井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2009.05.09
こんばんは。

昨日、「和光市長選挙 公開討論会」
和光市役所横のサンアゼリアで開催されました。


とても面白かったです。

そして、議員としては非常に怖い・・・とも思いました。
それほどまでに、政治家としての本質を見抜かれる場である、と感じたからです。


少し詳しくお話します。


おそらく、会場には200~250名の方が来ていたと思います。

私は朝霞の市長選挙の際の公開討論会を見に行きましたが、
その時よりも、出席者の関心が高いように感じました。



候補予定者は「パネラー」として参加し、コーディネーターの司会で進行されます。


既に示されたテーマに沿って事前に回答(=ローカルマニフェスト)を提出しており、
それは会場の参加者にも配られています。

○現状認識と将来ビジョン

○今すぐ行う政策

○4年間かけて行う政策

○行財政改革には何をするか?

○和光市の経済活性化のために何をするか?

○その他、取り組む施策


各テーマごとに与えられる時間は3分間



そして、その後、コーディネーターから、質問がきます。

・政策がカブっている場合は、「他の候補者との政策の違いは?」 や

・独自の政策を掲げた場合は、「もっとく詳しく説明してください。」

のような質問があります。


それを即興で1分で答えなければなりません。


その「3分」、「1分」という限られた時間でちゃんと受け答えできるか?も
市長として試されている部分なのだと思います。



さて。


私は前にお話ししたように、
同じ会派 松本たけひろさんの応援をしています。
http://matsumoto-takehiro.com/


その、ひいき目をなくしても、私は今回の討論会では
最も松本さんの討論が充実していたと思います。


それは、「頭がいい」とか「弁が立つ」とかの問題ではないですね。
どれだけ、自分でマニフェスト(=政策)を作ってきたか?の差です。

自分の足で市内を回って、
限られた範囲(※地域・人間関係)だけでなく、広く広く声を聞いて回っている
松本さんの言葉は、説得力が違いました。


だからこそ、コーディネーターの質問にも答えられる。


政策に著作権はない―

以前、政治漫画に載っていた言葉です。


でも、それを自分の「政策」にするには、ただ言葉や文字を並べただけでは
こういう公開討論会のような場では、通用しないんだな・・・・ということを
感じました。


松本さんのマニフェスト作成に、私も参加してきました。
http://matsumoto-takehiro.com/manufest.html


・どの政策を示すか? 

・その課題の解決に、どういう方法がベストか?

・どのような表現で伝えるか?

・達成目標年月をいつまでに設定するか?


間違いなく、どの陣営よりも多くの時間と労力を費やしてきました。

「とにかく選挙は戸別訪問しろ!」というスタンスの選挙通の人には、
「なにに時間かけてんだか。。。」と首を傾げられるかも・・・しれません。

それくらい、本気で、本気で練ってきたマニフェストです。


でも、その当初、多くの時間を掛けてきた差が、
公開討論会の場では参加した市民の皆さまにも伝わったと思います。


※今朝の朝刊(朝日・日経・読売・毎日)に折り込まれています。
  (その日の深夜にいうことではないですね。)


もちろん、この討論会だけで決まるわけではないのが選挙です。

いよいよ、明日 5月10日から
和光市の未来を決める選挙が始まります。


各候補者から、(おそらく)マニフェストが示されるはずです。

私は議会で、数度にわたり、
マニフェスト選挙にしよう!と質問をしてきました。
(※そのためのマニフェスト作成補助も、今回から適用されます。)

今回の候補者は、現職市長ももちろん、松本さんも、もう一人の方も
議場でその話を聞いていました。


抽象的でない、あとからキチンと検証できる政策が示され、
それをもとに市民が投票の判断が出来る状態を各候補者が作っていただくことを
心から願っています。















2009.05.07
こんばんは。


さて、明日(5/8・金)に、朝霞青年会議所主催の
『公開討論会』が行われます。

場所:サンアゼリア(市役所横の市民文化ホール)
時間:午後7時からです。

いわゆる、相手の政策を叩き合う討論会・・・ではなく、
己の政策を積極的にPRするという手法です。


(本気のバトル!!・・・ってのも見てみたい気がしますが。)



ルールは定まってて、好きな政策だけを語るのではなく、
コーディネーター(=司会者)から事前に項目は告げられているので
それに沿った形での議論が進められます。


例えば・・・・

○今すぐ行う政策

○4年間かけて行う政策

○行財政改革には何をするか?

○和光市の経済活性化のために何をするか?
 (⇒さすが、青年会議所の目線です。)

などを各候補予定者が語り合います。


市の公的行事という位置づけではないので、
あまり大がかりな宣伝が出来ないので、ご存知ない方もいるかもしれませんが
投票を決めるひとつの判断材料になると思います。

公開討論会。

是非、会場に足をお運びください。


2009.05.05
こんにちは。

「臨時議会」での再調製予算について、
先日のブログで、私の着眼点を載せました。

それは…

①ハコモノ事業の見直しを含む、根本的な予算削減に向けた
対策が取られているかどうか

②財政上の危機意識は強く持ったか?

③より必要な施策(子育て・教育等)に対して予算のウェイトは図られたか?

という点です。


予算の変更点を中心に見ていくと・・・



◆「事業仕分け」があらたに予算化

これは、市役所がやっている仕事(=事業)を
・市役所がやるべきか?
・民間企業や市民団体が行うほうがいいか? を分類していくことです。

私は実は、今回の予算再調製こそ「市役所による事業仕分け」、という視点で
みておりました。

つまり、3月議会で指摘した
「ハコモノ事業の見直しを含む、根本的な予算削減に向けた対策」
とは、事業単位で、必要か不要かを判断するしかありません。

臨時議会までの1ヶ月という限られた時間しかありませんが、
そのチャンスであったことは間違いないはずです。

今回の再調製予算では、私のイメージするような
大胆な取捨選択までは行なうことはできませんでした。

ただし、今回、この「事業仕分け」の予算化がされたことは
行政のスリム化の一歩と考えます。


◆地デジ液晶TVの購入の先送り

地デジ液晶TVを公民館の職員用の部屋に買う・・・という予算が当初ありました。
「財政上の危機意識が薄いこと」の一例として、示したものです。

これは、先送りになりました。
ちなみに理由は
「全公共施設を一括で切り替えを行なったほうが、効率的」ということでした。

これはこれでよかったと思います。
(自治体への地デジTV切り替え補助金の話も出ていますし。 )

ただ、このTVが削減されたから、危機意識が高まったと
言いたいワケではないのです。

肝心なのは、危機意識を持って、①のような方法を取ってほしい、ということです。


◆交通指導員の増員については、審議の対象外

さて、
より必要な施策(子育て・教育等)に対して予算のウェイトが少ない
については、十分な変更があったとはいえません。

それは、再調製予算で、大きく変化した項目がないからです。

(逆に、第4小学校の体育館耐震工事が1年先送りになりました。
・・・但し、「工法などはもう一度検討する余地がある」という考えを
私たちの会派では共有しているので、その点を再度煮詰めていきたいと思います。)


一方で、予算書には、

予算額をいじっていないため、今回の議会での審議対象ではなかったが、

良く調べると、担当部署レベルで、政策的に調整がなされていた
・・・


という点もありました。


その一例をあげると、3月議会で陳情のあった「交通指導員」です。

陳情を受け、取りやめ予定だった箇所が「復活」したポイントがあります。

本来なら、『増員』なので、予算は『増額』され、
今回の議会で審議されるはずです。


・・・しかし、予算の変更点の一覧に、この件は載っていません。

つまり、予算総額はいじらず、例えば、
「警備会社への委託1名分」を「シルバー人材センター2名分」へ置き換える、という方法が
取られていたのです。

(※専門的な警備会社のほうが値段が高い。)

継続して配属されたことは私の願いですが、
単純に、「質より量」か「量より質」という選択にならないことを願います。



さて。


私たちは、改めて今回の予算に対する態度を示さなければなりません。

全体的な予算の構成を見ると、
3月議会で集中した「補正ありきの予算」という指摘は今回は必要ない、と判断できました。


あとは、上記の私独自のポイントが満たされたかどうか。


「完全に満たされた」と納得するのではありませんが
これ以上、暫定予算での執行を続けることは影響も大きくなります。

私は今回は「賛成」しました。



もうひとつ。

今回の予算が示されたのとほど同時期に、
野木市長のマニフェスト的な政策チラシを拝見しました。


そのチラシに綴られた内容の多くは、予算書に載っていません。


つまり、野木市長も今回の予算は「土台=ベース」であり、
その上に、今度の市長選で選ばれたものが、「色」をつけていく、という認識のようです。


それならば、今回綴った
「十分に納得しきれない部分」は、次の選挙に託したいと思います。


5月8日(金) 19時から
サンアゼリア
(※市役所横の市民文化ホール)で
「公開討論会」 があります。(※朝霞青年会議所主催。)

是非、こちらで各立候補予定者の話・政策を聞いていただければと思います。


 

2009.05.04
こんにちは。

「その2」から「その3」まで、こんなにも間を空けてしまうとは・・・
前回に引き続き、反省です m(_ _)m

松本さんの手伝いに関わる中で、非常に多くの時間が掛かっています。
おそらく自分の市議会選挙の時よりも、長い時間、動いています。
(睡眠3時間を2週間続けたのは、今回が初です。)


それだけ、「節目の選挙」と思っているからです。

ただ、そればかりでは、議員として
臨時議会の報告もまだ完結出来ていません。これはいけません・・・。

このブログの後、すぐ再開します。




市長選って、なぜ、こんなにもやることが多いのか?時間が掛かるのか? 

・・・自分でも不思議でした。



それは、「市議選との違い」だと思います。


市議選と違って、より具体性をもって政策を語るため
「マニフェスト」を作ります。

これが、本当に時間が掛かりました。。。

デザインとかではなくて、中身です。


幅広い市民の願いにこたえられているか?

それぞれがビジョンをもって、繋がっているか?

実現性があるか?  


現状認識を踏まえた上で、必要な政策か・・・?

など、様々な視点が必要です。


これらを市民の皆さんからもらった声をもとに作りました。


今回、このマニフェストつくりに参加させてもらい、
きっと私も議員として成長できていると思います。


ただ、そういうならば、臨時議会の報告もキッチリやらなければなりません。



明日のブログを、どうぞご覧ください。



2009.04.28
こんにちは。

昨日の続きで、再調製予算の審議についてです。

和光市には、「委員会」が3つあります。
総務・市民建設・文教厚生 です。

通常の議案や予算も、それぞれの専門の委員会ごとに審議します。

今回の予算も、その分野ごとに分けて審議します。
ただし、1つの委員会で尋ねることが出来るのは3回まで。


つまり・・・

井上:「○○はどういう予算ですか?」
市役所:「それは◇◇です。」

井上:「じゃあ、その○○の事業の効果はどれくらいを見込んでいるのですか?」
市役所:「△△程度を見込んでいます。」

井上:「では、その開催時期はいつですか?」
市役所:「▽月▽日を予定しています。」


これで3回です。(もちろん、1回あたり複数のことを尋ねることができます。)
なので、この3回の中で、予算の審議を掘り下げるのは、実は至難の業です。。。

明日は、その主な質疑をご紹介するとともに、
昨日綴った、「3+1」のポイントに満たしているかという判断についても
お話ししたいと思います。





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