井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2014.02.24
こんにちは。

24日(月)は県議会では「議案調査日」となっております。
私は自身の所属する県土都市整備常任委員会の予算事業を中心に
資料読みなどを行いました。

さて、24日(月)の朝日新聞埼玉版や
23日(日)の読売新聞、25日(毎日新聞)に
「和光市が災害時にツイッターを利用して情報収集を行う」
という記事が掲載されていました。




朝日新聞デジタルの記事(前半部分)を
下記に引用します。

『つぶやくだけでなく、災害時にリアルタイムに被害情報を集め、次の一手につなげる――。14日から降った大雪を教訓に、和光市は災害時、短文投稿サイト「ツイッター」を活用し、市民からリアルタイムで被害の情報や写真を集める方針を決めた。

 和光市友好都市で災害時相互応援協定を結ぶ長野県佐久市の柳田清二市長がツイッターを使い、今回の記録的な大雪に対応したのがきっかけだ。』


http://www.asahi.com/articles/ASG2P4K6WG2PUTNB00J.html



もともと、和光市では公式ツイッターアカウントを有し、
積極的に情報発信が出来ていました。

今回のポイントは、記事の一番最後に綴られていた
「#和光市災害」というハッシュタグを設けたことです。




この「#〇〇」というのは、無数に存在するツイッターの中で
ある話題に絞って閲覧するために、投稿文の最後に付けるものです。


例えば、今回のような大雪が次に発生した場合であれば、

「川越街道のどこどこで積雪がすごい。車の立ち往生が発生中。#和光市災害
「どこどこの交差点に雪で街路樹が倒れて交通の妨げになっている #和光市災害

のように投稿します。

それを行政は、ツイッターの数ある投稿の中から
「#和光市災害」がついている投稿だけを絞って読むことが出来ます。

この文章に、さらに写真も添付されば
さらに便利に、適切に情報収集が出来ることでしょう。


私も今回の大雪の際に、
市民の方からfacebookのメッセージ機能で県道の情報を送っていただき、
その情報を朝霞県土事務所に届けることが出来ました。

この「#和光市災害」で投稿された文章は
行政に限らず、誰でもチェックできます。

私も県道の情報収集には、この機能を是非使わせていただこうと思います。

また、何よりもそうした情報を市民ひとりひとりが入手することで
危険な場所に近づかないことや、
その状況を見て不要不急な外出を控えたりすることも出来るはずですので、
「投稿する」「チェックする」という
その両方を使いこなせるようになるといいですね。




さて、話は変わりますが、
実は昨日(23日・日曜)、和光市の西大和団地では
朝7時台に断水が発生しました。


一時的に全戸が、そして、一部は夕方4時まで断水という
事態になりました。


私もツイッター、facebookでまずは事態のお知らせと
情報収集も出来ればと思って投稿をしましたが、
今回に関しては結果として、非常にアナログ的な対応が
もっとも効果的でありました。


・市役所、水道業者、自治会さんとの連携・調整
・街頭演説用のスピーカーで各棟を回っての現状報告と情報収集
・高齢
でタンクを持てない方への水の届けetc。


私も上記のような様々なカタチで携わることになりました。


今後の災害発生時やまちづくりにも活かせそうなので
改めて、今回の課題や教訓を整理して記録したいと思います。














2014.02.20
こんにちは。

今朝はインターンの学生3名と共に和光市駅北口で駅立ちを行いました。

予定していた以上の枚数を受け取っていただきました。
ありがとうございました。


さて、この間、各報道で埼玉県への自衛派遣要請を巡り、
秩父市と埼玉県の意見の対立を取り上げる記事が掲載されています。


この件に関して、松本和光市長が首長の立場から
次のようなブログを書かれているので紹介したいと思います。

http://ameblo.jp/takeyan/entry-11776794030.html




そして私は県政に関わる立場から
是非、皆様に紹介したいものがあります。

それは埼玉県の「地域防災計画」です。


現在、東日本大震災を受け、見直し中で
その見直し案がHPに公開中であり、パブリックコメントも受付中です。

http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/598869.pdf


そのうちの

第2編 震災対策編
第2章 施策ごとの具体的対策
第4 応急対応力の強化    (※第2編-122ページ~)

に、今回の「自衛隊災害派遣」について綴られています。

全ての文章を引用すると膨大になりますが、

例えば、

災害派遣活動の範囲 には

自衛隊の災害派遣の要請は、人命の救助を優先して行うもので、その範囲は、生
命及び財産の保護のため必要があり、かつ、その事態がやむをえないと認めるもの
で、他の要員を確保する組織等がない場合とし、おおむね次のとおりとする。

(…以下略)



とあります。


今回の秩父市等への対応について、埼玉県では県警、防災ヘリ、県土整備部など
持てる限りの能力を用いて事態にあたってきました。

この災害派遣活動の範囲にあるように、まず県や市が
出来る範囲で事態にあたることは、自衛隊に派遣要請する際の
前提になるわけです。

県がまずは全力で事態解決に努めたことは
決して非難されるべきことではないと思っております。


また、


市町村から県に対する災害派遣要請の依頼  

については次のような記載があります。


・知事に対する自衛隊災害派遣要請の依頼は、市町村長が行うものとする。

・市町村長が知事に対し自衛隊の災害派遣要請を依頼しようとするときは、次の事
項を明記した文書をもって行うものとする。ただし、緊急を要し、文書をもって
することができないときは電信、電話等により県危機管理防災部危機管理課に依
頼し、事後速やかに文書を送達する。また、緊急避難、人命救助の場合、事態が
急迫し、通信等の途絶により、知事に要求ができない場合は、直接最寄り部隊に
通報し、事後所定の手続を速やかに行う。

【記載事項】
・災害の状況及び派遣を要請する事由
・派遣を希望する期間
・派遣を希望する区域及び活動内容
・その他、参考となるべき事項


報道をくまなく目を通していますが、現時点で
私はまだ、市町村側に求められるこれらの手続き・プロセスについて
どのように行われてきたかは把握できていないため
ハッキリしたことは申し上げられません。

ただ、この【記載事項】にある事態をどこまで明確に出来ていたか・・・が
自衛隊要請がスムーズに行ったかどうか・・・のカギだと思います。

とはいえ、今回のような観測史上例にない積雪の中で
対応に追われている自治体側が上記の手続きを正確に行わなければならない・・・というのは
「現場」の状況にそぐわないと思います。

今後は、積雪時も想定し、より明確なガイドラインを設けるなどが
必要になると感じています。



最後に、埼玉県と自衛隊との繋がりについて
触れておきたいと思います。


埼玉県は自衛隊を含めた関係各機関と
年2回の連絡調整会議を重ねてきています。

また、過去にも山火事・台風などの際に
自衛隊の派遣要請は経験しており、今回が初体験で
何もわからなかった、ということでもありません。

加えて、埼玉県の危機管理防災部には
「危機対策幹」という役職があり、その役職には現在
自衛隊OBの方が就いております。


このような連携を持ったうえで
今回の事態にも県は常に警察、そして自衛隊と
密接に情報を交換しながら、対応にあたっていた、ということを
改めて申し上げたいと思います。



この数日、和光市では
自衛隊朝霞駐屯地を離発着するヘリコプターを目にします。





自衛隊の皆様の活躍で孤立世帯の方々が
一日も早く安心した日々を送れるようになることを祈ると共に、
隊員の皆様には、二次災害などなく無事任務を果たされることを
願っております。


2014.02.19

こんにちは。

今日は2月定例会が開会されました。

今回の主な議案は、平成26年度予算。
歳入歳出総額は、1兆7,298億8,600万円になります。

県議会では明日から2日間、新年度予算説明会も行われます。
これらを通して今回の予算案に議論を深めていこうと思います。


そして、本日、会派「刷新の会」では
「大雪に対する緊急要望書」を上田知事宛に提出しました。




要望書提出時の様子。
井上は右端です。

こちらが「要望書」。
クリックしていただくと拡大します。




なお内容は今回のブログの最後にも綴ります。


また、今日は県警、及び危機管理防災部から
この間の取組と、最新の情報について説明を受けました。


その中で、見せていただいた秩父市の写真。




救助のためにヘリで降下した先の積雪は
胸のあたりまで来ています。

更に現在、立ち往生となり除雪を行っている地域は
2~3mにも及ぶそうです。


そして、この地図が市内の除雪状況を
示したもので、黒色になっている箇所がまだ通行止めになっている箇所です。





こうした大雪に関する情報を
埼玉県では「埼玉県の大雪対応情報」と題して
これまで部署ごとに提供していた情報の一元化を行いました。

URLはこちら。
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/ooyuki-info/
是非、定期的にご覧いただければと思います。



=====

                         平成26年2月19日

埼玉県知事 上田清司 様

                         埼玉県議会 刷新の会
                         代表 鈴木正人
 

              大雪被害に対する緊急要望書

 今月14日から15日の観測史上最多の積雪により、県内全域で膨大な被害が発生しています。知事は17日に罹災地域における災害救助法の適応、および自衛隊への災害派遣要請等を行い「県としてもできる支援は何でも行ってまいります」と表明しております。
 しかし、秩父市をはじめとする交通網の寸断による集落の孤立は現時点でも解消されておらず、食糧や燃料、医療へのアクセスが制限されることにより、県民の生命を脅かす状況となっています。また県内の全域において農作物および農業施設、ならびに公共施設等への広範囲かつ甚大な被害が発生しており、今後の農業生産のみならず、地域経済、県民生活に深刻な影響を及ぼすことが懸念されております。
 そこで、県におかれましては、今回の大雪被害に対してスピーディかつ的確な対応策を講ずるよう、以下のように要望いたします。

                      記

<今すぐに行うこと>

・人命の確保を最優先に、政府、市町村、自衛隊等と連携の上、全力を尽くして救援活動を行うこと
・一刻も早い交通ネットワークの確保により、孤立集落を解消すること
・孤立世帯等に対して食糧や燃料をはじめとする物資の緊急的な供給を着実に行うこと
・農業をはじめとする県内の被害状況を早急かつ適切に把握し、農業災害対策特別措置条例の指定を早急に行うとともに、財政措置を含む農家の再生支援を行うこと
・被災した商工業者や福祉事業者等への相談支援体制を充実させること
・農地や農業関連施設の被害に対し、政府に激甚災害を指定することを求めること
・東京電力に対して、停電状態からの一刻も早い復旧をはかるよう要請し、県のできる支援を適宜行うこと
・金融機関に対して、きめ細かい災害時特別融資を実行するよう要請を行うこと
・県有施設の被害状況調査を早期に実施し、同規模降雪時を想定した強度調査を実施すること


<中期的に行うこと>

・政府に対して行政機関による立ち往生車両の強制撤去を可能にする法改正を求めること
・県として雪害に備えた除雪専門機材等を配備すること
・県職員を雪国に派遣して、雪害対応の研修を受けるようにすること
・豪雪も想定した帰宅困難者対策を推進し、対策条例の制定を早期に行うこと
・JR、私鉄等の鉄道会社に対し、線路・ポイント等の凍結対策、降雪に適応したダイヤの採用など更なる積雪対策を講じ、除雪車等の専門機材の整備についても併せて要請すること


                                   以上




2014.02.18

こんにちは。


今日(18日・火)は午後から埼玉県都市計画審議会が
開催されました。(※写真は今日の議案書。非常に分厚い!!)





今年度1年間の務めてきて、
今日で予定されている3回の審議会が終了です。

この間、和光市駅北口の区画整理に関する案件や
「和光市の都市計画区域の整備、開発又は保全の方針」という
将来都市像や土地活用を定めたビジョン策定などにも関わることが出来ました。


よい時期に委員になれたように思います。



さて、明日からは埼玉県議会の2月定例会が開会します。

この議会は次年度予算の審議を中心として、
1年で最も長い期間、開会されます。


また、今回の大雪に対する対応や
今後の減災対策についても議論が及ぶと思います。

特に秩父市などへの自衛隊への災害派遣要請については
今、報道等で指摘が出ていますが、一連の経緯の実情を把握する意味でも
上田清司 埼玉県知事のブログをここで紹介しておきたいと思います。


リンク 
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/room-taiko/room-taiko-new.html

下記に引用します。

======



2月18日(火曜日)の一打「記録的な大雪への対応」


 


 14日から15日にかけて東日本を中心に降った記録的な大雪は、県民生活に大きな爪痕を残しました。


 秩父地域には、交通途絶により今もなお孤立を余儀なくされ不安を感じておられる方々がいらっしゃいます。今回の降雪で被害に遭われた方々、また農作物被害や農業用施設の倒壊などの被害に遭われた農家の方々には心よりお見舞いを申し上げます。


 このブログを借りて、今回の大雪への県の対応状況について御報告をさせていただきます。


 まず、14日夜から15日未明にかけて、秩父市大滝における車両の立ち往生や、雪崩による家屋損壊などにより、計6か所で58人の方々が孤立状態にあることが確認されました。このため県では、危機管理防災部、県土整備部、県警察本部が連携して、県の防災ヘリコプター、県警ヘリコプターを出動させるとともに、県土整備部を中心に懸命な除雪作業などを行うことにより、17日の午後3時までには緊急に救助する必要のある方々の救助は完了しました。しかし、それ以外にも、交通途絶で孤立している世帯が18日の午前9時の時点で、6市町29地区の合計1,118世帯にのぼっています。


 県では今回の大雪に対応するため、15日早朝から県と警察、自衛隊が緊密に連絡を取り合い、刻々と入る情報に合わせて対応を進めてまいりました。また、自衛隊とも、市町村からの要請を踏まえ、いつ、どのような状況、どのような内容で派遣を要請するかについて協議を行っていました。


 大雪から3日目となった17日の午前9時には、一部地域における交通途絶状態の長期化が懸念されたことから、自衛隊の連絡員が県の危機管理防災センターに入り、自衛隊も含めた救助活動などの具体的なオペレーションについて協議を開始しました。


 さらにこの間、県内各地域の具体的な障害状況の確認作業を行い、その結果17日の午後4時には、断水や停電、食糧不足などにより、緊急に対応を要する6地区約180世帯の情報をとりまとめました。


 そして、これらの地域に対する対応が県の能力を超えると判断し、午後6時30分に陸上自衛隊第一師団長あてに救援物資の輸送について正式な派遣要請を行ったものです。


 この要請に基づいて、本日も孤立世帯のうち三峰地区の30世帯66人の方々に非常食や灯油を届けるなど、自衛隊による災害派遣活動が行われていますし、県を中心とした除雪作業も引き続き精力的に進めています。


 一方で、三県(埼玉、新潟、群馬)知事会議で結んでいる防災協定に基づき、除雪用の資機材の提供を新潟県に要請しています。現在、新潟県では大型除雪ロータリーなどの派遣準備を進めていただいており、早ければ明日から作業が開始されます。なにしろ、豪雪地帯で活躍している資機材ですので、大変心強い助っ人です。


 こうした対応のほかにも、県では、必要に応じ被害を受けた方の県税の減免等の措置を決定したり、農業被害に関する相談窓口を設置するなど、現在できる限りの対応をとっているところです。


 今後も皆様が一日も早く日常生活に戻れるよう、引き続き、市町村、警察、自衛隊などと連携し、復旧に向け全力で対応してまいります。
 





2014.02.17
この度の大雪で被害を受けた皆様に
心よりお見舞い申し上げます。

まずは、県全体の情報についてお伝えできればと思います。


【平成26年2月14日からの大雪に伴う救助事案について】

こちらのサイトで時系列をご確認できます。

http://plaza.rakuten.co.jp/kikisaitama/


ここには、この間の和光市内で発生した
状況についても触れられています。


〇ライフライン

◆停電
和光市   829軒 復旧済み


〇雪による交通規制

◆東京外環自動車道
・外回り(大泉料金所~三郷南IC) 通行止め 規制解除
・内回り(和光IC~大泉IC) 通行止め 規制解除

◆県道関連
・和光インター線 和光市中央 路面凍結 通行止め 規制解除
・練馬川口線 和光市白子(和光陸橋) 路面凍結 通行止め 規制解除



この他、私が所属する県土都市整備常任委員会の管轄では
県立公園の「くまがやドーム」の屋根が崩落しました。

県からも報告を受け、下記のような状況です。


◆県有施設被害 くまがやドームの幕屋根破損

幕屋根全体に数本の亀裂が入り、積もった雪がドーム内に落下。
今後の復旧については調査中。人的被害はなし。


そして、県全体では、秩父市を中心として
被害が大きくなっております。


県は大雪に伴う自衛隊の災害派遣要請を行いました。
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news140217-18.html


自衛隊と県、県警、が一体となって全力で対応を進めているとの事です。



また、農作物・農業施設に被害が生じています。

これらの被災農家の生産力の維持及び経営回復を支援するため
相談窓口を設置することになりました。


◆大雪被害緊急相談窓口の設置について
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news140217-16.html



今後も、県の情報を伝えていきたいとと思います。





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