井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
こんにちは。
先ほど、埼玉県議会6月定例会が終了しました。
今回は自身の一般質問登壇の他、
政調会長として意見書(案)の作成や多種にわたる文面のチェックなど、
ずっとPCと書類と向き合う1か月でした。
そして、今回は最初っから最後まで知事選を巡る政局絡みでした。
全ての一般質問で知事を追及する質問がなされ、
最終的には知事の問責決議が自民党単独で成立する、といった
県民のための政策提言が極端に少ない議会でした。
今回の問責決議案に対しては「断固として反対!」という
立場を我が会派「無所属 県民会議」は取っています。
県民会議からは石川忠義議員が反対討論を行いました。
このブログの最後に綴ります。
さて、今回の6月定例会で
私が印象に残った光景をひとつ紹介させてください。
私が一般質問を行った日のことです。
「知事がサッカー観戦の公務を抜けて、
知事選にまつわる動きと取れる行動をしたのは公務軽視ではないか?」
という自民党議員の質問がありました。
まさにその質問をしている最中、
自民党の後ろのほうの議員席が揃って不在になっていました。
どうやらその日に行われた自民党が支援する
知事選候補者の記者会見準備だったようで…。
議員にとって最も大切な仕事は議会です。
ましてや、壇上で公務の重要性を説いてる最中に
最重要公務の議会を抜けているとは・・・。
これこそ議会軽視以外の何物でもありません。
今回の多選自粛条例の件や今ご紹介した事例も含めて、
政治家の行動・言葉の重みを改めて痛感させられる議会でした。
改めて襟を正して今後も活動してまいります。
今後、少しお時間をいただきますが
活動報告をまとめて、報告をさせていただきます。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
知事に対する問責決議案に対して無所属県民会議を代表して反対の討論をします。
この問責決議案は、知事の4選立候補に関し主に5月の臨時議会で可決した「知事、県執行部、及び県付属機関の法規遵守を求める決議」と今定例会で可決した「埼玉県知事の在任期間に関する条例の遵守又は適正な手続きを求める決議」を守らないとして知事の責任を問うものです。
この2つの決議は、知事に対して次の2点の履行を迫るものです。
1つは、4期目の選挙に出ないこと。2つ目は、4期目を目指すのであれば直ちに「埼玉県知事の在任期間に関する条例」の改廃を議会に提案することです。
しかしながら、法的拘束力がない議会からの一方的な見方、主張による、この決議の不履行をもって問責を試みるのは、無理があります。
理由を述べます。
前者については、きちんと条例を理解できていれば、誰でも分かることですが「埼玉県知事の在任期間に関する条例」では、「連続して三期を超えて存在しないように努める」としている通り、三期を超えない努力をすることが規定されています。そして、今定例会でも知事から再三説明があった通り、また報道もされた通り本人は「三期を超えない努力」をしています。
また、条例の改廃については、本人からの説明にあった通り12年前に自ら条例を提案した経過から、条例を改廃することをもって「問題なし」とすることを潔しとせず、これを今後も背負いながら、選挙によって直接的に県民に信を問う道を選択していることに妥当性があるからです。
これに対し先の決議や本会議では、議員から「議会軽視」と罵る言葉が浴びせられ、また、問責決議案では「論点の巧妙な「すり替え」であり、県民に責任転嫁する卑劣な行為と言わざるを得ない」と表現しています。しかしながら、この発想自体が民主主義とこれを実現する手法に対する理解の欠如としか言いようがありません。「すり替え」でも何でもありません。
もちろん、民主主義を実現する手段として直接民主制、間接民主制、ともに一長一短はありますが、議会制度が、間接民主制として民主主義を実現する手段の一つとしてあるように、選挙という直接民主制によって民主主義を実現する手段がある現実を無視して、決議をもって感情的に条例改廃を強制する思考は理解できません。
そもそも決議とは、議会の議決機関としての機関意思を決定するものであり、「二元代表制」を声高に主張する議員が、法的拘束力のない決議によって一方の長に対し、憲法で定めた職業選択の自由と立候補の自由を制限することが許されないことは、これまで「法の支配」を主張していた議員はきちんと認識しなければなりません。
このことは、12年前の県議会でもさんざん議論されたはずです。
これらを無視して、知事の責任を問うという論理は強引で、飛躍していると言わざるを得ません。
以上の理由から、知事への問責決議案に断固として反対します。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
知事選を前に、混迷を極めた6月定例会が
明日(7/10・金)に閉会します。
さて、今日はこの1週間の県議会の動きをまとめて報告します。
まずは 一般質問 についてです。
私は質問をするときは、現状確認に留まらず
必ず「提案」を添えることにしています。
今回各項目で、今後の検討に繋がる可能性を得られたと思います。
質問して終わりにせず、これからの実行・実現へのプロセスこそを大事にします。

質問後、まず 埼玉新聞 では、私が今回最も力を注いだ
「災害時のトイレ難民を救え!」の質疑&答弁が取り上げられました。

また、テレビ埼玉の「一般質問ダイジェスト」4日目の放送では
「射撃競技の普及」と「災害時のトイレ難民を救え!」を取り上げていただきました。


実は、この番組については、取り上げる項目を自分でチョイスできます。
複数の項目から18分くらいに収まるよう放送項目を選びます。
特に前向きな答弁をいただいた、この2項目にしました。
なお、ここで全部を詳しくご報告するのは難しいので
詳細は今後、レポートやネットでもご報告します。

なお、今回の質問には多くの方に傍聴に来ていただきました。
質問終了後、上田知事・県民会議のメンバーにも出席いただき、
激励をいただきました。ありがとうございます!


また、今週は常任委員会と特別委員会の両委員会が開催されました。
私は「企画財政委員会」に所属しています。(通称:きざい)
付託された議案はマイナンバー関係の議案です。
この問題に精通している
和光市議会 猪原市議の議会質問を参考にさせていただき、
「制度は漏洩しないよう整えても、子供が面白半分で
自ら漏洩させるようなことがないように子供達への丁寧に理解を深めて
いかなければなりません。今後の教育委員会との連携は?」
と質疑しました。
「今後、(教育委員会とも)連携を検討していく」と
企画財政部の情報システム課から前向きな答えがありました。
また「公社事業対策特別委員会」では、定例会ごとに
3つ程度、取り上げる公社を決めて委員全員で集中審議します。
私は今回は審査対象となった校舎のうち、
「埼玉県下水道公社」を詳しく調査して、委員会に臨みました。
特に、和光市の新河岸川水循環センターの臭気漏れを踏まえての
再発防止策を公社全体として徹底することを要請しました。
そのほか、汚泥の利用してのバイオマス発電や
水素抽出の推進について審議を行いました。
さて、いよいよ明日が最終日。
おそらく一筋縄ではいかないのでは、と思っています(^_^;)
またご報告いたします。
いよいよ一般質問が明日になりました。
通告書も提出し、原稿もほぼ仕上がりました。
是非、傍聴にもいらしてください。ネット中継も行っております。

◆◆◆◆◆
1、4選出馬にあたっての決意と県民へのメッセージ (知事)
2、射撃競技の普及について
① 幅広い世代に射撃競技を広めることについて (県民生活部)
② 長瀞射撃場のバリアフリー化について (環境部長)
3、災害時のトイレ難民を救え
① 災害時の水確保について (知事)
② 県のトイレ対策について (危機管理防災部長)
4、児童養護対策の充実・里親委託の推進について (福祉部長)
5、埼玉県屋外広告物条例の改正について (都市整備部長)
6、18歳選挙権と大学内期日前投票所の開設について
(選挙管理委員会委員長)
7、新河岸川下流工区の改修について (県土整備部長)
◆◆◆◆◆
原稿作りも佳境に入りました。
※写真はリニューアルしたHPの「会派のページ」です。
県下全ての110番が掛かってくる指令センターは
なお、“連絡事項”を最後に綴っておきますので、ご覧ください。
◆◆◆◆◆質問テーマ◆◆◆◆◆◆◆◆
1、知事の4期目出馬にあたって
2、射撃の普及について
3、災害時のトイレ難民を救え
4、児童養護の家庭移行の推進について
5、屋外広告物条例の改正について
6、18歳選挙権と大学内期日前投票所の設置について
7、地元問題(新河岸川の河川改修について)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【連絡事項】
○早く到着した場合は控室をご用意しています。
○私の質問持ち時間30分。その後、知事答弁を含めて執行部答弁が40分程度
○質問終了後、傍聴に来ていただいた皆さまと来場御礼の「セレモニー」を
以上、よろしくお願いします。
こんにちは。
今日から一般質問がスタートしました。
私は4日目、7月1日(水)13時から登壇します。
今日の質問の中には、和光市も大いに関わりのある
質問もありました。
それは、私が昨年の6月定例会で取り上げた
「首都圏空港機能強化技術検討小委員会」の中間取りまとめを受けて です。
http://inouewataru.com/ippanshitsumon26.html#kk01
いわゆる、羽田空港の増便を行うため、
和光市上空を飛ぶ新たな飛行経路が検討されている・・・という問題です。
今日の質問は、この1年間の経緯を聞く内容でした。
答弁としては、
「今後、説明会を和光市・武蔵浦和の2か所で説明会を行います」
というものでした。
既に、先日のブログで羽田空港近辺から順次行う、という点を
お話ししましたが、具体的な日程が決まったようなので
お知らせします。
【場所】
和光市中央公民館1階ロビー
【日程】
9月13日(日曜日) 10時00分から18時00分まで
9月14日(月曜日) 12時00分から20時00分まで
9月15日(火曜日) 10時00分から18時00分まで
(説明会イメージ。パネル掲示方式で
質問しやすい雰囲気での開催が予定されているそうです。)
詳しくは、下記URLからご覧ください。
http://www.city.wako.lg.jp/home/shisei/kihonseisaku/renkei/haneda.html
それから、今日の議会運営委員会に「費用弁償」削減案を提出しました。
費用弁償とは、議会出席した際に支払われる交通費相当の経費のことです。
今は、“定額”で支払われているのですが、
私たち会派「無所属県民会議」では、これを“実費”に変えよう!、という
削減案を提案しました。
実現すれば大きな費用削減効果があります。
今後、この議論の行方もご報告してまいります。