井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2009.12.29
こんにちは。

2009年もあと3日となりました。

私は今日、近隣自治体の若手議員との、毎議会後恒例の
議案勉強会に参加してきます。

・各自治体でどんな議案が出て、どんな審議がされたのか?
・それぞれの議員がどんな一般質問を取り上げたのか?

などの情報交換をします。とても参考になります。


この勉強会の参加で、私の公(?)の仕事は一段落です。

あとは、このブログを最後の大晦日まで書き続けること と
まだ未完成のチラシ20号を仕上げること が残ってますが。。。


さて。

それでは、今日は シリーズ「和光市で今、起きているコト」です。

今日のテーマは、『一時借り入れ』って何? です。

※本日の朝日新聞 埼玉版でも、
この件が、記事に取り上げられていました。


昨日、TV番組で、「物事の本質を10文字で表せ!」という
SMAPの中居クンが司会の番組をやっていました。(見なかったけど。)

これに倣って10文字で言うと・・・

「借金でなく、アコムだ」 で、どうでしょう?

ちなみに、「借金でなく、アイフルだ」でも
構わない、と思っています。


何が言いたいかというと、一時借り入れは、“すぐ借りてすぐ返す”・・・
キャッシングのイメージに近い、ということです。

※とはいえ、実際に消費者金融からお金を借りるワケではありません!
その点は、強調しておきます。



自治体は、4月1日~翌年3月31日までを「年度」と考えます。

例えば、和光市だと年間の一般会計予算の規模は
220億円程度です。

言い方を変えると、220億円入ってきて、220億円使うということです。

しかし、この220億円の収入も、4月1日で
全額が揃っているワケではありません。


私たちの税金も含め、年度途中に入ってくるものがあります。

一方、支出については、「職員の給与」は毎月あるし、
工事費の支払いは、契約上の期日というものがあります。


すると、例えば秋頃になると、

“入り”がない(=手元に現金がない)けど、
先に支払いをしなくてはならない瞬間
 

訪れる場合があるのです。


その時、私たち「人間だったら」、どうしますか?

いろんな打開策があると思いますが、
その中の一つに、アコムやアイフルといった
「キャッシングサービス」という選択肢があると思います。

その時に支払いに必要な額を借りて、
入りがあった時点で返す、という方法です。


今回の「一時借り入れ」も、手元に現金がない状態で
職員の給与(=ボーナス)や、大和中学校校舎増築工事の工事費用などを
支払うお金が手元の財布にないから、一時的に借りる・・・というものなのです。

市の借金=市債、と大きく違うのは、
「220億円」という予算の枠を、はみ出て借金するわけではない、ということです。

年度内で、この一時借り入れの6億円は返します。


・・・以上、ざっくりした説明ですが、おわかりいただけましたか?

6億円の借金をする・・・という事とは、少し違うことが
わかっていただけたら十分です。


もちろん、「だから安心してね。」とは言いません。

一時借り入れを行うことだって、手元のお金が無い状態が
この和光市に到来していることを示しています。

「和光市は財政が豊か」
これを合言葉に出来た時代は・・・もう終わった。


そのことを市民も覚悟しなければならないという状態が
和光市で今、起きています。






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