井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2010.05.28
こんにちは。

昨日の夜は、南口での夜駅立ちを行いました。
250名の方に受取っていただきました。

ありがとうございます。

そして、ボランティアで配ってくれた友人にも感謝です。

「頑張れよ。」
「朝、もらったよ。」
「久しぶりじゃねぇか。」

多くの声を掛けていただきました。

朝と違って、こうしたやりとりが出来るのが
魅力です。

そして、ご指摘されたとおり、
夜の駅立ちは少しご無沙汰になってしまっていたので
これからまたやっていきます。


本日(28日・金)は、北口で学生インターン2期の卒業生と共に、
行う予定です。



さて。

27日(木)に、6月議会が告示されました。



今回は、

・報告が1件
・議案が9件


が市長側から提案された議題の内容です。


この他、現在、陳情・請願の受付を行っており、
また、各議員からの一般質問も受付中です。


議案の主なものは、

・市税条例の改正

・勤労福祉センター条例(=アクシス)の一部改正

・一般会計補正予算

などです。


この中で、「勤労福祉センター」の条例改正は、
指定管理者制度の導入を可能とするものです。

この施設に、指定管理者制度が適切かどうか・・・、
そして財政面等の状況を勘案して、今後検討していきたいと思います。







2010.05.27
こんにちは。

唐突ですが
Q、このビルはどこにあるでしょう?




壁面には、植物(=バラの花)が壁面緑化となっています。

ぱっと見・・・、アメリカのビジネス街にありそうですが、
正解は、

A、東京駅のすぐそば、呉服橋の交差点です。



つづいて・・・

Q、この稲は、どこの田んぼで育てられているものでしょうか?






正解は・・・さっきのビルの中、です。

人工太陽で光を与え、ビルの中で
稲が育ち、実際に収穫⇒食べることが出来ます。

そして、

このオシャレっぽいカフェ





この葉物野菜の育成設備も、全て同じビルの中にです。






前振りが長くなりましたが、
ここは私が、社会に出て最初に勤めた
「株式会社 パソナ」の本社ビルです。

※当時は別の場所、別の建物でした。

パソナは人材派遣の会社です。
今、人材派遣業は非常に厳しい状況にあります。

当時は、こうした設備への投資に
自分の汗水垂らし、朝から深夜まで働いた給料が
変わっていくことに、納得できない感情を
いただいたこともありました。


ただ、今となっては、この取り組みから

・農業への派遣
という分野が開拓されたり、

・こうした雰囲気作りの取り組みが、若い世代に注目され、
この春、大学を卒業したけれど、就職が決まらない・・・という
新卒者を雇い、他の企業へ就業する
(=特定派遣の一種。)

といった社会の問題点へのアプローチが
されていることを嬉しく思っています。


さて。

私は、今、政府で進めようとしている
「労働者派遣法の改正」には、どうしても賛成できないのです。


なぜなら、
今回の改正で、雇用情勢は絶対に改善しない、と考えるからです。


結論から言いますが、今回の改正が行われると

○派遣社員がいなくなった穴を「パート・アルバイト」が埋めます。

○これは、「パート・アルバイトを増やしてはならない」、といった規制が
同時にされない限り、必ずそうなります。

○ただ、企業がパート・アルバイトを多数、
採用・管理するのは、非常に煩雑になります。

○そこで、パート・アルバイトの募集・採用・管理までを
外部にアウトソーシングします。
↓  
○そのアウトソーシングは誰に委託するのか?
それは「派遣会社」という形を取れなくなった「元 人材派遣会社」です。

募集・採用・面接・職員フォロー・給与支払い・・・
こういった派遣会社の有するノウハウを、今度は
「人事部のアウトソーシング」に転換する。


こういう社会になると思っています。


当然ですが、働く側からすれば、
パート・アルバイトという雇用形態のほうが、給料は安いため、
生活は、さらにさらにひっ迫します。


これを避けるには、
「絶対に正社員社会」を作ることです。

ただ、それは現実味がない・・・し、
それを実現するための政策議論もされていない・・・
と、言わざるをえません。



今の派遣法改正の流れは、
ここの議論は置き去りにされています。

その中で、今国会中になんとか成立させよう、という
動きがあるようです。

このまま労働者派遣法が改正されることには、
慎重に対応してほしいと思っています。


絶対に、このまま改正されれば、
雇用情勢はさらに悪化します。


私は数少ない派遣会社出身議員として
声を大にして、慎重審議を求めたい
と思います。


 

 
2010.05.25
こんばんは。

昨日のブログ

文京区、模擬事業仕分け

http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/702/


当日の写真を新風会の皆さんから
送っていただきましたので、掲載します。


2010.05.24
こんにちは。

先週の土曜日、若手政治家養成塾でも
一緒に事務局をやっている
文京区議会議員 上田由紀子 区議の所属する会派、
“新風会”の主催する区政セミナーにゲスト参加してきました。

※うちの会派名が “ 新しい風 ”
これも何かの縁だと思っているのです。


区政セミナーは2部構成で

「第1部」は、議会のなんでもQ&A
「第2部」は、“模擬” 事業仕分け です。

主に、後半第2部の模擬事業仕分けの
コーディネーター(司会進行・議題整理など)を担当しました。



私はこれまで、2回の模擬事業仕分けに参加してきました。



・世田谷区の中塚さちよ区議が行った 模擬事業仕分け

⇒テーマは「コンピューター活用教育」


・会派 新しい風 の模擬事業仕分け
⇒テーマは「議会費について、なんでもQ&A」


なので、今回が3回目です。




今回、仕分け対象となったのは、
「ふるさと歴史館」




(参考) http://www.city.bunkyo.lg.jp/rekishikan/

3回目にして、初のハコモノを仕分けることになりました。


※私は、先週、都内に行く用事があったので
その帰り道に、立ち寄ってみました。



新風会の3人の区議には、
所管するアカデミー推進課の職員
または、ふるさと歴史館の館長になったつもりで臨んでもらい、

区民代表者1名と 
区外の議員さん
なかまえ 由紀 港区議
上田 令子 江戸川区議



の3名が「プロ仕分け人」になって、仕分け作業を進めていきました。

そして、その後、セミナー参加者からも
意見を言ってもらい、実際に「評価」もしてもらいます。



ちなみに、この施設来場者は、
昨年実績は、15,000人。

その半分以上は、無料対象の
・小学生
・高齢者、身障者
・友の会(会費は取っている)
です。


こうした基礎データの説明ののち、

「来場者の推移」や「展示内容の充実状況」など
様々な視点から、意見がでます。

区議の3名も、「文京の文化を大切にしたい」・・・という想いから
まるで本当の職員のような回答(←誉め言葉かな?)がされ、
テンポよく仕分け⇒答弁のやりとりが進められていきます。



そういう意味では、事業の『継続』にむけた期待も
出来るかな・・・という雰囲気もあったかも・・・と思いました。



しかし、私の進行で、セミナー参加者の方に
「実際に行ったことがある人、挙手をお願いします。」と尋ねた時、
手が挙がったのは、3割以下にとどまっていました。

※単なる3割以下ではなく、区政セミナーに参加するくらい
区政に興味ある人の中で、3割もいない・・・
ということでしょう。



ちょっとこの実態は、職員役を務めた区議3名にも
堪えたようですね・・・。


その後、評価をお願いしました。



プロ仕分け人3名の“評価”は、3名とも「廃止」。

その「理由」は


文化を区民に伝えることは大いに進めてほしいが、

待機児童や高齢者施設等の他のニーズが切迫してい行く中、
現行のように、施設を維持して、展示を行うのは事業として厳しい。


というものでした。




区民の意見も、

・拡充        1名
・継続        0名
・見直し&改善  7名
・廃止        8名

となりました。






あくまで、これらは“模擬”ですが、
ここで出た意見は、とても貴重なものばかりだったと思います。

会派の3名には、是非こうした生の声を
区議会の場で活かしてほしいと思っています。


私もまた、今回も大変勉強になりました。

「仕分けをする」っていう気持ちで
「他自治体のハコモノを見る」という機会は
そうないですからね。

ただ、その視点で見ると、不足している要素なども
目立って見えたのかもしれません。

外部の視点で見る・・・というのは、やはり意義があると思います。

一例をあげると・・・・
 
 
○ “誰”に見てほしい展示なのか?
 
仕分けの中でも、小学生や中高年の入館者が
多い旨が述べられたが、実際に展示を見てみると・・・
 
・展示解説に振り仮名がない⇒子どもは読めない
・展示解説の文字が小さい⇒お年寄りは見えない
 
といった現状だった。
 
「中学生以下 及び 65歳以上無料」にしているということは
こういう人たちに来場しやすい状況を作っておきながら
実際には、その人たち向けの展示になってない…というのは
やはり問題かと思いました。


以上が感想です。


和光の施設や事業、サービスにも
同様のこと(=利用者視点に立ててない)がないか、
再点検する必要性 
を感じました。
 

 
 
 
 
2010.05.20
こんにちは。

本日、午後2時~ 和光市議会では
全員協議会を開催し、第4次総合振興計画 基本構想に関する
説明を受けます。

さて。

この総合振興計画に関しては、
これまでもブログに綴ってきました。

○2010.050.8
「総合振興計画+あなたの意見=新しい和光!」
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/695/



です。

そこには、パブリックコメントの呼び掛けを
次のように書きました。


====


和光市ホームページ
【第四次和光市総合振興計画基本構想素案に対する
パブリック・コメントの募集について】

http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_5684/_5699/keikaku4/_8916.html


をご覧ください。


※資料は、市役所ホームページのほか、
政策課(市役所3階)、行政資料コーナー(市役所1階)、
図書館、各公民館、各出張所でご覧いただくことができます。
 
提出期間は、平成22年4月25日(日)~5月24日(月)です。



和光市の未来を作り上げるのは、
市長・市役所・議会だけではありません!

市民の皆様の意見こそが、
これからのより良い10年を作る
私は考えます。

 
===

以上です。



「市民の皆様の意見こそが大切!」というのは
私の考え方の基本ですが、

Q、では、議会はこの総合振興計画にどう関わるべきか?

ということも重要なことです。



表題の
「総合振興計画は議会の自治体経営ツール」
そのヒントをもらうべく、先日(5/9 [日曜] )参加した勉強会のタイトルです。

かつて、議会が “総合計画” において果たしてきた役割は
簡単にいえば、「○○が豊かなまちにする」といった抽象的な
まちの方向性=基本構想 だけ
でした。

しかし、ここ最近、その基本構想に
より具体性をもたせる取り組みが進んでいます。

和光市もそうです。


すると、それは議会が関わる範囲が広くなることを意味します。


そのため、基本構想に

・何を載せるか?

・どう載せるか?


を検討することで、将来のまちづくり=自治体経営に
議会がより積極的・具体的に関わることが出来るのです。



このことは、議会に身を置く人間としては
非常に責任の大きさを感じ、身が引き締まります。


ただ、その勉強会の中で
講師の方が言った、最も重要な一言だと思ったのは、

議会が審議する範囲が広くなる。
それはつまり、
議会に求められる「市民との対話」の範囲も
広くしなければならない

ということでした。


言い換えると…


議員が「ああすべき」「こうすべき」と
密室(=議会の中だけの審議、という意味でやるのではなく、
議会が市民に意見を聞く⇒そのために意見交換会を開く・・・などを
行なって初めて意味がある、とことです。

10年単位で作られる総合計画は、
先進例では、その期間中に市長が交代することがあれば、
その時に見直す仕組みがあります。
(例:岐阜県多治見市)

議員も「選挙で選ばれたら、その後は白紙委任されるのでなく、
常に市民の考えを確認しつつ行動すべき」、という考えに立てば、
選ばれた議員の感覚だけで議論するのではなく、
市民の、今の、生の、声を聞きに出る必要生を、
強く指摘されました。




その通りに出来るかどうかは、
未知数の部分もあると思いますが、
(全ての議員が、この認識を持てるか・・・に掛かっている。)
10年に1度の「総合計画 」の策定に関われることの
責任の重さを噛みしめて、審議に臨みたいと思います。






  BackHOME : Next 
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 4 5
6 7 9 10 12
13 14 15 16 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
井上わたる
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/10/01
バーコード
ブログ内検索

井上わたるの和光ブログ wrote all articles.
Powered by Ninja.blog / TemplateDesign by TMP