井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2011.03.28
こんにちは。

この間、皆さんもご心配されたと思います。
原発事故による、水道水の安全性です。

先に、現時点での結論を申し上げると・・・

検査結果からは、安心して使用できる状態です。


少し詳しくお話しします。



Ⅰ 水道水供給の現状

和光市の水道水は、
県水 70%(大久保浄水場:さいたま市桜区)と、
市内の地下水 30%で賄っています。


Ⅱ 水道水の検査結果(埼玉県発表)

3月23日 
放射性ヨウ素  9,2ベクレル

3月24日 
放射性ヨウ素  12ベクレル  
放射性セシウム134  0,17ベクレル
放射性セシウム137  0,15ベクレル

3月25日 
放射性ヨウ素  18ベクレル  
放射性セシウム134  0,39ベクレル

放射性セシウム137  0,43ベクレル


Ⅲ 市内井戸水の検査(和光市役所発表)

3月28日に検査依頼。
4~5日
後に検査結果が出る予定です。



なお、注意が必要な点としては

①放射線汚染に対して「原則飲用を控えてほしい」と言いつつ、
「代替できない場合は飲用しても差し支えない」と説明するなど、
政府の説明が分かりづらい状況です。

 ②放射性ヨウ素が、100ベクレルを超えた場合は、
和光市から乳児に摂取制限が出されます。
 

以上を申し上げた上で、改めて
検査結果からは、安心して使用できる状態です。



さて。

今回の件から、
「へぇ~水道って和光市だけでやってるんじゃないんだ」というのが
分かっていただけると思います。

水道は「事業」であると言われます。

つまり、県から水を買って、それを市民に売る、という
ビジネスシステムだからです。


そして、今、この“ビジネス”で起きているのは、ざっくり説明すると

100円で県から買った水を
80円で市民に売っている

という状態です。

※逆ザヤと言われたりします。


これは和光市の水道料金が
安く設定されていることが要因の一つですが、
この状況で「事業」として成り立つかどうか・・・というのは
皆様にも容易に判断していただけると思います。

県の水の値段(≒仕入れ値)によって、
売価もかわります。


県政に踏み出した身として、
これからも変わらず、「安全な水」を
「できるだけ安い値段で」飲めるように
和光市と県を繋いで実現したいと思います。






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