井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2009.06.02
こんにちは。

先週、臨時議会があったと思うと、
次はいよいよ定例の 6月議会 がはじまります。

日程(予定)は、次のようになっています。

6/11(木)  開会
6/16(火)  総括質疑
6/17(水)  委員会
6/18(木)  一般質問(1日目)
6/19(金)  一般質問(2日目)
6/22(月)  一般質問(3日目)
6/23(火)  一般質問(4日目)
6/25(木)  採決・閉会      


今回の議会から、議員数は20名になります。
(市長選に伴い、2名が辞職したため。)


明後日4日(木)は、開会の1週間前=告示日と言います。

この日に、6月議会で話し合う議題が配られ、
そして、「一般質問」の受付がはじまります。


私のここ数日の活動は、一般質問の準備です。

内容は現在、調整中ですので、
改めてこのブログでご報告致します。


 
 
2009.05.31
こんにちは。

さて、今日は先日の続きで 臨時議会 の報告です。

今回の議案は、

公務員の夏のボーナスを0.20ヶ月分減額する ことを認めるかどうか?

という内容です。


※もし、よければ、このブログの前に5/28付の記事を
読んでいただけるとより分かりやすくなると思います。

http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/513/



先に結果を言いますが、賛成多数で可決成立
私も、賛成しています


この手の公務員の給与カットなど福利厚生が悪化する場合、
職員組合と縁の深い政党の人は、必ず反対します。
(だから全員賛成ということはあり得ません。)



さて、この議案について、どういう質疑や意見が出たかというと・・・
「Q」は議員の質問「A」は市役所の質問。)


Q、普通、人事院は8月に人事院が民間給与水準を調査し、その結果を
冬に反映させる。こんな時期に、しかも「特別調査」なんてひどくないか?


A、

まず、この時期に特別調査したのは・・・

金融危機を受けて、民間ではボーナスも出ない状況にある。
その中で、公務員は「業績」によって給与に影響がない・・・。

もともと、民間の給与水準に合わせて公務員の給与水準は
決まるのだから、この金融危機による民間の動向にも対応すべき。


それと、このまま経済不況が続いて、冬に一度に調整すると
ガクンと冬ボーナスが減ることになる。それよりも、夏・冬と分けて、
それぞれ少しずつ減らしたほうが、公務員にも影響が少ない。



Q、職員組合と交渉は決着したのか?

A、今回は時間がなくて、折り合いがついていません。



こんなやり取りです。




その他、反対派からは

・公務員の給与を減らすと、民間の給与がもっと減る。
・公務員が和光市で使うお金が減るから、地域経済に影響が出る。


という意見が出ました。


もちろん、公務員の方からすれば、減るのは痛いことです。
公務員にも若い方もいるし、子育て中で出費の多い方もいるでしょう。


また、今回の調査、並びに「人事院勧告」という制度が完璧とも思いません。

(今回で言えば、
・サンプル数が少ない&調査時期が早い
・ボーナス額の確定をしている企業が少ない
などの課題あり。)




ただし。


今回行われたボーナス水準調査も、
あくまでもボーナスが出る人=正社員を対象に行われたものです。

つまり、非正規雇用(パート・アルバイト・派遣など)の
ボーナスの出ない人の給与水準は対象になっていません


そして、今回のボーナス水準調査だけでなく、
例年行われる「人事院勧告」も、この非正規雇用の状況は
公務員の給与比較の元データにはなっていない
のです。



今回の調査結果でも、民間はボーナスが下がる、出せないという結果が出た・・・

そして、さらには、調査対象にもならない非正規雇用の人は
もっと厳しい状況に置かれている・・・


そうした状況の中では、
公務員の方にも、少し我慢していただくことはやむを得ないと考え、
今回のボーナスカットに賛成しています。


それと。


忘れてはいけないのは、つい1年半前、
民間も景気が良かった時は、その水準比較の結果、

・主任級までの公務員給与アップ
・ボーナスのアップ (+0.05か月)
・育児手当のアップ

などのプラスの改正を行なっていることです。
(この時は全員一致で賛成。。。)



以上のような、審議、また私個人の考えの末、賛成多数で成立しました。

ちなみに。

ボーナスカット(=0.20か月)は、

・新人だと4万円程度
・部長クラスだと10数万円程度

行われることになります。


【ポイント】

なお、「カット」といっても、「凍結」というのが正しい表現。
仮に、景気が上向けば、カットはなかったことになります。



以上で、報告を終わります。


なお、私は今回、
このブログで述べたような内容を賛成討論の場で述べております。


2009.05.29
こんにちは。

本日は、臨時議会が開催されました。
(松本新市長のもとで初の議会となります。)

議題は2つ。

①公務員(=市職員)のボーナスカット
②市長の給与カット


です。

議案の順番的には、①⇒②で審議したのですが、
今日の報告は、先に②市長の給与25%カットをお話しします。



市長の給与カットは、マニフェストに載せた項目で
“即実行”と書いてあります。


この条例は、賛成多数で可決されました。


さて、市長の給与に関しては、実は勝手に上げたり下げたりが
出来ないように出なっています。

※ 市長の独断で上げることが出来るようになっていると
ズルい市長がいたら、「給与アップ条例
」を出しまくりますからね(^_^;)
そんな市長はいないと思いますが・・・。



また、社会情勢に照らして、「もらいすぎ」や「少なすぎ」ということの
無いように、第3者が客観的に給与水準を見定める 報酬審議会というものが
あるのです。


今回の市長給与カット条例の争点は、
この「報酬審議会を経ないで、大丈夫か?」ということになりました。


本来ならば、「報酬審議会」に諮問するのが
正式な手続きかもしれません。


ただ、今回のようにマニフェストに基づき、
松本新市長に限る減額ということで、特別に条例を作りました。

そして、
「本則の報酬」は下げずに、個人的に、時限的に下げるという方法を取りました。


つまり・・・

例えば、職員が不正をしたり、税金の徴収ミスなどがあったとき、
市長が責任を取って「減給3か月の処分」とかやりますよね?

その原理を応用することにしたのです。


報酬の本則はそのままで、
「任期の4年間、給与を25%減給」する、ということになるわけです。


審議会を重視せよ、という意見もわかります。

ただ、あくまでも
「和光市長の給与を変更しよう」というのではなく
「松本市長の給与を変更しよう」という個人に紐付く方法
なので、
私もOKだと思っております。


それよりも、この厳しい財政状況の中、
(しかも、職員のボーナスカットを行う中で)、市長自ら
行財政改革の姿勢を示すことを、私は支持したいと思います。


ちなみに。


和光市のもともとの市長給与は、ざっくり言うと

84万円 です。


これの25%カットなので・・・・63万円 になります。


本則の額でも、県内で下から何番目という低い設定でしたが
減額後はまたさらに低い水準になっています。


「減額しても、仕事の質は下げない」と答弁した
その言葉を、是非市民の皆さまにも届けたいと思いました。












 

2009.05.28
こんばんは。

昨日ご紹介した『配るホームページ 第10号』
http://inouewataru.com/homepage.html#no10

前回(平成20年1月)の臨時会で職員給与の変更を
行った時の報告です。



改めて整理すると、

地方公務員の給与=国家公務員を参考。

そして

国家公務員の給与=民間の水準を参考。

という図式が成り立ちます。



ざっくり解説すると・・・

この民間の給与やボーナスの水準を調査し、国家公務員の給与の
水準を決めているのが人事院という機関です。

調査結果を踏まえ、公務員に「給与を引き下げよ」or「引き上げよ」と
勧告することを、人事院勧告といいます。


例年は、8月にこの人事院勧告が出て、その結果を冬に反映させます。

そのため、準備の早い自治体だと12月議会に給与水準変更の議案が出て、
遅いところでも、1月に臨時議会を開くことになります。


さて・・・・

普段は、こういった流れですが、今回の100年に1度の経済危機の影響で
民間企業は、大きな影響を受けており、ボーナスの減額どころか
支給されない企業も少なくありません。



そんな状況下、

公務員(国家&地方ともに)が、そのままの水準で
ボーナスを受け取っていいのか?
ということになり・・・

異例の対応で、緊急調査を行なった結果、
民間企業が平均で 10%のマイナスということがわかりました。


そこで、夏のボーナスから10%相当(元々2.15ヶ月分⇒1.95か月分)
減額することになったというわけです。


公務員の方も生活はあるわけですが、こうした削減は全国的な動きであるとともに、
前回の平成20年臨時議会では、給与アップしているので今回の減額は
必要な対応だと思っています。



市長給与の25%カットについては、
松本市長のマニフェストのひとつ。

私は、その行政改革を自ら率先する姿勢を支持したいと思います。











2009.05.27
こんばんは。

明後日、5月29日(金)に臨時議会が開かれます。

・・・普通は、定例議会であろうと、臨時議会であろうと
議会を開催する場合には、もう少し早めに連絡があるものです。

(前もって日程の打診は受けていましたが)
正式な連絡は、つい昨日のことでした。


これは、議会の招集は市長が行う からです。


新市長のもとでの議会なので、26日の就任を待って、その日以降しか
正式な招集が掛けられなかったんですね。


そんなわけで、明後日に開かれる臨時議会。

議題は、

①公務員(=市職員)のボーナスカット
②市長の給与カット

です。


まず、皆さんに知っていただきたいのは、「公務員の給与はどう決まるか―?」

その点については、以前作成した『配るホームページ 第10号』
ご覧いただければ、おわかりいただけるのではと思います。

http://inouewataru.com/homepage.html#no10


それでは、詳しい解説は、また明日に。

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