうです。)


このあたりも、事前に想定できるかどうかの勝負なんでしょうね。




最後に、図書館を見学して撮ってきた写真を
ご紹介したいと思います。




和光の図書館には揃ってないDVDコーナー。
非常に充実していました。





リファレンスコーナー。

今後の図書館は、「貸し出す」ということ以上に
求めている情報を調べる ことが出来るという機能が重要になってきます。

リファレンス=reference=【解説】 という意味です。






子ども用のカートです。
これは和光にも欲しいと思いました。



   
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