井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
さて、先週の議会終了を受けて、
今日から シリーズ 6月議会報告 を始めます。
第1回目の今日のテーマは
「税収が減りました。。。」です。
先にお断りしておきますが、ざっくり説明していますので
その点、ご承知ください m(__)m
会社を経営している人や会社の財務部でお勤めの方は
ご存知でしょうが、“予定納税”という仕組みがあります。
これは前年度実績をもとに、
「これくらいの決算になるだろう」
↓
「それなら、これくらいの税収になるだろう」
と、前もって予定されるであろう税金額を市に納めてもらうことです。
しかし、この金融危機の影響で
市内の自動車製造業の業績が悪化・・・
既に納めてもらっている税金は「業績好調」を前提にした額なので
もらい過ぎた分を、市は返還しなければなりません。
その返還しないといけないお金のことを、
過誤納還付金といいます。
つまり・・・
もらい過ぎたり、誤って納めてもらった金額を還付する
ということです。
これが、3億6,000万円です。
言い替えると、この金額分の税金が入らなくなったことです。
ピンチだ!ってことは皆さまにお分かりいただけると思います。
また、逆の見方をすると、「返金する」ということは
市としては予定していなかったことなので
補正予算を組んで、返還できるようにしなければなりません。
では、その3億6,000万円は、どこから工面したか?というと・・・・
財政調整基金という、いわゆる「貯金」を下しました。
おかげで、和光市は
今までで最も貯金が少ない状態になっています。
・・・ここまでが、皆さんに知っておいていただきたい“現状”です。
この後、<シリーズ 6月議会報告>では、様々なお話しを
したいと思いますが、こうした現状があることを是非踏まえておいてください。
ちなみに、コレは予測できなかったのか・・・?
う~ん・・・難しいところですね。。。
市役所は秋頃に予算を組み始めます。
そして、3月議会に予算案が提出されます。
実際に、市役所も相当悪化することを予定し
「例年と同水準にはならない」、とまでは予測していました。
・・・つまり、過誤納還付金を例年より多めに設定していました。
でも、HO●DAの業績不振は、それ以上だった。。。というワケです。
今、市役所の予測について、話しましたが
議会も、その点は予測できていませんでした。
(3月議会の予算審議では、この点については
あまり触れられていませんでした。。。)
それは、私も同じです。大いに反省しています。
だからこそ。
私は今、市役所も議会も、そして市民も
力と知恵を合わせて、この難局を乗り切るべきだと思っています。
それでは、この件を踏まえて、
6月議会の報告を進めていきたいと思います。
今日は、午前中、朝霞地区一部事務組合の
議会に出席してきました。
※私は、今回から初めてその担当になりました。
少しご説明をしたいと思います。
基本的に、様々な事業は各市町村が行います。
しかし、広域な連携が必要な事業や、
広域で運営した方が効率が良いものを複数の市で運営することがあります。
それが、一部事務組合という仕組みです。
この朝霞地区というのは、
和光市と、朝霞市、新座市、志木市です。
この一部事務組合で運営しているのは、
消防、し尿処理場、
それと障害者支援施設「すわ緑風園」です。
(↑ 和光市にあります。)
朝霞の消防署の2階部分に
議会に使えるスペースがあり、そこで各市から
5人ずつの議員、合計20人が「議員」として集まります。
一方、各市の市長4人が「管理者」として、
運営に関して責任をもつ立場になります。
※各市持ち回りで、管理者の代表を務めていて、
現在は、和光市長が担当です。
今回の「議案」は、
・消防車の購入を認める議案
・(民間のボーナス減少傾向を受けて)
管理者や職員のボーナスを減少させる議案
の2の議案です。
今回、ボーナス減少については、
市議会でも同様の審議をしています。その時と同じ理由で
今回、減額の手続きが取られました。
※よければ、下記をご参照ください。
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/515/
そして、消防自動車ですが、正式には
屈折ハシゴ自動車 というタイプで、約7500万円します。
この入札の承認を行ない、無事、2議案は審議を終えました。
ちなみに、市議会と一緒で「一般質問」もあります。
今回は準備期間もなかったのですが、
今後、市議会とともに、この一部事務組合の議員としても
課題を見つけていけるようになりたい、と思っています。
【追記】
今日、他市の議員の一般質問の中で、
Q、救急車が一回出動するといくら掛かるのか?
という質問がありました。
軽い症状でもタクシー代わりに救急車を使う事例を
少しでも減らそう・・・という質問の流れの中での質問でした。
皆さんは幾らくらいだと思いますか?
答えは、およそ4万8,000円 です。
年間1万3000回の出動のうち、1300件が不適切利用と思われるケース、
そして、さらにそのうち、23件はタクシー代わりと言えるケースだったそうです。
1回あたり48,000円・・・これは全て税金です。
皆がその数字の重みを知って、適切な利用にすることで
いざという時に、救急車が出払っている・・・ということの
ないようにしなければなりませんね。
おはようございます。
昨日(6/22〈火〉)に一般質問を終えました。
多くの傍聴の方に来ていただき、
大変励みになりました。ありがとうございました。
内容は改めて報告します。
まずは、どういう流れで一般質問が進んだかをお話します。
==
10時15分頃に始まった登壇しての1回目の質問。
その質問の後、10時半~10時50分まで休憩。
休憩明け。
1回目の質問に対して、理事者側(=市役所)の答弁。
それを受けて、一問一答で質問をし、議論を深めていきます。
(※議員の話している間だけ、持ち時間のカウントが進み、
30分経過したら、持ち時間終了です。)
「残りあと4分」・・・というところで、11時50分になり、お昼休憩。
(議会の場合、10分くらいオーバーしてもいいや、やっちゃえ!
・・・とは行かないようです。)
本当は最後まで勢いでやりたい・・・と思いますが、
一方で「あと4分、どの質問を省略して、どの質問を残そうか?」という
調整ができるので、ありがたい一面もあるのです (^_^.)
昼休憩明け、ラスト4分をフルに使って、質問終了。
「最後にこの点を質問して、私の一般質問を終わります。」
ブー (持ち時間終了を告げるブザーの鳴る音)
==
最低限、予定していた内容は質問することができました。
明日以降、少しずつですが、
質問の内容や質問を通して皆さまに伝えたいことを綴っていきます。
その時には、議場では省かざるを得なかった点を踏まえて、
お伝え出来ると思います。
最後に。
今回の一般質問で、最後にうまく1分間を残すことができたら、
言いたかったことがありました。(※時間なしで省略しました。)
言ってみれば、幻の1分間です。
「ここまでの委員会や一般質問では、「市政の継続性」を求める意見が多くありました。
私もその点は必要なことだと思います。
ただ、市政の継続性には「守るべき継続性」とこの一般質問の中でも触れましたが、
「断ち切るべき(見直していくべき)継続性」もあると思います。
市民が「今のままではダメだ」と危機感を持ち、変革求めたことは事実です。
市長と市職員の皆さんにおいては、守るべきは守り、変えるべきところは積極的に変えていってほしい。
このことを申し述べて、私の一般質問を終わります。」
・・・おそらく、このことを口にせずとも、市役所側にも
そして、傍聴にいらしてくださった方にも、一般質問の内容を通して
この想いは伝わったのではないかと思います。
それでは、この一般質問の引き続きの報告や
議案の報告もまだ出来ていないので、順次行っていきます。
※実はこのブログ記事、2回目の執筆です。
一度全部書いたのですが、アップ時にエラーで消えてしまいました。。。
以下、思い出しながら書いています。。。(^_^;)
17日(水)の委員会のあとは、
18日(木)と19(金)は一般質問です。
私の出番は来週の月曜日なので、この2日間は
とりあえず、聞くことに専念しています。
「一般質問」は、提案された議案にこだわることなく
議員各自が関心のあるテーマを取り上げることができます。
そのため、ずっと同じテーマを追い続ける人もいれば、
時期によっては、複数の人が同じテーマを質問することもあります。
今回の一般質問の中心となっているテーマは
「市長のマニフェスト」についてです。
・この政策の具体方針は?
・この政策を実現するためのスケジュールはどうなっているんだ?
・この政策を実現するための財源はどうするんだ?
のような質問が行われます。
既に方針が固まっている政策 もあれば、
担当部署との調整をした結果、想定したスケジュール通りにはいかない政策
もあり、
政策によって、そのに完成度の高さは異なります。
それらをひとつひとつ市長が答えていきます。
私が思うのは、大切なことは一日も早く
「市長のマニフェスト」から、各部門が業務を遂行する「市の政策」に
切り替えていくことです。
今は、市長が答弁していますが、
それを担当の部長さんが答えられるようになって初めて
「市の政策」になるのだと思います。
さて、私の一般質問は
来週の月曜日です。
6月22日(月)の2番手。おそらく10時頃からだと思います。
(前の方の時間によって前後します。ご了承ください。)
質問の内容は、ここからチェックしてください。
よろしければ、是非傍聴においでください。
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/520/