井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2009.07.03
こんにちは。
それでは、昨日の続きで話を進めたいと思います。
今回の一般会計補正予算で修正の論点となった、
「事業仕分けへの追加予算」は総務委員会の管轄です。
私はその総務委員会に所属してます。
そして、その総務委員会では、修正案に賛成をしました。
しかし、その後の本会議(=最終日)では、退席をしました。
この点について、ご説明と裏側をお話ししたいと思います。
まず、前提としてお話ししますが、
和光市議会では、委員会を行う前に、「総括質疑」を行います。
この総括質疑では、自分の所属していない委員会の
議題について質問することができます。
※当然、この「事業仕分け」について他の議員さんから質問が出ました。
そして、委員会を行ないます。
そこで、自身の委員会に付託された議案について「採決」を行います。
その後、一般質問を4~5日間、実施し、
最終日に本会議場で「全体の採決」を行います。
なので、基本的には、委員会で賛成とした人は、本会議でも賛成。
委員会で反対とすれば、本会議でも反対になります。
また、和光市議会は、3つの委員会(総務、市民建設、文教厚生)なので
3人以上の会派であれば、それぞれの委員会に会派から1人参加することになります。
そのため、委員会でよくあるのが
「△△さんが賛成ということは、あの会派の残りのメンバーも賛成ってことか」
という読みが成立します。
ようするに、基本的に会派は同調した動きを取る・・・という前提から来ているわけです。
但し!
ここ最近では、
「同じ人間が、委員会と本会議で全く正反対の立場をとるケース」もありますし、
「同じ会派の中でも、賛否が分かれるケース」も発生しています。
それぞれに理由はあります。
委員会と本会議の間の一般質問で、新しい情報が出てきたため
意見を変えたケースなどがあります。
さて。
ここまでが前フリです。
(長くてスミマセン。。。この先もどうぞお付き合いください。)
私は、総務委員会には、
前日までの総括質疑の中で審議された情報をもって挑みました。
そして、委員会が始まると・・・
思いもよらぬ勢いで「事業仕分けの追加分」についての質問が、
他の議員さん達から寄せられました。
Q1、追加した金額で何をやるのか?
Q2、費用追加した分、事業仕分けの件数は増やせるのか?
まずは、こういったところから質問が始まります。
事業仕分けに関する質問に対する答弁は
担当の政策課が行ないます。
Q1の何のための追加か? については、昨日もお話ししたように・・・
・仕分けする事業件数を増やすことを念頭に、日程を1日追加。
(本来は土日だったが、金曜日の夜を追加。)
・事業仕分けの前に、「講演会」を行ない、
市民参加や事業仕分けの必要性を伝える。
という答弁です。
Q2の事業仕分けの件数は増やせるのか?については、
「当初では、40件から60件と考えていました。
それが費用追加で件数が増えることはありません。」
という答弁です。
これらの答弁に対して、他の議員さんからは
「事業仕分けを否定しているわけじゃない。
でも、件数が増えないんじゃなぁ・・・」と難色を示す雰囲気が・・・。
その他、「講演会」にも質問攻勢は続きます。
Q3、金曜日の夜、駅近くの公共施設で行うというがその意義は?
Q4、誰を呼ぶんだ? 市長に人脈から選ばれた人物じゃないのか?
(講師料が、破格の4万円台だったため、そういう推測に。)
という点を突く質問が多くありました。
Q3については、
「サラリーマン(やOLさん)のようなライフスタイルの方にも、
仕事帰りに参加できるように。」
また、Q4については
「現在、選んでいる途中だが、政策課と市長とで、候補者を出し合い、
人物選定をしているところ」といった答えでした。
ということでした。
さて。
先にタネをバラしますが・・・
私以外は全員が
「この追加分は認められない。修正案を出して削るぞ。」と
委員会が始まる前から、準備していたのです。
(あ・・・共産党さんも知らなかったようです。。。)
・・・私は、何やら見えない動きがあるような気配は感じていたのですが
実態を把握することまでは出来なかったのです。
もちろん、ここで書いた質問は、そんな意図があろうが無かろうが
質問すべき項目だとは思います。
ただ、修正に向けた方向で質問が構成されていたのは事実でしたね。
・・・あとで振り返った時、
残念だったのは執行部の言葉が足りない点があったということです。
(委員会が終わった後に分かったことなので、今さら・・・ですが。)
例えば、先程・・・、
Q2の事業仕分けの件数は増やせるのか?については、
「当初の予定では、40件から60件と考えていました。
それが費用追加で件数が増えることはありません。」
という答弁だった、と書きました。
これは事実です。
ただ、本来の予算追加の意図は
「2日間だと40数件だったものを、
1日追加し、3日間にすることで、より60件に近づけることが出来る」
という政策であったことです。
確かに、「40数件」が「60件」まで増えたとしても、
当初の40件~60件という「枠」の間です。
そういう意味では、追加する前と比較しても、
40~60件という「枠」はハミ出していないのだから、
「増えません」という答弁がなりたちます。
例えば、
「当初も、40件から60件と考えていました。
それが費用追加で、60件を超える件数にまで増えることはありません。」
但し、60件に近づけることが可能になります。」
という答弁であれば、より本来の意図に近いモノだったかもしれません。
これなら、少し反応が違ったかもしれません。
ただ、議会は「言論の府」と言います。
だから、答弁や発言が全てです。
政策の目的や必要性をうまく伝えられなければ、そこまでです。
そういう緊張感を執行部も味わったはずです。
私も、改めてそのことを痛感しました。
さて、ここまで書いてみて、実はまだ
なぜ、総務委員会で賛成をしたのか?
本会議を退席したのか?
そして、そういう行動を取らざるを得なかったのか?
が語れていません・・・。
しかし、文字量的にここが一区切りかと思います・・・(^_^;)
すみませんが、さらに明日にまで
引っ張らせていただきます! m(__)m
~つづく~
それでは、昨日の続きで話を進めたいと思います。
今回の一般会計補正予算で修正の論点となった、
「事業仕分けへの追加予算」は総務委員会の管轄です。
私はその総務委員会に所属してます。
そして、その総務委員会では、修正案に賛成をしました。
しかし、その後の本会議(=最終日)では、退席をしました。
この点について、ご説明と裏側をお話ししたいと思います。
まず、前提としてお話ししますが、
和光市議会では、委員会を行う前に、「総括質疑」を行います。
この総括質疑では、自分の所属していない委員会の
議題について質問することができます。
※当然、この「事業仕分け」について他の議員さんから質問が出ました。
そして、委員会を行ないます。
そこで、自身の委員会に付託された議案について「採決」を行います。
その後、一般質問を4~5日間、実施し、
最終日に本会議場で「全体の採決」を行います。
なので、基本的には、委員会で賛成とした人は、本会議でも賛成。
委員会で反対とすれば、本会議でも反対になります。
また、和光市議会は、3つの委員会(総務、市民建設、文教厚生)なので
3人以上の会派であれば、それぞれの委員会に会派から1人参加することになります。
そのため、委員会でよくあるのが
「△△さんが賛成ということは、あの会派の残りのメンバーも賛成ってことか」
という読みが成立します。
ようするに、基本的に会派は同調した動きを取る・・・という前提から来ているわけです。
但し!
ここ最近では、
「同じ人間が、委員会と本会議で全く正反対の立場をとるケース」もありますし、
「同じ会派の中でも、賛否が分かれるケース」も発生しています。
それぞれに理由はあります。
委員会と本会議の間の一般質問で、新しい情報が出てきたため
意見を変えたケースなどがあります。
さて。
ここまでが前フリです。
(長くてスミマセン。。。この先もどうぞお付き合いください。)
私は、総務委員会には、
前日までの総括質疑の中で審議された情報をもって挑みました。
そして、委員会が始まると・・・
思いもよらぬ勢いで「事業仕分けの追加分」についての質問が、
他の議員さん達から寄せられました。
Q1、追加した金額で何をやるのか?
Q2、費用追加した分、事業仕分けの件数は増やせるのか?
まずは、こういったところから質問が始まります。
事業仕分けに関する質問に対する答弁は
担当の政策課が行ないます。
Q1の何のための追加か? については、昨日もお話ししたように・・・
・仕分けする事業件数を増やすことを念頭に、日程を1日追加。
(本来は土日だったが、金曜日の夜を追加。)
・事業仕分けの前に、「講演会」を行ない、
市民参加や事業仕分けの必要性を伝える。
という答弁です。
Q2の事業仕分けの件数は増やせるのか?については、
「当初では、40件から60件と考えていました。
それが費用追加で件数が増えることはありません。」
という答弁です。
これらの答弁に対して、他の議員さんからは
「事業仕分けを否定しているわけじゃない。
でも、件数が増えないんじゃなぁ・・・」と難色を示す雰囲気が・・・。
その他、「講演会」にも質問攻勢は続きます。
Q3、金曜日の夜、駅近くの公共施設で行うというがその意義は?
Q4、誰を呼ぶんだ? 市長に人脈から選ばれた人物じゃないのか?
(講師料が、破格の4万円台だったため、そういう推測に。)
という点を突く質問が多くありました。
Q3については、
「サラリーマン(やOLさん)のようなライフスタイルの方にも、
仕事帰りに参加できるように。」
また、Q4については
「現在、選んでいる途中だが、政策課と市長とで、候補者を出し合い、
人物選定をしているところ」といった答えでした。
ということでした。
さて。
先にタネをバラしますが・・・
私以外は全員が
「この追加分は認められない。修正案を出して削るぞ。」と
委員会が始まる前から、準備していたのです。
(あ・・・共産党さんも知らなかったようです。。。)
・・・私は、何やら見えない動きがあるような気配は感じていたのですが
実態を把握することまでは出来なかったのです。
もちろん、ここで書いた質問は、そんな意図があろうが無かろうが
質問すべき項目だとは思います。
ただ、修正に向けた方向で質問が構成されていたのは事実でしたね。
・・・あとで振り返った時、
残念だったのは執行部の言葉が足りない点があったということです。
(委員会が終わった後に分かったことなので、今さら・・・ですが。)
例えば、先程・・・、
Q2の事業仕分けの件数は増やせるのか?については、
「当初の予定では、40件から60件と考えていました。
それが費用追加で件数が増えることはありません。」
という答弁だった、と書きました。
これは事実です。
ただ、本来の予算追加の意図は
「2日間だと40数件だったものを、
1日追加し、3日間にすることで、より60件に近づけることが出来る」
という政策であったことです。
確かに、「40数件」が「60件」まで増えたとしても、
当初の40件~60件という「枠」の間です。
そういう意味では、追加する前と比較しても、
40~60件という「枠」はハミ出していないのだから、
「増えません」という答弁がなりたちます。
例えば、
「当初も、40件から60件と考えていました。
それが費用追加で、60件を超える件数にまで増えることはありません。」
但し、60件に近づけることが可能になります。」
という答弁であれば、より本来の意図に近いモノだったかもしれません。
これなら、少し反応が違ったかもしれません。
ただ、議会は「言論の府」と言います。
だから、答弁や発言が全てです。
政策の目的や必要性をうまく伝えられなければ、そこまでです。
そういう緊張感を執行部も味わったはずです。
私も、改めてそのことを痛感しました。
さて、ここまで書いてみて、実はまだ
なぜ、総務委員会で賛成をしたのか?
本会議を退席したのか?
そして、そういう行動を取らざるを得なかったのか?
が語れていません・・・。
しかし、文字量的にここが一区切りかと思います・・・(^_^;)
すみませんが、さらに明日にまで
引っ張らせていただきます! m(__)m
~つづく~
2009.07.02
こんばんは。
さて、今日は6月議会 一般会計補正予算について
ご報告します。
まず、補正予算全体から触れますが、
今回の補正予算のポイントは
●過誤納還付金
●緊急雇用創出基金事業
※この2点については、既にブログでお話ししています。
過誤納還付金については
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/529/
緊急雇用創出基金事業については
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/523/
をご参照ください。ここではこれ以上触れませんので。
そして、
●事業仕分けに対する追加政策
●第四小学校体育館の耐震補強工事
これらがポイントです。
第四小体育館の耐震補強工事について、先に触れます。
3月議会の予算否決後、補助金の確保が難しい、ということで
一度は先送りされました。
国が耐震補強工事に対して積極的な姿勢に転じたため、
年度途中でも補助を受けることが出来ることとなり、再度計上されることになりました。
※保護者の皆さまには一時、ご心配をおかけしました。
補助率もUPする形で実現することができました。
さて、次いで、事業仕分けについてです。
事業仕分け・・・とは、市の行なっている様々な事業を
・必要か、不要か?
・必要なら、市が行うべきか? 県がやるべきか? はたまた国がやるべきか?
という、仕分け作業を行うことです。
4月の臨時議会で決まった予算で既に実施することが
決まっていたのですが、松本市長は、この事業に
さらに重要性を置いていたため、追加で予算を取ることを提案しました。
何のための追加か? というと・・・
・仕分けする事業件数を増やすことを念頭に、日程を1日追加。
(本来は土日だったが、金曜日の夜を追加。)
・事業仕分けの前に、「講演会」を行ない、
市民参加や事業仕分けの必要性を伝える。
ということです。
先に結論を言いますが、議会では、賛成多数で
この追加分(=約30万円)は、「今は不要」という結論に達しました。
つまり・・・
元々の提出された予算案の
「事業仕分け」に関する追加分を削除し、
「貯金に回す(=財政調整基金に回す)」という修正案を可決したのです。
・・・話が長くなりすぎるので、私の賛否について述べて、
今日は一旦終了としたいと思います。
私は、委員会では、修正案に賛成をしました。
しかし、その後の本会議(=最終日)では、退席をしました。
なぜ、そういう判断をしたのか?
そういう行動を取らざるを得なかったのか?
そこから見えてくる、私自身の課題があります。
明日は、そうした裏側(?)についても、お話しします。
~つづく~
さて、今日は6月議会 一般会計補正予算について
ご報告します。
まず、補正予算全体から触れますが、
今回の補正予算のポイントは
●過誤納還付金
●緊急雇用創出基金事業
※この2点については、既にブログでお話ししています。
過誤納還付金については
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/529/
緊急雇用創出基金事業については
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/523/
をご参照ください。ここではこれ以上触れませんので。
そして、
●事業仕分けに対する追加政策
●第四小学校体育館の耐震補強工事
これらがポイントです。
第四小体育館の耐震補強工事について、先に触れます。
3月議会の予算否決後、補助金の確保が難しい、ということで
一度は先送りされました。
国が耐震補強工事に対して積極的な姿勢に転じたため、
年度途中でも補助を受けることが出来ることとなり、再度計上されることになりました。
※保護者の皆さまには一時、ご心配をおかけしました。
補助率もUPする形で実現することができました。
さて、次いで、事業仕分けについてです。
事業仕分け・・・とは、市の行なっている様々な事業を
・必要か、不要か?
・必要なら、市が行うべきか? 県がやるべきか? はたまた国がやるべきか?
という、仕分け作業を行うことです。
4月の臨時議会で決まった予算で既に実施することが
決まっていたのですが、松本市長は、この事業に
さらに重要性を置いていたため、追加で予算を取ることを提案しました。
何のための追加か? というと・・・
・仕分けする事業件数を増やすことを念頭に、日程を1日追加。
(本来は土日だったが、金曜日の夜を追加。)
・事業仕分けの前に、「講演会」を行ない、
市民参加や事業仕分けの必要性を伝える。
ということです。
先に結論を言いますが、議会では、賛成多数で
この追加分(=約30万円)は、「今は不要」という結論に達しました。
つまり・・・
元々の提出された予算案の
「事業仕分け」に関する追加分を削除し、
「貯金に回す(=財政調整基金に回す)」という修正案を可決したのです。
・・・話が長くなりすぎるので、私の賛否について述べて、
今日は一旦終了としたいと思います。
私は、委員会では、修正案に賛成をしました。
しかし、その後の本会議(=最終日)では、退席をしました。
なぜ、そういう判断をしたのか?
そういう行動を取らざるを得なかったのか?
そこから見えてくる、私自身の課題があります。
明日は、そうした裏側(?)についても、お話しします。
~つづく~
2009.07.01
こんばんは。
今日は午後から、永田町へ行ってきました。

(夜の国会議事堂。
昔から議事堂を眺めるのは好きでした。)
目的は、東京財団が実施した
講演会「ニセ議会基本条例を斬る!」を聞きに行くためです。
会場には、どこかで見たような顔がたくさん
他の勉強会で会ったことのある議員さんが多くいて、
最近の状況について意見交換もすることができました。

(これが会場の様子です。)
議会基本条例は、今、和光市でも
制定に向けた議論が進んでいます。
他にも、50~60自治体で制定済み。もしくは、制定作業中です。
・・・ただ、今日の講演会のタイトルの
「ニセ議会基本条例」って言葉に正直ドキっとしました。
詳細は省きますが、
大切なポイント=市民の議会への関係強化 という点が
図られない内容では、いくら議会基本条例を作っても
「ニセ」と言われても仕方ない、ということです。
今度、この議会基本条例に関して、
和光市でも講演会があります。
今日は午後から、永田町へ行ってきました。
(夜の国会議事堂。
昔から議事堂を眺めるのは好きでした。)
目的は、東京財団が実施した
講演会「ニセ議会基本条例を斬る!」を聞きに行くためです。
会場には、どこかで見たような顔がたくさん

他の勉強会で会ったことのある議員さんが多くいて、
最近の状況について意見交換もすることができました。
(これが会場の様子です。)
議会基本条例は、今、和光市でも
制定に向けた議論が進んでいます。
他にも、50~60自治体で制定済み。もしくは、制定作業中です。
・・・ただ、今日の講演会のタイトルの
「ニセ議会基本条例」って言葉に正直ドキっとしました。
詳細は省きますが、
大切なポイント=市民の議会への関係強化 という点が
図られない内容では、いくら議会基本条例を作っても
「ニセ」と言われても仕方ない、ということです。
今度、この議会基本条例に関して、
和光市でも講演会があります。
日時: 7月13日(月曜日)14:00~16:00
受付: 13時30分~
場所: 文化センター小ホール
内容: 「議会改革の課題と基本条例の意義」
講師: 廣瀬克哉(法政大学法学部教授)
参加費は無料
http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_6141/sigi_main/_7900.html
この廣瀬先生の話は、初心者でもわかりやすいです。
「えっ、この人が大学の教授?」って思う位、話がわかりやすいです。
こういう教授の授業があったら、私ももうちょっと真剣に
大学の授業を聞いていたかも・・・って思う位です。
いや・・・真面目には受けてましたが(^_^;)
平日の昼間ですが、お時間付く方は是非いらしてください。
【追記】
さて、今日の講演会に出た話も含めて
明日、6月議会の報告を行ないます。
きっと長文になるはず・・・です。
2009.06.29
こんにちは。
さて、先週の議会終了を受けて、
今日から シリーズ 6月議会報告 を始めます。
第1回目の今日のテーマは
「税収が減りました。。。」です。
先にお断りしておきますが、ざっくり説明していますので
その点、ご承知ください m(__)m
会社を経営している人や会社の財務部でお勤めの方は
ご存知でしょうが、“予定納税”という仕組みがあります。
これは前年度実績をもとに、
「これくらいの決算になるだろう」
↓
「それなら、これくらいの税収になるだろう」
と、前もって予定されるであろう税金額を市に納めてもらうことです。
しかし、この金融危機の影響で
市内の自動車製造業の業績が悪化・・・
既に納めてもらっている税金は「業績好調」を前提にした額なので
もらい過ぎた分を、市は返還しなければなりません。
その返還しないといけないお金のことを、
過誤納還付金といいます。
つまり・・・
もらい過ぎたり、誤って納めてもらった金額を還付する
ということです。
これが、3億6,000万円です。
言い替えると、この金額分の税金が入らなくなったことです。
ピンチだ!ってことは皆さまにお分かりいただけると思います。
また、逆の見方をすると、「返金する」ということは
市としては予定していなかったことなので
補正予算を組んで、返還できるようにしなければなりません。
では、その3億6,000万円は、どこから工面したか?というと・・・・
財政調整基金という、いわゆる「貯金」を下しました。
おかげで、和光市は
今までで最も貯金が少ない状態になっています。
・・・ここまでが、皆さんに知っておいていただきたい“現状”です。
この後、<シリーズ 6月議会報告>では、様々なお話しを
したいと思いますが、こうした現状があることを是非踏まえておいてください。
ちなみに、コレは予測できなかったのか・・・?
う~ん・・・難しいところですね。。。
市役所は秋頃に予算を組み始めます。
そして、3月議会に予算案が提出されます。
実際に、市役所も相当悪化することを予定し
「例年と同水準にはならない」、とまでは予測していました。
・・・つまり、過誤納還付金を例年より多めに設定していました。
でも、HO●DAの業績不振は、それ以上だった。。。というワケです。
今、市役所の予測について、話しましたが
議会も、その点は予測できていませんでした。
(3月議会の予算審議では、この点については
あまり触れられていませんでした。。。)
それは、私も同じです。大いに反省しています。
だからこそ。
私は今、市役所も議会も、そして市民も
力と知恵を合わせて、この難局を乗り切るべきだと思っています。
それでは、この件を踏まえて、
6月議会の報告を進めていきたいと思います。
さて、先週の議会終了を受けて、
今日から シリーズ 6月議会報告 を始めます。
第1回目の今日のテーマは
「税収が減りました。。。」です。
先にお断りしておきますが、ざっくり説明していますので
その点、ご承知ください m(__)m
会社を経営している人や会社の財務部でお勤めの方は
ご存知でしょうが、“予定納税”という仕組みがあります。
これは前年度実績をもとに、
「これくらいの決算になるだろう」
↓
「それなら、これくらいの税収になるだろう」
と、前もって予定されるであろう税金額を市に納めてもらうことです。
しかし、この金融危機の影響で
市内の自動車製造業の業績が悪化・・・
既に納めてもらっている税金は「業績好調」を前提にした額なので
もらい過ぎた分を、市は返還しなければなりません。
その返還しないといけないお金のことを、
過誤納還付金といいます。
つまり・・・
もらい過ぎたり、誤って納めてもらった金額を還付する
ということです。
これが、3億6,000万円です。
言い替えると、この金額分の税金が入らなくなったことです。
ピンチだ!ってことは皆さまにお分かりいただけると思います。
また、逆の見方をすると、「返金する」ということは
市としては予定していなかったことなので
補正予算を組んで、返還できるようにしなければなりません。
では、その3億6,000万円は、どこから工面したか?というと・・・・
財政調整基金という、いわゆる「貯金」を下しました。
おかげで、和光市は
今までで最も貯金が少ない状態になっています。
・・・ここまでが、皆さんに知っておいていただきたい“現状”です。
この後、<シリーズ 6月議会報告>では、様々なお話しを
したいと思いますが、こうした現状があることを是非踏まえておいてください。
ちなみに、コレは予測できなかったのか・・・?
う~ん・・・難しいところですね。。。
市役所は秋頃に予算を組み始めます。
そして、3月議会に予算案が提出されます。
実際に、市役所も相当悪化することを予定し
「例年と同水準にはならない」、とまでは予測していました。
・・・つまり、過誤納還付金を例年より多めに設定していました。
でも、HO●DAの業績不振は、それ以上だった。。。というワケです。
今、市役所の予測について、話しましたが
議会も、その点は予測できていませんでした。
(3月議会の予算審議では、この点については
あまり触れられていませんでした。。。)
それは、私も同じです。大いに反省しています。
だからこそ。
私は今、市役所も議会も、そして市民も
力と知恵を合わせて、この難局を乗り切るべきだと思っています。
それでは、この件を踏まえて、
6月議会の報告を進めていきたいと思います。
2009.06.26
こんにちは。
今日は、午前中、朝霞地区一部事務組合の
議会に出席してきました。
※私は、今回から初めてその担当になりました。
少しご説明をしたいと思います。
基本的に、様々な事業は各市町村が行います。
しかし、広域な連携が必要な事業や、
広域で運営した方が効率が良いものを複数の市で運営することがあります。
それが、一部事務組合という仕組みです。
この朝霞地区というのは、
和光市と、朝霞市、新座市、志木市です。
この一部事務組合で運営しているのは、
消防、し尿処理場、
それと障害者支援施設「すわ緑風園」です。
(↑ 和光市にあります。)
朝霞の消防署の2階部分に
議会に使えるスペースがあり、そこで各市から
5人ずつの議員、合計20人が「議員」として集まります。

一方、各市の市長4人が「管理者」として、
運営に関して責任をもつ立場になります。
※各市持ち回りで、管理者の代表を務めていて、
現在は、和光市長が担当です。
今回の「議案」は、
・消防車の購入を認める議案
・(民間のボーナス減少傾向を受けて)
管理者や職員のボーナスを減少させる議案
の2の議案です。
今回、ボーナス減少については、
市議会でも同様の審議をしています。その時と同じ理由で
今回、減額の手続きが取られました。
※よければ、下記をご参照ください。
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/515/
そして、消防自動車ですが、正式には
屈折ハシゴ自動車 というタイプで、約7500万円します。
この入札の承認を行ない、無事、2議案は審議を終えました。
ちなみに、市議会と一緒で「一般質問」もあります。
今回は準備期間もなかったのですが、
今後、市議会とともに、この一部事務組合の議員としても
課題を見つけていけるようになりたい、と思っています。
【追記】
今日、他市の議員の一般質問の中で、
Q、救急車が一回出動するといくら掛かるのか?
という質問がありました。
軽い症状でもタクシー代わりに救急車を使う事例を
少しでも減らそう・・・という質問の流れの中での質問でした。
皆さんは幾らくらいだと思いますか?
答えは、およそ4万8,000円 です。
年間1万3000回の出動のうち、1300件が不適切利用と思われるケース、
そして、さらにそのうち、23件はタクシー代わりと言えるケースだったそうです。
1回あたり48,000円・・・これは全て税金です。
皆がその数字の重みを知って、適切な利用にすることで
いざという時に、救急車が出払っている・・・ということの
ないようにしなければなりませんね。
今日は、午前中、朝霞地区一部事務組合の
議会に出席してきました。
※私は、今回から初めてその担当になりました。
少しご説明をしたいと思います。
基本的に、様々な事業は各市町村が行います。
しかし、広域な連携が必要な事業や、
広域で運営した方が効率が良いものを複数の市で運営することがあります。
それが、一部事務組合という仕組みです。
この朝霞地区というのは、
和光市と、朝霞市、新座市、志木市です。
この一部事務組合で運営しているのは、
消防、し尿処理場、
それと障害者支援施設「すわ緑風園」です。
(↑ 和光市にあります。)
朝霞の消防署の2階部分に
議会に使えるスペースがあり、そこで各市から
5人ずつの議員、合計20人が「議員」として集まります。
一方、各市の市長4人が「管理者」として、
運営に関して責任をもつ立場になります。
※各市持ち回りで、管理者の代表を務めていて、
現在は、和光市長が担当です。
今回の「議案」は、
・消防車の購入を認める議案
・(民間のボーナス減少傾向を受けて)
管理者や職員のボーナスを減少させる議案
の2の議案です。
今回、ボーナス減少については、
市議会でも同様の審議をしています。その時と同じ理由で
今回、減額の手続きが取られました。
※よければ、下記をご参照ください。
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/515/
そして、消防自動車ですが、正式には
屈折ハシゴ自動車 というタイプで、約7500万円します。
この入札の承認を行ない、無事、2議案は審議を終えました。
ちなみに、市議会と一緒で「一般質問」もあります。
今回は準備期間もなかったのですが、
今後、市議会とともに、この一部事務組合の議員としても
課題を見つけていけるようになりたい、と思っています。
【追記】
今日、他市の議員の一般質問の中で、
Q、救急車が一回出動するといくら掛かるのか?
という質問がありました。
軽い症状でもタクシー代わりに救急車を使う事例を
少しでも減らそう・・・という質問の流れの中での質問でした。
皆さんは幾らくらいだと思いますか?
答えは、およそ4万8,000円 です。
年間1万3000回の出動のうち、1300件が不適切利用と思われるケース、
そして、さらにそのうち、23件はタクシー代わりと言えるケースだったそうです。
1回あたり48,000円・・・これは全て税金です。
皆がその数字の重みを知って、適切な利用にすることで
いざという時に、救急車が出払っている・・・ということの
ないようにしなければなりませんね。
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