井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2011.07.15
こんにちは。
今日は、おととい参加した
研修会の報告です。
これもまた大変興味深い内容でした。
【研修会報告
:関西広域連合による被災地支援】
場所は、御茶の水にある明治大学です。
日本自治体危機管理学会が行った研修に
菅原議員の協力をいただき、参加させてもらいました。
4月の東京都知事選の際に
「関西に存在する【関西広域連合】を関東でも!」
みたいな感じで述べてた候補者もいたので
耳にされた方もいるかもしれません。
私も詳しく話を聞くのは初めてです。
かつて関西に住んでいましたが
当時はこんな話はありませんでした。
それも そのはず。
設立は平成22年の12月です。
構成は「2府5県」
大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山、鳥取、徳島で
構成されています。
「鳥取!?って関西か? ってか徳島って四国じゃないの!?」
って思った方、多いのではないでしょうか?
私もそう思いました(笑)
ただ、今日は、この「関西広域連合とは何ぞや?」を
多く語るつもりはなくて、それについては
このHPに託そうと思っています。
http://kouiki-kansai.jp/
講演のテーマは、
この広域連合で今回の東日本大震災において
どう支援を行ったか?です
私が印象に残った話は次の4つです。
<1>
支援する県を決める「カウンターパート方式」を採用
今回、関西広域連合では
支援する県を決めて対応を行ったとのこと。
宮城 ← 兵庫、徳島、鳥取
福島 ← 滋賀、京都
岩手 ← 大阪、和歌山
しかも、単独の県と県との1対1でなく
ダブルキャストで支援してたのがよかったとのことでした。
<2>
それぞれ県に「得意分野」がある。
例えば、兵庫県は阪神大震災の経験から
県として独自に
「家屋被害認定士」の育成を進めてきていたそうです。
これが被災地の被害実態の調査に
役になったそうです。
また、鳥取県は内部被ばく量を調査できる
移動式測定者や技師を有していたため、
これも現地で活躍しているそうです。
<3>
市の事務と県の事務は違う。
私も県議会議員になって思いますが
市と県の役割は違います。
それは行う事務も異なる、ということです。
だから、同じ公務員、同じ役所務めであっても
被災した市役所に県庁の職員を派遣しても
実は役に立たないことが多かった・・・という話でした。
これは、言われてみれば当たり前ですが
目からウロコの話でした。
<4>
真っ先に派遣するなら、局長級。
これも、目からウロコの話でした。
局長クラス・・・っていえば
結構年齢も上です。
私は、それよりも若い体力のある職員のほうが
向いているのでは・・・と思っていました。
ただ、局長クラスが行くことには
大きな意味がある、ということでした。
1つは、被災地の役所にて
副市長とか責任のある立場の人と話ができる、ということです。
(若い職員だと、そうはいかない。。。)
2つめには
現地の様子を地元の役所に報告した時も
局長の報告に従い、部下たちが「わかりました!」とすぐ動く、
ということです。
(若い職員だと、そうはいかない。。。)
そして、3つめは
局長クラスは、16年前の阪神大震災を
係長級くらいの時に経験している、
ということです。
(若い職員だと、職員にもなってない。。。)
以上、私の記憶に残ったことを
まとめさせていただきました。
今は、私たち被害の少なかった地域が
被災地を支えることに 全力を尽くすべき、と考えます。
でも、今回の講演を聞くと、
いつか今回の被災の経験から多くの被災時対応を備えた
宮城、福島、岩手に、そのノウハウをもとに助けてもらう時が
来るような気がしてなりません。
そして、被災経験を社会として引き継いでいくことはもちろんですが
行政として引き継いでいくことの大切さも
痛感させられました。
最後に。
とても良い研修に参加できたこと、
声を掛けてもらった菅原議員にも感謝です。
県のこと、行政のこと、
もっともっと詳しくなりに行きましょう!
今日は、おととい参加した
研修会の報告です。
これもまた大変興味深い内容でした。
【研修会報告
:関西広域連合による被災地支援】
場所は、御茶の水にある明治大学です。
日本自治体危機管理学会が行った研修に
菅原議員の協力をいただき、参加させてもらいました。
4月の東京都知事選の際に
「関西に存在する【関西広域連合】を関東でも!」
みたいな感じで述べてた候補者もいたので
耳にされた方もいるかもしれません。
私も詳しく話を聞くのは初めてです。
かつて関西に住んでいましたが
当時はこんな話はありませんでした。
それも そのはず。
設立は平成22年の12月です。
構成は「2府5県」
大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山、鳥取、徳島で
構成されています。
「鳥取!?って関西か? ってか徳島って四国じゃないの!?」
って思った方、多いのではないでしょうか?
私もそう思いました(笑)
ただ、今日は、この「関西広域連合とは何ぞや?」を
多く語るつもりはなくて、それについては
このHPに託そうと思っています。
http://kouiki-kansai.jp/
講演のテーマは、
この広域連合で今回の東日本大震災において
どう支援を行ったか?です
私が印象に残った話は次の4つです。
<1>
支援する県を決める「カウンターパート方式」を採用
今回、関西広域連合では
支援する県を決めて対応を行ったとのこと。
宮城 ← 兵庫、徳島、鳥取
福島 ← 滋賀、京都
岩手 ← 大阪、和歌山
しかも、単独の県と県との1対1でなく
ダブルキャストで支援してたのがよかったとのことでした。
<2>
それぞれ県に「得意分野」がある。
例えば、兵庫県は阪神大震災の経験から
県として独自に
「家屋被害認定士」の育成を進めてきていたそうです。
これが被災地の被害実態の調査に
役になったそうです。
また、鳥取県は内部被ばく量を調査できる
移動式測定者や技師を有していたため、
これも現地で活躍しているそうです。
<3>
市の事務と県の事務は違う。
私も県議会議員になって思いますが
市と県の役割は違います。
それは行う事務も異なる、ということです。
だから、同じ公務員、同じ役所務めであっても
被災した市役所に県庁の職員を派遣しても
実は役に立たないことが多かった・・・という話でした。
これは、言われてみれば当たり前ですが
目からウロコの話でした。
<4>
真っ先に派遣するなら、局長級。
これも、目からウロコの話でした。
局長クラス・・・っていえば
結構年齢も上です。
私は、それよりも若い体力のある職員のほうが
向いているのでは・・・と思っていました。
ただ、局長クラスが行くことには
大きな意味がある、ということでした。
1つは、被災地の役所にて
副市長とか責任のある立場の人と話ができる、ということです。
(若い職員だと、そうはいかない。。。)
2つめには
現地の様子を地元の役所に報告した時も
局長の報告に従い、部下たちが「わかりました!」とすぐ動く、
ということです。
(若い職員だと、そうはいかない。。。)
そして、3つめは
局長クラスは、16年前の阪神大震災を
係長級くらいの時に経験している、
ということです。
(若い職員だと、職員にもなってない。。。)
以上、私の記憶に残ったことを
まとめさせていただきました。
今は、私たち被害の少なかった地域が
被災地を支えることに 全力を尽くすべき、と考えます。
でも、今回の講演を聞くと、
いつか今回の被災の経験から多くの被災時対応を備えた
宮城、福島、岩手に、そのノウハウをもとに助けてもらう時が
来るような気がしてなりません。
そして、被災経験を社会として引き継いでいくことはもちろんですが
行政として引き継いでいくことの大切さも
痛感させられました。
最後に。
とても良い研修に参加できたこと、
声を掛けてもらった菅原議員にも感謝です。
県のこと、行政のこと、
もっともっと詳しくなりに行きましょう!
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
ブログ内検索
最古記事