井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2011.06.10
こんにちは。
昨日、2回に渡って綴った
「下水処理場の汚泥の取り扱いについて ~概要&詳細~」は
ご覧いただけたでしょうか?
もし、まだなら
概要 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/898/
詳細 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/899/
今日はその最終話。 ~行政への要望~ です。
・・・と、その前に。
昨日は触れなかったのですが
下水処理場の汚泥に含まれる放射性物質が
どこから来たか? です。
下水処理場には、確かに生活排水も流れてきます。
しかし、家庭の中から放射能物質が排出されたのではなく、
やはり雨水が原因と分析されています。
また、雨水そのものには放射性物質は少なくても
雨水が地表を流れる過程で、地表・土壌にあった物質が
水に拾われていった・・・という考えもあるそうです。
ただ、これは、様々な分析結果が報じられているため
あくまで、この分析は可能性として聞いてもらえれば、と思います。
さて、改めて本題に入ります。
昨日のブログの最後に書いたように、
この放射性物質を含む汚泥について
これまで再利用のために、受け入れていたセメント会社が
一切引き取らなくなりました。
そのため、現在、新河岸川水循環センターで
それを保管しています。
これは埼玉県内だけでなく、他都県でも起きています。
この状況を打開するには、
○セメント会社が受け入れを再開する
もしくは
○セメント再利用以外の処分もしくは再利用方法を見つける
しかないと思っています。
また、汚泥の焼却灰の放射線量の基準については、
放射性セシウム が 10万ベクレル/kg を超えたら
措置を講じるべし
という基準があるだけで、それ以外の基準は
ありません。
そのため、例え、10万ベクレル以下であっても
セメント業者もリスクのある焼却灰を受け入れることはしません。
こうした現状だからこそ、
対応策を講じていかなければなりません。
いつまでも、汚泥や焼却灰を置いておく
スペースがあるワケではないからです。
先日、私の所属する「刷新の会」では
知事に対して震災に関する様々な要望を
要望にまとめ、提出しました。
その中に、この放射能汚泥に関する
項目も載せてあります。
これが関係する要望事項です。
「県には、漏れたり飛散しないよう管理をしっかりしてもらい、
その上で、県から国へ声を上げてもらうといった対応が必要だ!」
というのが、私たちが県に要請した内容です。
確かに先行きは不安ですが、
管理の徹底をしている、という話を
この3回のブログでご報告させていただきました。
市民の皆さまが、この状況を知った上でなお、
和光の新河岸川水循環センターについては
安心してもらえたら・・・と思っています。
これからも、私は常に状況変化に
すぐに対応していけるように
注視していきたいと思います。
以上で、「下水処理場の汚泥の取り扱いについて」
の記事を終わります。
昨日、2回に渡って綴った
「下水処理場の汚泥の取り扱いについて ~概要&詳細~」は
ご覧いただけたでしょうか?
もし、まだなら
概要 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/898/
詳細 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/899/
を先にご覧ください。
今日はその最終話。 ~行政への要望~ です。
・・・と、その前に。
昨日は触れなかったのですが
下水処理場の汚泥に含まれる放射性物質が
どこから来たか? です。
下水処理場には、確かに生活排水も流れてきます。
しかし、家庭の中から放射能物質が排出されたのではなく、
やはり雨水が原因と分析されています。
また、雨水そのものには放射性物質は少なくても
雨水が地表を流れる過程で、地表・土壌にあった物質が
水に拾われていった・・・という考えもあるそうです。
ただ、これは、様々な分析結果が報じられているため
あくまで、この分析は可能性として聞いてもらえれば、と思います。
さて、改めて本題に入ります。
昨日のブログの最後に書いたように、
この放射性物質を含む汚泥について
これまで再利用のために、受け入れていたセメント会社が
一切引き取らなくなりました。
そのため、現在、新河岸川水循環センターで
それを保管しています。
これは埼玉県内だけでなく、他都県でも起きています。
この状況を打開するには、
○セメント会社が受け入れを再開する
もしくは
○セメント再利用以外の処分もしくは再利用方法を見つける
しかないと思っています。
また、汚泥の焼却灰の放射線量の基準については、
放射性セシウム が 10万ベクレル/kg を超えたら
措置を講じるべし
という基準があるだけで、それ以外の基準は
ありません。
そのため、例え、10万ベクレル以下であっても
セメント業者もリスクのある焼却灰を受け入れることはしません。
こうした現状だからこそ、
対応策を講じていかなければなりません。
いつまでも、汚泥や焼却灰を置いておく
スペースがあるワケではないからです。
先日、私の所属する「刷新の会」では
知事に対して震災に関する様々な要望を
要望にまとめ、提出しました。
その中に、この放射能汚泥に関する
項目も載せてあります。
●県有下水処理施設の汚泥などの放射線量の監視体制を強化し、放射性物質を含む焼却灰の飛散、放射能の拡散を防止し、一刻も早い最終処分体制の再構築を図ること
●放射線量に関する規定がない汚泥と焼却灰に対し早急な処理方法の策定を国に要望すること
これが関係する要望事項です。
「県には、漏れたり飛散しないよう管理をしっかりしてもらい、
その上で、県から国へ声を上げてもらうといった対応が必要だ!」
というのが、私たちが県に要請した内容です。
確かに先行きは不安ですが、
管理の徹底をしている、という話を
この3回のブログでご報告させていただきました。
市民の皆さまが、この状況を知った上でなお、
和光の新河岸川水循環センターについては
安心してもらえたら・・・と思っています。
これからも、私は常に状況変化に
すぐに対応していけるように
注視していきたいと思います。
以上で、「下水処理場の汚泥の取り扱いについて」
の記事を終わります。
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