井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2010.05.27
こんにちは。
唐突ですが
Q、このビルはどこにあるでしょう?
壁面には、植物(=バラの花)が壁面緑化となっています。
ぱっと見・・・、アメリカのビジネス街にありそうですが、
正解は、
A、東京駅のすぐそば、呉服橋の交差点です。
つづいて・・・
Q、この稲は、どこの田んぼで育てられているものでしょうか?
正解は・・・さっきのビルの中、です。
人工太陽で光を与え、ビルの中で
稲が育ち、実際に収穫⇒食べることが出来ます。
そして、
このオシャレっぽいカフェや
この葉物野菜の育成設備も、全て同じビルの中にです。
前振りが長くなりましたが、
ここは私が、社会に出て最初に勤めた
「株式会社 パソナ」の本社ビルです。
※当時は別の場所、別の建物でした。
パソナは人材派遣の会社です。
今、人材派遣業は非常に厳しい状況にあります。
当時は、こうした設備への投資に
自分の汗水垂らし、朝から深夜まで働いた給料が
変わっていくことに、納得できない感情を
いただいたこともありました。
ただ、今となっては、この取り組みから
・農業への派遣という分野が開拓されたり、
・こうした雰囲気作りの取り組みが、若い世代に注目され、
この春、大学を卒業したけれど、就職が決まらない・・・という
新卒者を雇い、他の企業へ就業する(=特定派遣の一種。)
といった社会の問題点へのアプローチが
されていることを嬉しく思っています。
さて。
私は、今、政府で進めようとしている
「労働者派遣法の改正」には、どうしても賛成できないのです。
なぜなら、
今回の改正で、雇用情勢は絶対に改善しない、と考えるからです。
結論から言いますが、今回の改正が行われると
○派遣社員がいなくなった穴を「パート・アルバイト」が埋めます。
↓
○これは、「パート・アルバイトを増やしてはならない」、といった規制が
同時にされない限り、必ずそうなります。
↓
○ただ、企業がパート・アルバイトを多数、
採用・管理するのは、非常に煩雑になります。
↓
○そこで、パート・アルバイトの募集・採用・管理までを
外部にアウトソーシングします。
↓
○そのアウトソーシングは誰に委託するのか?
それは「派遣会社」という形を取れなくなった「元 人材派遣会社」です。
↓
募集・採用・面接・職員フォロー・給与支払い・・・
こういった派遣会社の有するノウハウを、今度は
「人事部のアウトソーシング」に転換する。
こういう社会になると思っています。
当然ですが、働く側からすれば、
パート・アルバイトという雇用形態のほうが、給料は安いため、
生活は、さらにさらにひっ迫します。
これを避けるには、
「絶対に正社員社会」を作ることです。
ただ、それは現実味がない・・・し、
それを実現するための政策議論もされていない・・・
と、言わざるをえません。
今の派遣法改正の流れは、
ここの議論は置き去りにされています。
その中で、今国会中になんとか成立させよう、という
動きがあるようです。
このまま労働者派遣法が改正されることには、
慎重に対応してほしいと思っています。
絶対に、このまま改正されれば、
雇用情勢はさらに悪化します。
私は数少ない派遣会社出身議員として
声を大にして、慎重審議を求めたいと思います。
唐突ですが
Q、このビルはどこにあるでしょう?
壁面には、植物(=バラの花)が壁面緑化となっています。
ぱっと見・・・、アメリカのビジネス街にありそうですが、
正解は、
A、東京駅のすぐそば、呉服橋の交差点です。
つづいて・・・
Q、この稲は、どこの田んぼで育てられているものでしょうか?
正解は・・・さっきのビルの中、です。
人工太陽で光を与え、ビルの中で
稲が育ち、実際に収穫⇒食べることが出来ます。
そして、
このオシャレっぽいカフェや
この葉物野菜の育成設備も、全て同じビルの中にです。
前振りが長くなりましたが、
ここは私が、社会に出て最初に勤めた
「株式会社 パソナ」の本社ビルです。
※当時は別の場所、別の建物でした。
パソナは人材派遣の会社です。
今、人材派遣業は非常に厳しい状況にあります。
当時は、こうした設備への投資に
自分の汗水垂らし、朝から深夜まで働いた給料が
変わっていくことに、納得できない感情を
いただいたこともありました。
ただ、今となっては、この取り組みから
・農業への派遣という分野が開拓されたり、
・こうした雰囲気作りの取り組みが、若い世代に注目され、
この春、大学を卒業したけれど、就職が決まらない・・・という
新卒者を雇い、他の企業へ就業する(=特定派遣の一種。)
といった社会の問題点へのアプローチが
されていることを嬉しく思っています。
さて。
私は、今、政府で進めようとしている
「労働者派遣法の改正」には、どうしても賛成できないのです。
なぜなら、
今回の改正で、雇用情勢は絶対に改善しない、と考えるからです。
結論から言いますが、今回の改正が行われると
○派遣社員がいなくなった穴を「パート・アルバイト」が埋めます。
↓
○これは、「パート・アルバイトを増やしてはならない」、といった規制が
同時にされない限り、必ずそうなります。
↓
○ただ、企業がパート・アルバイトを多数、
採用・管理するのは、非常に煩雑になります。
↓
○そこで、パート・アルバイトの募集・採用・管理までを
外部にアウトソーシングします。
↓
○そのアウトソーシングは誰に委託するのか?
それは「派遣会社」という形を取れなくなった「元 人材派遣会社」です。
↓
募集・採用・面接・職員フォロー・給与支払い・・・
こういった派遣会社の有するノウハウを、今度は
「人事部のアウトソーシング」に転換する。
こういう社会になると思っています。
当然ですが、働く側からすれば、
パート・アルバイトという雇用形態のほうが、給料は安いため、
生活は、さらにさらにひっ迫します。
これを避けるには、
「絶対に正社員社会」を作ることです。
ただ、それは現実味がない・・・し、
それを実現するための政策議論もされていない・・・
と、言わざるをえません。
今の派遣法改正の流れは、
ここの議論は置き去りにされています。
その中で、今国会中になんとか成立させよう、という
動きがあるようです。
このまま労働者派遣法が改正されることには、
慎重に対応してほしいと思っています。
絶対に、このまま改正されれば、
雇用情勢はさらに悪化します。
私は数少ない派遣会社出身議員として
声を大にして、慎重審議を求めたいと思います。
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