井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2009.11.18
こんにちは。

昨日に続いて、「大規模事業検証会議」の話をしたいと思います。


その前に。

今、マスコミでも放送され、和光市でも行なった「事業仕分け」が
注目されています。

特に、仕分け人のプロ的な“裁き”が、注目されて(且つ、槍玉にあがって)いますが
私は同じ既存事業を見直す会議ではあっても、
この大規模事業検証会議は、それと似て非なるものだと思っています。


ポイントは、やはり市民感覚です。



昨日お話しした7つの事業について、

 
・緊急性 (緊急性があるか)

・目的の妥当性 (市民ニーズがあるか)

・公平性 (特定の個人や団体に受益が偏っているか)

・効率性 (コスト削減を図る必要があるか(費用対効果))

・手法の適正化 (他の手法はあるか(代替案))

・成果 (波及効果があるか(効果))

・環境への配慮 (環境への負担がかかるか、又は環境向上に貢献するか)

・市民協働・市民参加の拡大 (利用方法によって、市民参加・協働が広がるか)


の評価ポイントで点数化する・・という方法を取っています。


流れとしては、

① 市の担当職員が、事業の概要・必要性を説明(=プレゼン形式)
② その説明を受けて、委員が不明な点などを質問
③ 委員全員で、考えを述べ合い、そして、全体で評点をする。


という流れです。

それらを通して、

Q,出来たとして、本当に使うか?
Q,厳しい財政状況の中で、何にも増して、建設する必要があるか?

を、○○団体の代表とか関係なく、
いち市民の感覚で考えるのです。



最終的な判断は、最終回に向けて、これからまだ調整がされるので
確定ではありませんが・・・

例えば、アーバンアクア計画
      (※北インター近くの下水処理場の上に野球場やサッカー場をつくる計画)
は、全ての評価項目で低い評価のほとんどオール1でした。


明日も、このテーマ。

具体例を挙げつつ、今後期待する点などを
取り上げたいと思います。



~ つ づ く~



2009.11.17
こんにちは。

ずっと書きたくて書けなかったシリーズ第1弾
 「特別職報酬等審議会について」 
先週、書くことが出来
ましたので、今日は第2弾です。


テーマは「大規模事業検証会議」です。
※詳しくはこのURLもご覧ください。
http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_5684/_5692/daikibokensyo.html


ここまで、合計3回開かれており、次回が第4回です。


私は、第1回は都合で傍聴に行けませんでしたが、その後の
第2回、第3回と会議を聞きました。

その感想として、私が言いたいのは…


これぞ市民の力だ! という想いと
是非、多くの人に傍聴してほしい! ということです。


先に、次回予定をお知らせしたいと思います。


 平成21年度第4回和光市大規模事業検証会議

 日 時

平成21年11月26日(木曜日)19時00分~20時30分

 場 所

602会議室(市役所6階)

 議 題
(予定)

1.担当所管課より事業説明及び意見交換

 (1)消防署白子分署建替え事業

 (2)市民葬祭場整備事業

 (3)認定こども園整備事業

 (4)総合児童センタープール棟建替え事業

2.その他

 公開の区分

公開

 傍聴

ご希望の方は、11月25日(水曜日)までに下記担当へ電話、FAX又はメールにてご連絡ください。

 会議録

作成後、公開します。
 

以上のようになっています。

傍聴に事前連絡・・・というのは面倒ですが、
例えば、当日急に時間が出来て参加したい、という場合でも
電話を入れれば、対応してくれるんではないかと思います。
(※担当課はその日、会議が終わるまでずっといるようですから。)


この会議は、上記の4事業に

・アーバンアクア広場整備事業
・大和中学校体育館建替え(又は耐震補強)事業
・図書館整備事業


この3つの事業を足した、7つの大規模事業(=1億円以上)について、

「従来からの計画にとらわれることなく、
幅広い視野から意見を出し合っていただき、
市民の視点・一般的な生活者の視点から
大規模事業のあり方について検討する」 
というものです。



この会議に参加している方は、

① 無作為抽出で選ばれた方の中から
② 「私、やってもいいですよ」と返事をくれた方のうち、
③ さらに『抽選』で選ばれた方

です。

私は、議員になってから(=なる前にも)、様々な審議会を
傍聴させてもらっていますが、メンバーが固定化されていました。

それは市民参加意識の高い方であり、
とても良い事ですが、例えば私が駅でお会いするような、
普通のサラリーマン・OLの方とは、またどこか視点が違うように感じていました。

今回は、このような選定方法を取ったおかげで、
真新しい方々の参加です。


「無作為抽出で選ばれた方が、どこまで本気でやるのか?」

と思う方もいるかもしれません。


そんな思いは、実際に会議をご覧になれば、
吹っ飛ぶ!と思います。

皆さん、非常に真剣に、そして、的確にポイントをついた
議論をされています。


だからこそ、私は冒頭で

・これぞ市民の力!
・是非、傍聴に来てください!

と申し上げたのです。


どのへんが? というのは、明日にします。

ただ、同じ市民の方が、頑張っている姿を
是非多くの方に見ていただきたいと思いました。


~ つづく ~




2009.11.16
こんにちは。

今日は朝の8時から
「消防連合点検式」に出席してきました。


先日出席させていただいた、
『第10回屋内消火栓操法技術大会』
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/583/
と同じく、新座防災基地で開かれたのですが、それとはまた別の行事です。


本日の点検式は、4市の「消防団」の日頃の成果を

・ポンプ車操法(※下記写真参照)

  

・人員服装規律の点検

・機械器具の点検


というような形で披露していただいたり、あとは

・消防団員として活躍された方の表彰 を行ないました。



消防団はいわゆる、消防署=消防隊員ではありません。

あくまでも、市民がボランティアの形で、いざ火災の時に
真っ先に駆けつける住民組織です。


私は今、団員という形では関われていません。

でも、その分、団員の皆様が活動しやすい環境作りを
精一杯作りたいと思います。



今日は、4市合同です。各市に7~8分団近くあるため、
消防車が20台以上並びます。

その光景は圧巻でした。







2009.11.15
こんにちは。

このブログではお伝えはしませんでしたが、今年度に入ってから
県内の市長選挙でお手伝いをさせていただきました。


選挙期間に
・応援演説
・選挙カーに乗ってカラス
(=ウグイス嬢の男バージョン)
・事務所に挨拶

ということではなく、
マニフェストを作ったり、政策を練る段階から
関わらせていただきました。

(※ちなみに、その方は当選されました。)


その候補のマニフェストの中に綴った言葉に、
次のような一節があります。

===

「命」を守る!
私は、政治と行政の原点は「市民の命を守ること」だと考えています。
(~中略~)

すべての事故を無くす、お年寄りにいつまでも長生きしてほしい、
そして何より、子どもたちの笑顔を増やしたい!

これは
市民の「命」を守るためのマニフェストです!

===


この言葉を候補者と共に一緒に考えていた時、
「これこそ自分たちの言いたかったことだ!」と思いました。

そして私自身も、政治を志した一番最初のキッカケを
再認識させられました。


私は今、それを具体化できる政策・条例作りのための
調査・準備を進めています。


先日も、その調査で人形町方面まで出掛けてきました。
 

帰り道。

近くにある安産祈願で有名な水天宮に立ち寄りました。





全ての世代、そしてこれから生まれてくる子供も含めて
大切な「命」を守ることを、誓ってきました。


その進捗は、このブログでもお知らせしていきたいと思います。
(※まだまだ時間はかかるので、少しお時間ください。)






2009.11.12
 おはようございます。

先日のブログでご紹介したように
昨日、11月11日(水)に、特別報酬審議会【第3回=最終回】
行なわれました。

私は、傍聴に行ってきました。
(他にはどなたも来ていなかったです。)

自分の報酬・・・ひいては、自分の議員としての働きっぷりを
どう思われているのか、私はとても意識していますし、
議事録答申書だけでは伝わってこない「生の声」
聞いておきたかったのです。


さて。

それでは、報酬審議会では、どんな結論が出たか?
・・・というと、実は、それはわかりません

というのは、あくまでも、審議会は
各委員が意見を述べ合う場所。

最終的には、この審議会の中で出た声をもとに
委員長が「答申書」にまとめるのです。

そういう意味でも、答申書や議事録だけを見て、議会の態度を
決める・・・というよりも、審議の内容・雰囲気を見ておいて良かったと思います。


内容に触れる前に、先日のブログを
少し訂正をしたいと思います。

先日のブログでは、
「期末手当に議題として触れるか、わからない」
「あくまで月額・年額について議論する」
・・・と書きましたが、
申し訳ありません。勘違いでした。

昨日の審議会で、がっちり議論されました。


結論を言うと、期末手当 及び 普段の報酬についても、
『人事院勧告に合わせて、減額すべき』
ということだと思います。

先程述べたように、最終結果は答申書を見ないとわかりません。
減額率いつから反映しなさい、という適応年月日もまだわかりません。


ただ、私は今回の審議と、ほぼ同じ意見を持っています。

詳しくは、
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/595/

私自身の感覚が、審議会、ひいては市民の代表や有識者の皆さんと
同じであったことに、少しホッとしています。


しかし、その結果は、あくまで落とし所です。
審議会での発言は、もっと手厳しいものでした。

「なぜ非常勤特別職の議員に、期末手当が出るの?」
「民間だと“成果”に応じて支給されるのが、期末手当=賞与じゃないの?」
「議員報酬は生活給なのか?」


というように、「いくら下げるべし!」という意見より、
議員の期末手当の在り方そのもの に話が集中しました。


こうした、制度上の仕組みを説明すると、昭和30年頃にまで遡ります。

だから、そこまでのことは述べませんが、
上がったご意見や、「そう思われていること」について、
真摯に受け止めたいと思います。



ただ、合わせて
「議員は365日、議員としての活動をしている」という言葉や
「若い人が、政治に参入しやすい状況はつくるべきだ」という
言葉をいただきました。

先程のご指摘と共に、こういう温かいご意見も
胸に焼き付けておきたいと思います。


私自身も、議員活動を2年半やってきて、
年齢も30歳になりました。

後に続く若手へ、しっかりと議員活動に専念できる状況を
整えることも、役割の一つになってきたのではないか・・・ということを
意識して活動する必要が出てきたのかもしれない、と思いました。


最後に。

私が、人事院勧告に議会も合わすべき、と言っている
一番の理由を述べて、このテーマを終わりたいと思います。


「人事院勧告」とは、民間の給与と比較して、
国家公務員の給与や期末手当が、高いか低いか?、という話です。


ここでいう、民間とは、ざっくり言うと、社員数や規模の大きい会社です。
中小・零細企業は、この比較対象になっていません。


つまり、
「大手の会社の給与が下がっているから、国家公務員の給与も下げよ。」
と言っているワケで、それよりもっと厳しい状況にいる
中小企業は、もっと苦しいのです。

だから、私は、市職員の給与を人事院勧告に合わせて下げる・・・という
条例が出た時には、賛成をしてきました。

この人事院勧告の統計に含まれない、中小企業で働く人の
状況を考えれば、公務員の給与を下げるという判断はやむを得ない・・・
という考えでした。


だからこそ、今回も議員もこれに従うべきと考えるのです。

そして、つけ加えれば、それを議会が条例提案する形で
実現できれば・・・と思うのです。


この先は、議会全体の調整や時間的なものもあると思います。
その過程の中で出る結論を、いち議員として考えてまいります。






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