井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
今日は、おととい参加した
研修会の報告です。
これもまた大変興味深い内容でした。
【研修会報告
:関西広域連合による被災地支援】
場所は、御茶の水にある明治大学です。
日本自治体危機管理学会が行った研修に
菅原議員の協力をいただき、参加させてもらいました。
4月の東京都知事選の際に
「関西に存在する【関西広域連合】を関東でも!」
みたいな感じで述べてた候補者もいたので
耳にされた方もいるかもしれません。
私も詳しく話を聞くのは初めてです。
かつて関西に住んでいましたが
当時はこんな話はありませんでした。
それも そのはず。
設立は平成22年の12月です。
構成は「2府5県」
大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山、鳥取、徳島で
構成されています。
「鳥取!?って関西か? ってか徳島って四国じゃないの!?」
って思った方、多いのではないでしょうか?
私もそう思いました(笑)
ただ、今日は、この「関西広域連合とは何ぞや?」を
多く語るつもりはなくて、それについては
このHPに託そうと思っています。
http://kouiki-kansai.jp/
講演のテーマは、
この広域連合で今回の東日本大震災において
どう支援を行ったか?です
私が印象に残った話は次の4つです。
<1>
支援する県を決める「カウンターパート方式」を採用
今回、関西広域連合では
支援する県を決めて対応を行ったとのこと。
宮城 ← 兵庫、徳島、鳥取
福島 ← 滋賀、京都
岩手 ← 大阪、和歌山
しかも、単独の県と県との1対1でなく
ダブルキャストで支援してたのがよかったとのことでした。
<2>
それぞれ県に「得意分野」がある。
例えば、兵庫県は阪神大震災の経験から
県として独自に
「家屋被害認定士」の育成を進めてきていたそうです。
これが被災地の被害実態の調査に
役になったそうです。
また、鳥取県は内部被ばく量を調査できる
移動式測定者や技師を有していたため、
これも現地で活躍しているそうです。
<3>
市の事務と県の事務は違う。
私も県議会議員になって思いますが
市と県の役割は違います。
それは行う事務も異なる、ということです。
だから、同じ公務員、同じ役所務めであっても
被災した市役所に県庁の職員を派遣しても
実は役に立たないことが多かった・・・という話でした。
これは、言われてみれば当たり前ですが
目からウロコの話でした。
<4>
真っ先に派遣するなら、局長級。
これも、目からウロコの話でした。
局長クラス・・・っていえば
結構年齢も上です。
私は、それよりも若い体力のある職員のほうが
向いているのでは・・・と思っていました。
ただ、局長クラスが行くことには
大きな意味がある、ということでした。
1つは、被災地の役所にて
副市長とか責任のある立場の人と話ができる、ということです。
(若い職員だと、そうはいかない。。。)
2つめには
現地の様子を地元の役所に報告した時も
局長の報告に従い、部下たちが「わかりました!」とすぐ動く、
ということです。
(若い職員だと、そうはいかない。。。)
そして、3つめは
局長クラスは、16年前の阪神大震災を
係長級くらいの時に経験している、
ということです。
(若い職員だと、職員にもなってない。。。)
以上、私の記憶に残ったことを
まとめさせていただきました。
今は、私たち被害の少なかった地域が
被災地を支えることに 全力を尽くすべき、と考えます。
でも、今回の講演を聞くと、
いつか今回の被災の経験から多くの被災時対応を備えた
宮城、福島、岩手に、そのノウハウをもとに助けてもらう時が
来るような気がしてなりません。
そして、被災経験を社会として引き継いでいくことはもちろんですが
行政として引き継いでいくことの大切さも
痛感させられました。
最後に。
とても良い研修に参加できたこと、
声を掛けてもらった菅原議員にも感謝です。
県のこと、行政のこと、
もっともっと詳しくなりに行きましょう!
本日から 埼玉県知事選挙 がスタートしました。
期間中は選挙に直接関係する記事は
書かないので、その分、
延ばし延ばしになってた議会報告や
日々の活動報告を行なっていきたいと思います。
さて。
昨日(7/13・水)は、まさに見聞を広めるための1日でした。
日中は、【県立がんセンター】の視察、
午後は、【関西広域連合の今回の震災対応】を学ぶ研修会に
参加しました。
そのいずれも、会派「刷新の会」で一緒の
戸田の菅原議員と共に伺いました。
今日は、がんセンターの報告を
させていただきます。
(※関西広域連合が明日。)
【視察報告:県立がんセンター】
先日、新病院の起工式に行きましたが
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/916/
現在のがんセンターの取り組みについて
もっと知る必要があると考え、伺いました。
今、後ろに映っているのが「本館」です。
(昭和50年建設)
現在、病棟は、この本館のほかに
・南館 (昭和60年建設)
・東館 (平成10年建設)
があり、
新病院の完成後は、東館を残し、
取り壊される予定です。
入院部門では、一日平均患者数は357名。
述べ13万人が受診しています。
外来部門は、一日平均患者数は790名。
述べ19万人が受診しています。
概要は、ざっとこのような感じです。
私が最も関心があったのは、建物のこと・・・以上に
埼玉のがん医療のために、このがんセンターで
どのような治療・研究が行われているか・・・でした。
今回の視察は
まさにそれを知る貴重な機会となりました。
2時間以上、時間をいただいたと思います。
本当に丁寧に案内をしていただきました。
※病院の関係者の皆様、
県庁の担当の方に心から御礼を申し上げます。
「緩和ケア病棟」では
緩和ケアを待っている患者さんの数の多さに驚き、
また、ボランティアの方が季節感を出すために
様々な行事や装飾で工夫をされていました。
何より、家族と時間を過ごすために
最大限のケアを行っている・・・というのが
肌で感じることが出来ました。
「デイケアセンター」では
最新の日帰り治療の様子を見させていただきました。
私は介護に関わるの仕事をしていたので
「デイケア」というと、“日帰りのリハビリ” というイメージだったのですが
がんセンターにおけるデイケアとは、まさに日帰り治療のことを
指しています。
その他、
「臨床検査室」や「MR」などで活躍する
最新の医療機器についても
実際に見せていただき、詳細に説明を受けました。
菅原議員が、
必ず 「この機械、いくらですか?」 と
聞くのが面白かったですね(^_^.)
その答えは、やはり「○千万円」とか「○億円」と
いう大きな金額です。
ただ、その額を引き下げるための
事務方の涙ぐましい努力の話なども聞くことが出来ました。
それと、「臨床腫瘍研究所」では
絶対に、多人数の視察では聞けないような
深~い話を聞くこともできました。
現在、県立がんセンターでは
・緑茶のがん予防効果 や
・ひとりひとりに合った乳がんの治療の判別方法の研究
などが進められています。
研究職の方の真剣な姿勢が
ものすごく印象に残りました。
平成25年度を目指して、新病院の
建設は進められています。
ハードもソフトも
今まで以上の水準になることは
必ず、私たち県民のプラスになると確信できる視察でした。
最後に、病院長の言葉を紹介して
視察報告としたいと思います。
「埼玉のがんをなくしたい」 ―
私もがん対策の推進を行うことを
主要政策の、しかもトップに掲げています。
病院長の言葉の実現を後押しできるよう
精一杯、県政活動をしていきたいと思います。
この写真は 議案書ファイル を
整理したものです。
最初は、
執行部から配られた議案書のみでした。
それから議会を終えると・・・
様々な資料が配られ、自分でも調査した
資料を挟みこんでいくと、
ファイルに収まるギリギリのボリュームになりました。
それだけ多くの情報に
19日間の会期日程の間に触れたんだな、と
思い返します。
さて。
この6月定例会の報告を行おう・・・と
思うと、ひとつ、自分の課題が見えてきます。
それは・・・
「自分が所属している委員会以外の委員会での
審議が(市議会の時ほど)掴みきれない」
ということです。
その理由―
ひとつには
県の扱う議案の範囲が広く
委員会が8つに分かれている こと。
もうひとつには
総括質疑がない こと
が言えると思います。
和光市議会の時は、「総括質疑」といって
もちろん、同じ会派「刷新の会」のメンバーは
こんばんは。
金曜日、7月8日に6月定例会が閉会しました。
全ての知事提案の議案は
可決されました。
これによって、震災対応を中心とした
補正予算 48億743万円が成立し、
一層対応が進むと期待します。
それにしても、1回の補正で48億円っていうのは
和光市の年間予算規模が200億円超・・・ということと比べると
市の年間予算の4分の1相当の額を
一度の補正でしてしまうんだから、凄いコトです。
週明けから、
今回の6月議会報告を順次行ってまいります。
なお、今日は
10時からサンアゼリアの上映会で
「ミツバチの羽音と地球の回転」を鑑賞しました。
映画を最後まで見ることが出来なかったのですが、
パンフレットを買ったので、あとで見れなかった後半部分を
補っておこうと思います。
スウェーデンの人が
「電力を選んで購入・契約できないの!? マジで!?」
という反応をしていたシーンがとても印象に残りました。
その後、社会福祉協議会さんの
樹林わんぱくに立ち寄り、
お昼はカレーとフランクフルト。
あと、お土産にゆめあいパンを購入しました。
そして、その後、午後1時30分からの
がんセンター新病院の起工式に出席させていただきました。
建設予定地は、伊奈町にある
現在のがんセンターの隣です。
このあたりにできる予定です。
本格的な、起工式というのは
初めて出席した気がします。
各あいさつの他、
「鍬入れ」や「くすだま割り」などがあり、
だいたい45分くらいで終了しました。
なお、終了後に撮影した写真がこちらです。
現行のがんセンターについては
近々視察に行く予定にしています。
「調査休会」でした。
今日は、大妻女子大学で講演を行なってきました。
「キャリアデザイン」という講義のゲストスピーカーですが
その講師が私の知り合いの方だった縁で
やらせていただくことに なったのです。
1時間の本格的な講義。
私にとっても初体験です。
女子大で話すので
「“女性の”キャリアデザイン」というところにも
重きを置いたつもりです。
詳しい話は、またの機会に。
ちなみに。
その中で、
「就職活動に選挙のノウハウが使える」・・・
「ポスターはノンバーバルコミュニケーションの最たるものだ。」
という切り口で、若手政治家養成塾の講師陣&塾生のポスターを
紹介し、どのポスターが印象よいか?=投票したいか?を
選んでもらう、というコーナーも行いました。
就活では、
写真や履歴書、エントリーシートだけで
書類選考を行われます。
「ノンバーバルコミュニケーションの重要性」とは
話す “内容” でなく、その人の表情・雰囲気・口調、外見のほうが
人に与える印象の大きなウェイトを占める・・・
ということです。
今日のポスターで候補者を選んだその感覚が、
きっと就職活動における面接官の感覚に似てる・・・
そんなお話をしました。
写真は、その時の様子です。
ちなみに。
学生さんの一番人気は、
一番左の国立市議会議員に当選された
藤江 竜三さんのポスターでした。
そのほかにが、
「キャリアデザインは社会との関わりなしに描けない」 という
テーマで、社会人になったら納める税金についても
少しお話しました。
授業後。
講師の方から
学生さんが授業後に書いた感想レポートについて
ご報告いただきました。
本っっ当に、学生の皆さんが
真剣に聞いていてくださったのがわかりました。
つたない部分もあったでしょうが、
ありがとうございました。
そして、「人生、これ経験」と思って
色々なことにチャレンジしてくださいね。