井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
土曜日の「井上わたるの茶話会」のうち、
4年間の一般質問で得られた成果について語った
“地図で見る 井上わたるの一般質問 Part2”を
このブログでも、ご報告したいと思います。
昨日、お話した通り、
「一般質問をやりました」だけでは
成果とは言えません。
プロ野球選手で言えば、「打席に立った」ということに
過ぎないからです。
ただ、もちろん、打席に立てばいい・・・という
ものでもないはずです。
それが成果=市民への還元に繋がってナンボと
思っています。
3年目の議会が終わった段階で、
和光市地図に、その成果をポストイットに書いて貼り出す・・・という
企画を茶話会でやりました。
今回はそのパート2、第2弾です。
当日の様子です。
地図の部分を少し拡大してみましょう。
写真も掲載しますが・・・
PC画面を写し直しているため、
よくわからないですね(^_^;)
ポストイットは、4色あります。
1年目・・・クリ―ム色
2年目・・・ピンク色
1年目・・・蛍光黄色
1年目・・・蛍光ピンク色
のように分けて、
赤文字・・・実現
黒文字・・・実現していない
というふうになっています。
当日、私が手元で使用していた
「一覧」をお示しします。
この一覧でも
赤文字・・・実現
黒文字・・・実現していない
となっています。
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平成19年度 (ポストイット:クリーム色)
[6月議会]
・投票率向上 ※期日前投票所の形で実現。
・駅前広場 タイル貼り替え ※そして根本原因であった、搬入トラックに立ち入りを禁止。
・放置自転車対策 ※ケンタッキー前の違法駐輪「ゼロ」に。
・住み替え補助
・介護予防
[9月議会]
・2車線化 ※現在、地元の方々と交渉中。市の方向性をまず動かすことは出来た。
・子育て支援マンション
・親子カフェ誘致
・市営ホテルはNG ※外環上部に建設計画が浮上。中止に。
・ハローワーク主張所を和光市にも
[12月議会]
・北口区画整理
・北口街灯 ※駐輪所などに抜ける細い道に街頭設置。
・フリーサイクル
・ゆめあい和光への循環バス乗り入れ
・ゆめあい和光前の横断歩道
・ゆめあい和光前の減速を促す道路標識
・公共施設使用料
[3月議会]
・自治体向け紹介人材派遣 ※国に「特区」を提案
平成20年度(ポストイット:ピンク)
[6月議会]
・わかりやすい予算資料
・予算編成過程の公開
・障害者の就労 ※就労支援センターとして成立
・南口広場の屋根
・エスカレーター設置 ※実施計画(案)までは辿り着いたが、実際の予算化ならず。
・ノンステップ循環バスの充実 ※乗降調査・アンケートの実施へ
[9月議会]
・福祉避難所
・吊り下げ表示 ※地下鉄ホームの「始発」「次の始発」「直通」と札が新設
・ダイヤ改正 ※有楽町線の増便を市を通して要請
[12月議会]
・マニフェスト採点 ※前市長のマニフェスト診断
・新 図書館構想
・埼玉病院へのバス増便
[3月議会]
・総合体育館の利用率調査 ※質問当時の利用率の低さを指摘
・アーバンアクアに新発想
・鳥取方式 芝生化
・冒険遊び場
・ビオトープ
・子ども議会 ※市役所による「広聴事業」の一環として提案。議会が実施することに。
・期日前投票所 増設
・コンクリート道路補修 ※新倉のコンクリート坂道の補修
平成21年度(ポストイット:蛍光黄色)
[6月議会]
・自転車ラック増設 ※但し、既に満車。。。
・旧消防署 跡地利用施設の早期実現
・行政の需要予測 (大規模事業検証会議の形で実現。)
・北インター区画整理の住民参加
[9月議会]
・(工事などの)設計変更する場合の基準の新設
・右折車線
・ロータリーのストップ線 ※ロータリーから出やすくなり、駅前通りの交通がスムーズに。
[12月議会]
・高齢者センター継続雇用 ※指定管理者の切り替え時に移籍を推奨。
・DV相談強化
・武道館 継続に向けて ※耐震化の実施で、一方的な利用中止を回避。
[3月議会]
・職員の時差出勤
・資源ごみ盗難対策を強化
・電子決裁
・新設校
・中学校体育館 耐震
・一般質問の見える化 ※一般質問を経て、市役所がどう対応したか?の回答が出るようになった。
平成22年度(ポストイット:蛍光ピンク)
[6月議会]
・赤池通りの交通課題
・赤池通りへの信号設置の推進 ※設置には至っていないが、必要性を訴える。
・待機児童
・おうち保育園
・保育園と学童の待機児童の連鎖解消 ※市役所から、解消に向けて取り組む旨、回答あり。
・広報掲示板の活用 ※活用アンケートの実施等
・電光掲示板の活用 ※昔の写真展、(有料広告案も)
・情報セキュリティ
・セキュリティUSB
[9月議会]
・ゆるキャラ
※市の若手職員が進めていたが、財政難で頓挫。
他市のおかねを掛けない方式を紹介、実施に向かう。
※現在募集中!!
http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_5684/_5688/_9747.html
・坂や道路等へのネーミング公募 ☆「無名橋」にネーミング決定
・ふるさと納税の推進 ※まずはTOP画面にアイコンの追加
・河川の災害時利用
・福祉避難所 ※第4次基本構想に載る
・駅北口区画整理事業
・特別用途地区 ※特別商業活性化地区
[12月議会]
・シティセールス
・ワンルームマンション規制条例
・広報モニター制度
・自治会配布の復活
・中吊り広告式PR ※試験的に実施
・防災無線音達調査
・迷い人・迷子情報
・放送内容・発見情報の公開 ※HPに掲載開始
http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_5838/_5840/_9783.html
・駐輪場の混雑対策
[3月議会] 未定
任期中、最後の議会です。
既に「これを取り上げようかな」という
いくつかのアイディアはありますが、まだ調整中です。
是非、日頃のお悩みや政策提案、お待ちしています。
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端折っているものもありますが、
大筋で掲載できました。
もちろん、私が提案するより以前に
先輩議員が道を切り開いてきたもの・・・というのもあるし、
私の提案と市役所がやろうとしていたタイミングが
ドンピシャで重なったものもあります。
そういうのも含めて、今回は記載させてもらっています。
見ていただくとわかるように、
結構、赤文字がありますでしょ?
「打率」は悪くないのかもしれません。
こうした成果に繋がったのは、
やはり、その提案の源が「市民の声」であることに
他ならないと思います。
それと、“多額のお金の掛かる提案”をしていない、ことも
関係しているかもしれません。
何を建てよう・・・といった種類の提案は
あまりしていません。
むしろ、「行政の需要予測=本当にそのハコモノはいるのか?の精度を
高める必要がある」とずっと訴えてきた方ですから。
以上が、私の市議会議員として
これまで形にできたモノです。
でも、例えば、やればやるほど
壁にぶつかることもあります。
例えば、
県道や河川の問題であれば、県の壁に。
自治体に紹介予定派遣の導入を、といった提案をした際は、国の壁に
ぶつかりました。
また、ここから先の最大の壁は、
「お金=予算」の壁でしょうね。
それらの壁をどう乗り越えるか・・・
国に特区提案をした時みたいに、
自分の役目はここまで!と線引きしないで
市民の皆さまのために、自分ができることをやり続けたいと思います。
本日、「茶話会」にご参加いただいた皆さま、
ありがとうございました。
正月明け、追加のPRができなかったせいもあって
こじんまりとした集まりではありましたが、
初参加の方もいらして、よかったです。
時間が最後押せ押せになりましたが(いつものことですが。。。)
本日、参加して下さった方にお伝えしたいことは全部お話出来ました。
特に、4年間の総括には、
多くのご評価をいただき、ありがとうございました。
一般質問を行う=野球で言うところの
「打席に立つ」ということ、と例えた上で・・・
では、どれだけのヒットやホームランを打つことができたか?
という視点で、4年間の実績を見ていただきました。
ちなみに、私はここまでの全15打席に立ちましたが、
半分の打席数の人もいれば、ゼロ打席に近い人もいます。
そのこれまでの総括を次回のブログで
お示ししたいと思います。
(つづく)
新年が明けました!
さぁ、私も2011年、
気持ちを新たに活動したいと思っています。
さて。
紅白歌合戦にも出場していたAKB48。
その「Beginner」の歌詞を最近、自分に言い聞かせています。
Beginner=初心者。
私はそれを原点回帰とも捉えています。
私の政治の原点―
それは 阪神大震災での経験 です。
◆なぜ政治家を志したのか?
⇒政治は人の命と暮らしを守るためにある!と考えるから。
◆人の命を守ると言うならば、
警察官や消防、医師等を目指すことはしなかったのか?
⇒法律や制度を変える!それこそより多くの人の役に立つ。
◆なぜ、和光市で政治をしているのか?
⇒多くのまちへの引っ越しも経験している私が
「このまちで暮らし続けたい」と思ったのが和光市です。
そのまちに共に暮らす人の役に立ちたい。
これが「原点」です。
そう考えて、活動を始めてから
(政治活動期間を含め)、もう4年以上経ちました。
一番最初の名刺の裏面には、
私の“宣言”を綴りました。
「生涯“政治家”でいることを約束します。」という宣言です。
27歳という若い年齢で立候補した私が、
これからの長い年月、生涯を掛けて、
皆さまのために働く覚悟であることを、この言葉に込めました。
この言葉で“政治家”としたのは
「議員という立場に何が何でもしがみ付く」
という意味ではないからです。
会社を辞して立候補し、
今も兼業することなく議員活動に専念する私にとっては、
不安定であることは否めませんが、
議員でいること自体が目的となっては、
今のこの地方政治の改革など出来ない、と考えたからです。
次の、第2弾の名刺には
こう、書いてあります。
「和光を変えたい ただその思いで 語る動く走る!!」
です!
この言葉を実践できるようにしていきます!
この時の「原点」の想いを忘れず、
この時に誓った、より多くの人の命と暮らしを守るための
政治の道を進んでいきたいと思います。
2011年1月1日 井上 航
本日は、2010年の大晦日。
今年も今日で最後の1日です。
先日、TV番組に出演した女優の真矢みき さんが
自身のモットーを
「石の上にも三年 プラス1年」とお話しされていました。
この言葉、私にとっても、特別な意味を持つ言葉です。
今年は任期の最終年です。
その中で、
・第5回 マニフェスト大賞「優秀コミュニケーション賞」受賞
・若手政治家養成塾
・書籍、雑誌etcへの掲載
などのように、これまでの3年間の活動を
この1年間で、
評価 & 自身で振り返る & 後世に伝える、という
貴重な機会を与えていただきました。
また、議会でも
・議会基本条例
・第4次総合振興計画 基本構想
に積極的に関わることができました。
いずれ後世へと脈々と引き継がれていく和光市議会に、
こうしてカタチを残すことに大きく関われたのを嬉しく思います。
これらは、最初の3年間の活動の積み重ねがあって、
その上での、今年、巡ってきた出来事だと思います。
(※特に、議会での取組は議会全体が行なってきた
積み重ねの結果だと思います。)
さて。
標題に書いた、国民健康保険の件は、
傍聴を通して感じたことを書きたいと思います。
●市民への影響の大きさを測るのは、人数か?金額か?
影響が大きい国保では説明会をしなかったのか?」という
意見がありました。
この時の “影響が大きい” について
他の議員さんの意見を聞いて、少し考えさせられました。
人数で言えば、下水道利用者は市民の95%近くです。
一方で、国保の加入者は市民の約3分の1(=約30%)です。
だから、影響の大きさを「人数」で測れば、下水道の方が
大きくなります。
しかし、1人当たりの増加額(=「金額」)でみれば、
国保の件の方が影響が大きくなります。
私としては、どっちの物差しも大事であると思います。
だから、単純に比較して
「下水道より、国保の方が影響が大きいから
国保でも説明会をやるべき」という論法は
難しいでは・・・、と思います。
※もちろん、これは国保法で定める
国保運営協議会がキチンと開催されていることが前提です。
●議会で一度決まったことは覆らない。
確かにその通りです。
でも、今回のように、事実と議会側の解釈に
食い違いがあったような場合は考えさせられます。
なんとか委員会(※もしくは議会全体として)として、軌道修正を図る
ことをしていきたい、と思います。
●議会としては、「継続審査」とした理由の説明ができない。
今回の結論は予算編成にも影響の出る大きな結論でした。
でも、それが報告されるのは、最短で2月号の議会だより。
ホームページでも「採決結果」は出せても、
なぜ、継続としたか? そして、その詳しい理由までは出ません。
委員会の議事録が出るのはずっともっと先です・・・(-_-;)
議会は、伝える方法すら有していない、ということになります。
やはり、本会議だけでなく、委員会を含めた
ネット中継などの整備をする必要があると感じました。
●「子供にツケを回さない」、そのための決断とは。
組合保険加入者は毎年、医療費の推移などに合わせて
必要に応じて、値上げしています。
こうした現状がある中で、
国保加入者の保険税で足りない部分を、市民全体から集めた税金で
補てんし続けることは、
本来、別のこと=将来への投資にも使うことも可能な税金を
使っている、ことにもなります。
「子供にツケを回さない」という視点に立った時、
普通は、増税することをNGとするのですが、
今回のようなケースでは、保険税を見直さず、
一般会計からの繰り入れを継続して増加し続けることのほうが
逆に、「ツケを回す」ことに成りかねない・・・と考えています。
以上、今回の傍聴を通して思ったことを書きました。
これで、今年のブログはラストです。
今年1年間は、政治や議会や議員のあり方を
常に考えさせられながらの1年間でした。
石の上にも三年 プラス1年。
その「プラス1年」も残すところ、あと3ヶ月です。
これから先の3カ月間を常にクライマックス!で
走りぬけられるように自分自身に発破を掛け、
今年の記事を閉じさせていただきます。
2010年12月31日
和光市議会議員 井上 わたる
まる一週間、更新を休んでしまいました。。。(-_-;)
年末に向けて、仕切り直して
今日明日、しっかり書きこんでいきたいと思います。
今日の記事は
【チラシ28号+α】 国民健康保険を考える。です。
まず、今週月曜からチラシ28号を配り始めました。
今回のチラシの特徴は
マンガを導入したことです。
「政治をわかりやすく」への新たな挑戦です!
出来れば、小・中学生にも読んでもらいたいと
思っています。
マンガのページが終わると、
12月議会に関する議題の報告を行なっています。
ひとつは 「組織改正」,
もうひとつは 「国民健康保険の継続審議」についてです。
今日のブログ(Part1)では、
「継続審査」の結論が出たのちの
22日(水)に開催された
文教厚生委員会を傍聴したので、
私が傍聴してメモが出来た範囲での要点筆記を
お伝えしたいと思います。
==12月22日(水) 文教厚生委員会==
~議題:国民健康保険の見直しの「継続審査」について~
委員
以上のようなやりとりでした。
ひとつ、傍聴していて思ったのは
「値上げ後の影響は?」や
「広域化のスケジュールは?」などの質問がありましたが、
それは前回の12月議会の中の審議で
聞き終えているべきでは・・・と思いました。
また・・・
「(議案上程前に)事前の市民説明会をするように求めている」と解釈して、
それを理由に継続審査の決め手となったワケです。
でも、それはある種の誤解でした。
執行部から
今回それが誤解であったことが示されたにもかかわらず、
それについては、訂正も方向の修正なども
特に発言はありませんでした。
・・・そのままでいいのでしょうか?
もちろん、前回の12月議会の委員会の中で
市役所側から、そのあたりをキチンと説明されていれば
こうした事態にならなかったのかもしれないです。
でも、議会にも、そこを掘り下げて、趣旨を
確認する必要があったのではないかと思います。
だからこそ、今の、この状況はどこかで、
収拾を図る必要がある、と考えます。
そうでなければ、国保運営協議会の皆さま(=つまり「市民」)へ
説明がつかないのでは・・・と思うのです。
・・・結果としては、説明会を開いた後に
もう1度、委員会を開いて結論を出そう・・・ということです。
是非、この説明会を多くの方(=国保の方もそうでない方も。)に
出席していただければ、と思います。
「説明会」については、
をご覧ください。
~つづく~