井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
このブログ、県議会最終日に書いています。
県議会では、午前中、
2月定例会に上程された全ての議案を採決し、
全て賛成総員、もしくは賛成多数にて
成立しました。
来年度予算も、成立しました。
午後は、
・意見書
・委員会(常任・特別)の選任
・正副 議長選挙
などが行われる予定です。
県議会の2月定例会の最終日は
夕方6時頃まで例年、行われるそうです。
また、意見書では
・北朝鮮による拉致問題の一刻も早い解決を求める意見書
・東日本大震災で発生したがれきの受け入れに関する決議
・年金制度抜本改革の全体像を早期に示すことを求める意見書
・個別所得補償制度の見直し等の農業政策の立て直しを求める意見書
・拙速な人権救済機関の設置を目的とする法律の制定に反対する意見書
が可決・成立しました。
今日(3/22・金)の埼玉玉県議会は「委員長報告」です。
常任委員会が8つ、特別委員会が7つもある県議会では、
自分の所属していない委員会が情報を得ることが大切です。
和光市議会の時は、「総括質疑」といって
委員会での審議に入る前に、他委員会に付託された
議案について、聞くことが出来る機会が
全議員にありました。
しかし、県議会では、その総括質疑がありません。
形としては、委員会前に行う一般質問が
「議案及び県政に対する質問」ということなので、
この機会を利用して聞くことは出来ますが、人数の関係で
全員が出来るワケではありません。
そのため、和光市議会でいうところの“全員参加の総括質疑”は
ないことになります。
だからこそ、委員会での審議は終わっても、
本会議最終日の採決で賛否を表明するにあたり、
各委員会での審議内容の把握は欠かせません。
会派のメンバーから確認したり、
こうした委員長報告を聞くことで収集することが大事だと思っています。
ちなみに、今日は早朝団会議で、このあと準備して出勤です。
そして、昨日(3/22・木) は 議案調査日で
県庁に行きましたが、その前には2つの行事に
出席しました。
ひとつは、市内小学校の卒業式です。
広沢小学校の卒業式に出席させて
いただきました。
毎年、
・校長先生の言葉
・教育委員会の告示
・来賓挨拶(=市長や中学校の校長先生)
があり、多くは「その年に注目された著名人の言葉」が
引用されます。
去年までだと、イチローとか、小惑星探査機はやぶさの開発者とかで、
今年は、予想通り、
なでしこジャパンの澤選手、アップルのスティーブ・ジョブス などです。
ただ、今年の広沢小学校の校長先生の話は
誰の引用でもなく、ご本人の言葉として、
生徒へのメッセージをお話しされていました。
東日本大震災を踏まえてのお話でしたが、
「日本人としての誇りを胸に」といった言葉があり、
胸に響くものでした。
卒業生の皆様にも、きっと届いたものと思います。
さらに、その後は、知事公館で行われた
「狭山茶を楽しむ会」に参加させていただきました。
知事公館の庭を使って
「野点(のだて)」が行われました。
これは、抹茶の野点です。
※指が映り込んでるのはご愛嬌で。。(^_^;)
こちらは、煎茶の野点の様子。
抹茶は、庭園などに行った時に、
私も好きでよくいただくのですが、煎茶の御点前を拝見するのは
初めてでした。
この「狭山茶を楽しむ会」は、
放射能問題からの信頼回復・ブランド復活への取り組みの一環です。
既に全銘柄ごとの検査を実施、暫定基準値以下のものには
検査済みシールを貼っての販売が徹底されていますので、
それをご確認いただければ、安心していただけると
思います。
最後に。
私も非常に気に入っている
「狭山茶摘み歌」の一節を紹介して、今日のブログを
締めたいと思います。
“色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす”
是非、皆さまにも、埼玉の狭山茶を
お召し上がりいただければと思います。
こんにちは。
昨日(3/19・月)に、この2月定例会の中で
開催されていた「予算特別委員会」の審査が
終わりました。
来年度予算は、一般会計で1兆6777億円。
和光市の1年間の予算が約214億円ですから、
その規模の大きさがわかると思います。
私の所属する「刷新の会」では
所属した3委員がそれぞれ、質疑・締めくくり質疑に登壇し、
予算案について、様々な角度から質問を行いました。
昨日の採決では、いずれの会計予算についても
「賛成」としました。
私は、予算は“賛成”する・・・ということのほうが
責任が重いと思っています。
だからこそ、来年度のこの予算についても
適切な執行がなされるように
今後もチェックをしていきたいと思います。
なお、下記に「刷新の会」としての
賛成討論を掲載したいと思います。
【賛成討論】
刷新の会を代表して第一号議案「平成24年度埼玉県一般会計予算」に賛成する立場から討論を行います。
上田知事におかれましては、予算審議にあたり、刷新の会の質疑に対して真摯かつ丁寧なご議論を交わしていただきました事に、敬意と感謝を申し上げます。
それでは、賛成理由について申し上げます。
初めに、歳入については、県税収入が前年比135億円の増、また地方交付税を46億円の増としながら、臨時財政対策債含む県債全体の発行額を15億円減じ、歳入総額を一定額確保しながらも自立性をしっかりと確立しています。
また臨財債を除く年度末の県債残高を425億円減額する見込みになっており健全性も維持させております。
さらに納税率向上に向けた市町村支援や財産収入の確保、既存事業の見直し、118名の定数削減など、行財政改革を推進しており、大いに評価いたします。
次に、歳出については、日本再生イニシアティブの三大公約を突破口としながら、「安心の確立」、「成長の実現」、「自立自尊の埼玉」を掲げており、それぞれの施策が、乗数効果、波及効果の高い政策展開となっております。
具体的には、エコタウン、ウーマノミクス、健康長寿の三大プロジェクトは、超高齢化社会という大きな課題を乗り越える有効な政策であり、県民の期待も大きいため、その成果を大いに期待して評価いたします。
「安心の確立」では、帰宅困難者対策の推進、さいたま新都心への医療拠点整備促進や#8000の拡充など、費用対効果も踏まえながらも、県民が今何より求めている生命と財産を守るために、手厚い予算配分を行っており、高く評価いたします。
そして「成長の実現」では、グローバルな人材育成と活用の支援、農産物のブランド化など、「成長への投資」がなされている事に強く賛同いたします。
さらに「自立自尊の埼玉」では、障害者就労施設の工賃上昇への支援、川のまるごと再生プロジェクトの推進など、県民の絆を深めることによって、地域に誇りをもって住み続けるための取り組みを大いに評価いたします。
なお、本委員会において小野委員、竹並委員からも質疑がありました、朝鮮学校に対する補助金については、「準備として計上するが安易に執行するつもりはない」といった趣旨のご答弁もありましたが、「拉致問題の解決ということもしっかりと視野に入れていただき、安易な予算執行をすることのないよう申し添えさせていただきまして、賛成討論といたします。