井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2009.11.20
こんにちは。
「大規模事業検証会議」に関しては、
具体的な案件として、「アーバンアクア計画」を取り上げて、
最後にしたいと思います。
「アーバンアクア計画」とは・・・
「外環道路の和光北インターチェンジの近くにある、
下水道の終末処理場の「コンクリートのふたかけ」の上に
という計画です。
この計画は、
県が「ふた」をつくり、「土」を埋めるというところまでは、
出来ています。(100億以上掛かっている。)
そして、その先の、公園整備を市が行うというものです。
上記の「運動公園整備」という計画に対して、大規模事業検証会議では、
そのままの計画のまま進めるのは、優先度低し!という声が
多いという印象です。(結論は最終回にしか出ない。)
一方で、私が議員になってからの議会では、
推進を求める声のほうが多いようです。(※一般質問の内容などから推察)
大規模事業検証会議では
「作ったとして・・・使うかな?」という、『そもそも論』に
立ち返って議論しています。
今回が大規模事業検証会議に関する記事なので最後にもう一度言いますが、
この市民感覚で考えることこそ、一番大事なことだと思っています。
私も一般質問でよく「そもそも論」に戻る提言をします。
※実際には、「そもそも論に戻る」・・・というよりは
「本当にニーズはあるのか?(あったのか?)」という切り口が多いです。
このアーバンアクアについても、原点に戻って
質問をしています。
すると、利用見込みが下記のように示されました。
平日 約880人、
日曜と休日 約1,270人
利用があると予測。
(※これは「都市公園利用実態調査」に基づいて利用を見込んだもの)
と答弁がありました。(平成21年 3月議会)
しかし、今回の大規模事業検証会議で示された
「事業シート」で見ると
http://www.city.wako.lg.jp/var/rev0/0002/9875/20091027111820.pdf
【年間利用者予測は、44,496人】となっています。
1日単位で考えると・・・約120人。
・・・減っています。
今の時点で、「どっちの数値が適切なんだ!?」ということを
追及しようとは思いません。
ただ、私は、一般質問の時に示された
「利用者の1日平均880人」という予測はあり得ない・・・と思っていました。
それが今回の会議で、120人となっていたのであれば・・・
尚更、この事業の費用対効果を考える必要があると考えます。
ただ、ここからが複雑な事情なのですが、
そのまま放置しておく・・・ということも問題はあると思います。
ここまで県の事業で進んできたのは、かつての市議会が
「作ってほしい」と頼んだからです。
昭和47年 和光市議会より
「処理場上部を運動公園とする要望」を提出し、県の同意を得る。
という経緯があるのです。
また、県との協定書にも、運動施設の整備内容を含めた記載があります。
そして、今も、除草作業などの維持費が発生しているので
その点も考えなくてはなりません。
ただ、補助金の趣旨などに遡って考えると
本来は、「都市公園」としての整備が求められているのであって、
逆に、全てを運動施設として整備するのはNGとなります。
つまり、半分をサッカー場、半分を野球場のようにすると
「全て運動施設」とみなされる。
↓
だから、半分は、サッカーも出来る広場、そしてもう半分を野球場とすれば
「運動施設に使っているのは、あくまで半分だけ(=野球場の分だけ)」となります。
ちなみに、協定書には、完成させなければならない年度は記されていません。
以上述べた事実は、
大規模事業検証会議では、触れられていません。
本当なら、こうしたことも
市の情報提供があってしかるべきだと思います。
ただ。
そうした情報がなくても、市民の一般の感覚で考えると
「優先度低いのでは?」という話が出ていることに、意義があるように感じます。
ちなみに。
私は、その時の議会で、代替案を提示させていただきました。
一つは、
・雑草を刈ることで、安価な芝生を作り上げる『鳥取方式による芝生広場』
その他、鳥取方式芝生と関連させて
・冒険遊び場
・ビオトープ
の提案です。
※よければ、今回触れた一般質問は「ここ↓」から議事録を読めるので、
ご覧いただければと思います。
http://www.kaigiroku.net/kensaku/cgi-bin/WWWframeBase.exe?A=frameBase&USR=saiwaks&PWD=&L=1&S=31&Y=
最後に。
私は、今回の大規模事業検証会議を傍聴して、
「これぞ、市民の力!」と思いました。
私は、もし可能なら、このアーバンアクアを
もっと幅広い市民が関わる形で、もう一度、
「あの広い土地を何に使うか?」という市民参加の検討会のような
機会を設けられれば、と思っています。
これ以上、まとまった土地が和光に生まれることはもうないでしょう。
となれば、この広大なキャンパスに何を描くか?
幅広い市民参加で、それを決めていくことが出来れば・・・
とてもステキなまちになる気がします。
「大規模事業検証会議」に関しては、
具体的な案件として、「アーバンアクア計画」を取り上げて、
最後にしたいと思います。
「アーバンアクア計画」とは・・・
「外環道路の和光北インターチェンジの近くにある、
下水道の終末処理場の「コンクリートのふたかけ」の上に
運動施設として野球場、多目的広場、テニスコート、管理
棟、エレベーター、トイレ、水飲み、駐車場、駐輪場、シェル
ターを整備する。」
という計画です。
この計画は、
県が「ふた」をつくり、「土」を埋めるというところまでは、
出来ています。(100億以上掛かっている。)
そして、その先の、公園整備を市が行うというものです。
上記の「運動公園整備」という計画に対して、大規模事業検証会議では、
そのままの計画のまま進めるのは、優先度低し!という声が
多いという印象です。(結論は最終回にしか出ない。)
一方で、私が議員になってからの議会では、
推進を求める声のほうが多いようです。(※一般質問の内容などから推察)
大規模事業検証会議では
「作ったとして・・・使うかな?」という、『そもそも論』に
立ち返って議論しています。
今回が大規模事業検証会議に関する記事なので最後にもう一度言いますが、
この市民感覚で考えることこそ、一番大事なことだと思っています。
私も一般質問でよく「そもそも論」に戻る提言をします。
※実際には、「そもそも論に戻る」・・・というよりは
「本当にニーズはあるのか?(あったのか?)」という切り口が多いです。
このアーバンアクアについても、原点に戻って
質問をしています。
すると、利用見込みが下記のように示されました。
平日 約880人、
日曜と休日 約1,270人
利用があると予測。
(※これは「都市公園利用実態調査」に基づいて利用を見込んだもの)
と答弁がありました。(平成21年 3月議会)
しかし、今回の大規模事業検証会議で示された
「事業シート」で見ると
http://www.city.wako.lg.jp/var/rev0/0002/9875/20091027111820.pdf
【年間利用者予測は、44,496人】となっています。
1日単位で考えると・・・約120人。
・・・減っています。
今の時点で、「どっちの数値が適切なんだ!?」ということを
追及しようとは思いません。
ただ、私は、一般質問の時に示された
「利用者の1日平均880人」という予測はあり得ない・・・と思っていました。
それが今回の会議で、120人となっていたのであれば・・・
尚更、この事業の費用対効果を考える必要があると考えます。
ただ、ここからが複雑な事情なのですが、
そのまま放置しておく・・・ということも問題はあると思います。
ここまで県の事業で進んできたのは、かつての市議会が
「作ってほしい」と頼んだからです。
昭和47年 和光市議会より
「処理場上部を運動公園とする要望」を提出し、県の同意を得る。
という経緯があるのです。
また、県との協定書にも、運動施設の整備内容を含めた記載があります。
そして、今も、除草作業などの維持費が発生しているので
その点も考えなくてはなりません。
ただ、補助金の趣旨などに遡って考えると
本来は、「都市公園」としての整備が求められているのであって、
逆に、全てを運動施設として整備するのはNGとなります。
つまり、半分をサッカー場、半分を野球場のようにすると
「全て運動施設」とみなされる。
↓
だから、半分は、サッカーも出来る広場、そしてもう半分を野球場とすれば
「運動施設に使っているのは、あくまで半分だけ(=野球場の分だけ)」となります。
ちなみに、協定書には、完成させなければならない年度は記されていません。
以上述べた事実は、
大規模事業検証会議では、触れられていません。
本当なら、こうしたことも
市の情報提供があってしかるべきだと思います。
ただ。
そうした情報がなくても、市民の一般の感覚で考えると
「優先度低いのでは?」という話が出ていることに、意義があるように感じます。
ちなみに。
私は、その時の議会で、代替案を提示させていただきました。
一つは、
・雑草を刈ることで、安価な芝生を作り上げる『鳥取方式による芝生広場』
その他、鳥取方式芝生と関連させて
・冒険遊び場
・ビオトープ
の提案です。
※よければ、今回触れた一般質問は「ここ↓」から議事録を読めるので、
ご覧いただければと思います。
http://www.kaigiroku.net/kensaku/cgi-bin/WWWframeBase.exe?A=frameBase&USR=saiwaks&PWD=&L=1&S=31&Y=
最後に。
私は、今回の大規模事業検証会議を傍聴して、
「これぞ、市民の力!」と思いました。
私は、もし可能なら、このアーバンアクアを
もっと幅広い市民が関わる形で、もう一度、
「あの広い土地を何に使うか?」という市民参加の検討会のような
機会を設けられれば、と思っています。
これ以上、まとまった土地が和光に生まれることはもうないでしょう。
となれば、この広大なキャンパスに何を描くか?
幅広い市民参加で、それを決めていくことが出来れば・・・
とてもステキなまちになる気がします。
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