井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2009.01.22
こんばんは。

まずは、この写真 をご覧ください。

この写真は、和光市駅前の牛丼屋「松屋」さんの近くで
撮影したものです。





どういう状態かわかりますか?
自転車が逆さまになっています。

私はこの光景を1年半ほど前によく目撃したことがあります。


これは、こういう自転車の止め方が和光で流行っている・・・
というのではありません。

誰かが逆さまにしていくのです。


当時、この自転車逆さま現象が頻繁に起こったのは
ケンタッキー前に花壇による囲いが出来る前です。

改めて言いますが、あの場所(=駅周辺)
自転車放置禁止区域です。

にも関わらず、そこに止める人が多く、
通勤通学の妨げになっていました。


それに警告する意味で始まったのでしょう。
多いときには20台近くひっくり返されていた時もありました。

議員になって最初の一般質問でこの件を取り上げ、
花壇とポールの設置で、ケンタッキー前の放置自転車はなくなり
この逆さま現象は収まったとホッとしていました。


しかし、相変わらず、駅構内や牛丼屋さん周辺の放置禁止区域
放置自転車(=つまり、止めてそのまま電車に乗っていく人)があります。


その現状をみてか
最近、再びこの「逆さま現象」が起きているのです。


もちろん、この人の自転車を逆さまにする行為は
誉められることではありません。

もとの向きに直す時にケガをするかもしれませんし
トラブルになるかもしれません。


ただ、そもそもを考えると、
放置自転車をすることが一番の原因です。

皆、駐輪場代が掛かること、少し駅まで歩くことを承知で
駐輪場を利用しているのです。


「逆さまにされた。」という人が
一概に被害者だとは言えないはずなのです。

どうか、皆でルールを守って
二度とこの逆さま現象が和光で起こらないようにしていきたい
思います。




最後に。

当時(=1年半前)も感じたことですが、この一連の行動には
十分な対策 及び 効果が上げられていない市への不満
込められているような気がしてならないのです。

自転車政策に関しては毎議会ごとに
ほぼ何らかの形で取り上げていますが、この件を機に
更なる対策を進めてほしいと思います。


  

2009.01.20
こんにちは。


先日より報道の中で

「製造業で職を追われた方が大勢いる」
        ↓
「介護業界は人手不足だ」
        ↓
「それなら介護職に就いてもらえば一石二鳥だ」


という方策が紹介されています。


私もこれはいいことだと思います。

現実に介護業界の人手不足は深刻です。
(海外からの介護従事者の受け入れも間もなく始まろうとしているくらいです。)


しかし、実際にはそう簡単なものではありません。
今日はその話をしたいと思います。


私はサラリーマン時代にやっていたことは、まさに
「介護職員の派遣」でした。

一般的には、職員の急な怪我・病気などで人手が不足している施設に
すぐ対応できる介護職経験者を紹介するのが基本でした。

しかし、中には未経験者を受け入れていただくケースもありました。


その経験から、今、その方策を提唱されてる経済学者さんなどに
“製造業から介護職へ転身”について、申し上げると・・・

それは、決して簡単な転身ではない! ということです。


私の経験の中からお話ししますが、
介護以外の仕事をしていた方が、介護職への転身に成功するケース
おおよそ、5人に1人、長期的に勤められた人でいえば10人に1人と言っても
過言ではありません。


人それぞれ上手くいかない要因はありますが、
その主なものを挙げると・・・


<やる気が続かない>


最初のうちから、全ての介護技術を持っている人はいません。
だから、覚えるためにもなるべく同じ業務を繰り返してもらうことになります。

すると、製造業でもラインにならんで同じことを繰り返していたのに、
ここでもか!と・・・やる気を削がれる方がいます。

慣れるまでに必要なステップなのですが、教える側も余裕がないので
どうしても単純労働になってしますことがあるのです。


<体力が続かない>

今、申し上げたように、最初のうちは慣れるためにも
同じ業務を繰り返し、行うことになります。

すると、施設介護の場合、同じ業務をやるということは
同じ時間帯の業務シフトに入ることになります。

つまり、

早番=入浴介助中心
遅番=排せつ介助中心


と分けられていることが多いのです。

そして覚えるためには、繰り返すしかないので
早番なら早番の連続・・・、遅番なら遅番ばかり・・・・
というようになってしまうのです。

よく、介護は、早番・遅番・日勤・夜勤のローテーションをこなすのが大変・・・
と思われがちですが、その勤務が出来るのは、相当な経験者です。

例えば、夜勤は2人で50名を見るといった必要があるため、
夜勤を含めたローテーション勤務をこなすまでには
相当の技術と、経験、対応力が必要となるのです。


だから、その段階に行くまでに
「早番が毎日続くのは大変」といって断念してしまうケースがあるのです。


<介護以外の技術が追い付かない>


介護さえできれば続けられるだろう・・・と思うかもしれませんが
実は、介護以外の技術が追いつかず、続かなくなるケースもあります。

一番多い例は、パソコン技術です。

現在、介護記録を手書きではなく、パソコン入力で行なう施設が
多くなってきています。

その他、PDAで情報の確認、記録を行なう先進的な施設が
結構増えてきています。

若い方なら、日常で使うことがあるので、大丈夫かもしれませんが
年齢の上の方、特に、前職でまったくパソコンに触れてこなかった方は
キーボード入力、マウス操作すらできません。


すると、介護のほうは出来るようになってきたとしても、
若い方なら5分で終わる記録が30分以上掛かることがあります。

すると、次のシフトへの引き継ぎもできないし、
操作が出来ないので、他の人が入力した情報をパソコンから得ることもできないため、
利用者の状況がわからないまま介護することになり、危険なのです。


そして、施設側から見た場合、突き詰めれば、
他の人より入力時間が掛かっている その時間は残業なの?という問題も出てきます。


===


これが、続かない要因のあくまで一例です。

その他にも様々な理由があります。

いろいろありますが、
私の経験からいえば、人間関係が一番多いかもしれません。




こうした介護職への転身の場合は、逆に施設職員以外に
相談できる、そして、代わりに施設へ悩みを伝えてくれるということは
大切なことだと思います。

今、「派遣はNO」という話がマスコミでは中心ですが
こういう場合にこそ、間に入って調整する役割が必要なのではないかと
考えます。


それでも、転身された方を一生懸命サポートしても、残念ながら
長期的に続いた方というのは、5人に1人くらいなのです。


でも、だからこそ
未経験だった方が、ついには3年経験して介護福祉士になりました!
とその方から報告をもらえるた時はとても嬉しかったですね。



最後に。


続くかどうかは、ご本人次第でもあると思います。

先程のパソコン技術を例にあげますが、
そうした方向けに、会社で「パソコン講座」をやったことがあります。

そこに、積極的に参加した方は、
徐々にですが、パソコンスキルも介護スキルも身につけ
周りの信頼も得て、介護を続けています。

そういう講座には参加せず、施設の記録方針に文句を言い、
パソコンの練習がなんで出来ないかという言い訳をする方は
やはり介護の仕事のほうも続きませんでした。


国が、自治体が、企業が、介護施設が、派遣会社が、そして個人が。

担うべき役割を明確に 且つ 責任をもって取り組むことで
「介護人材の充実」と「雇用問題」が解決することを目指し、
私もこの課題に取り組んで行きたいと思います。



 
2009.01.17


1月17日 午前5時46分―


毎年、我が家では必ずその日その時間には起きて
家族でその時間を迎えるようにしています。


阪神淡路大震災から14年。

あの朝のことは、私は今も鮮明に思い出します。


「配るホームページ 第3号」でも書きましたが、
http://inouewataru.com/homepage.html#no3 )
あの揺れの中だと、避難するどころか
立ち上がって逃げることすら出来ませんでした。(当時、中学生。)

そんな私を心配して、
両親が膝をつきながら、私の部屋まで来てくれた姿―

本当に家族の大切さを感じています。



当時の話をひとつしたいと思います。



私は西宮市に住んでいましたが、より被害の大きかった
隣の芦屋市に友人がいました。

当時の情報では、その芦屋市は
水の供給も行われていないという話でした。
 (今、振り返って考えると、情報が錯綜していました。)

そこで、私が西宮の給水車からもらった水を自転車で届けることにしました。
もちろん、電話も通じないし、友人宅にいるのかもわからなかったのですが・・・


阪神高速道路が倒れている映像は皆さんご存じだと思いますが
芦屋に行く途中に、その光景を目の当たりにしました。

言葉に出来ない・・・とともに
なにか・・・「このままそばにいるのが怖い、そばにいてはいけない」
と、いう思いがしました。


芦屋に到着すると、
友人のいた地域は比較的被害も少なく、無事でした。
ホッとしたのを覚えています。


帰り道。

自転車の後輪がパンクしました。
道が亀裂・ひび割れでガタガタになっていたこと、長距離走ったことが原因でしょう。

3時間以上掛けて歩いて帰りました。

自転車のホイールがガタガタになるのを防ぐため、
瓦礫の中から見つけた「ミニ四駆」(モーターで走る車の玩具)
自転車のタイヤの下に敷いて、転がして帰ってきました。

今考えると、よく思い付いたアイディアだったな・・・と
思いますが、実際、自転車屋さんなんか営業してなかったですからね。。。



先日、和光市でも「防災訓練」が行われました。

ある意味、完璧な(?) 準備のもと行われたわけですが、
地震や災害があったときには、そんなに物・人員とも揃っているわけがありません。

さっきのミニ四駆の代用の話ではありませんが、備えを充実させるとともに
いかに「そこにあるモノ」、「そこにいる人」で対応できるか、が
災害時のポイントであるように思います。




今後も、毎年この日には、震災に関する話題を取り上げたいと思います。
次回は・・・(1年後ですが)「簡易給食」のお話しをしようかと
思っております。



 

2009.01.16
こんばんは。

先日(1月9日)のブログに
「 マジ!? めっちゃ遠い!(>_<) 」 ~総合体育館の話~
という記事を載せました。

※詳しくはコチラ。

http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/455/


この記事の中で
駅前の「市内案内板」(※写真参照)


について、新しく出来た総合体育館の位置が
この案内板に載ってないことを書きました。



すると、このブログを見た市役所の
職員さんが早速動いてくれました。
      




このように、シールで示されていました。


この他にも

・新倉ふるさと民家園
・南地域センター
・新倉高齢者福祉センター
・向山地域センター

のシールが貼られていました。


特に「新倉ふるさと民家園」は、確かに北口側にあるのですが、
市では観光や文化振興の点で重きを置いています。

こうしたものが漏れていたのは、ちょっと残念ですね。


最後に。

総合体育館のPRについての、次の手は和光市駅の改札のところに
つり下がっている

←南口  |  北口→

っていう「案内標識」に
総合体育館を加えてもらうことではないでしょうか?




2009.01.15
こんにちは。

今、国会で審議されている「定額給付金」。


もし、支給されたら和光市では、どうなる?

というのをお話ししたいと思います。


まず、総額いくらになるか

単純に考えると、
一人あたり12,000円 × 人口76,769人=921,228,000円 (およそ9億2,122万円)

これに高齢者と子どもに「+α」で、8,000円加算があるので、
市の試算では合計で、およそ11億円 となっています。


・・・凄いですね。

この11億円というのは、市の年度予算を約220億円と考えた場合、
その5%に相当します。

小学校に関わる予算の総額が8億円ほどですから
それを上回る額です。


また、和光市は来年度、この金融危機の影響を受け、
市税の収入が10億円程度減少する・・・と試算されています。

そのほぼ同じ額が、市民全体で見れば、定額給付金の形で入ってくるわけです。


また、給付事務は自治体が行うとされているわけですが
その費用は 和光市の負担 で行います。


給付するために必要な
事務経費は2,500万円 と算出されています。


また、実際に支給するとなると

●住民情報を「戸籍住民課」が管理し
●振り込め詐欺対策を「くらし安全課」が行ない
●実際の入金作業を「財政課」が行ない・・・

というように全庁的な業務となり、多くの職員が関わることになります。
上の事務経費に加え、見えない費用が出ていくことになります。


定額給付金自体も、こうした事務費用も
元々は税金なんだという点を忘れずに国会では審議してほしいと思います。








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