井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
今日は、先日の一般質問の登壇原稿を
載せたいと思います。
それと、「パネルを使用した」という話をしたと思いますが、
それがコチラです。
駅南口広場の改修デザインです。
市道の位置などを説明するのに
非常によかったと思います。
口頭で「市道2002号線」と言っても、
傍聴している方には、なかなか分かりづらいですからね。
それと、改修後のロータリー内の車の流れや
ロータリーから車が出やすい環境整備をテーマにしていたので、
その説明には、このような「指し棒」も用意しました。
それでは、少し長くなりますが、下記に綴ります。
約9分間かけて、この1回目の質問をしています。
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おはようございます。
本日が私にとって10回目の一般質問となります。
市民の皆様に与えられた任期4年間においては、
あと6回の機会を残すのみとなりました。
さて、私には実現させたい政策がまだまだ沢山あります。
しかし、それには当然お金が掛かるものもあります。
今、和光市では、「ヤリクリ大作戦」と銘打って、新たな事業を取り入れるため、
そして、これまでのサービスを低下させないために、
必死になって、予算確保に取り組んでいます。
その市の取り組みを評価するとともに、
私も、議員の一人として、自分の政策を実現するには、
それに必要な財源を確保するくらいのつもりで、
無駄使いを減らす提案を行うことが必要ではないかとも、思うのです。
そこで、今回は「井上的ヤリクリ大作戦」のつもりで、
行政の効率化に関するテーマを2つ。
市役所力アップのためのテーマを1つ。
そして、私が実現させたい政策の中から1つを取り上げ、
一般質問を行います。
それでは、順位1 『工事検査』についてです。
工事検査が厳格に行われていれば、質のいい工事や修繕が実施されます。それによって、より長期に渡り、不要な修繕は減り、低い維持管理コストで済ますことができます。
そこで、まずカッコ1、『検査業務の実情』について伺います。
ここで、具体的に示していただきたいのは、
●発注金額による検査執行の体制は異なるのか?
そして、
●平成20年度において、検査室ではどれくらいの検査を行なったのか? その件数と「不合格」にあたる案件があったのか? そして、
●ひとつの検査に要する時間(期間) と
●検査室の職員体制 を伺います。
次に、カッコ2「どのような指摘事項があったか?」についてです。
通告書には、例として、建築、土木工事、道路、河川、公園、学校 などを挙げておりますが、平成20年度、市は多くの工事や修繕を発注しています。その中で、指摘事項や是正指示があったのかを伺います。
そして、カッコ3「専門人材の活用」ですが、検査室では、工事検査専門員を採用しています。この専門人材を採用することによる、検査室としての効果、市としてのメリットを伺います。
続いて、順位2 『工事の設計変更』についてです。
設計変更とは、多くの場合、当初の工事予定に加えて、追加工事が必要になることを指します。この時には当然、契約で決まった額より、さらに費用が掛かることになります。
仮に安全で質のいい工事の達成のために必要な追加だとしても、事業途中に、追加で予算を捻出(ねんしゅつ)することは、極力避けるべきと考えます。こうした事例を少なくすることは、行政運営に大きなメリットを生むと考えます。
そこで、まずはカッコ1、『具体的な事例』について伺います。
この一般質問を行うにあたり、私は平成19年度及び20年度の工事設計変更を行なった事例について、事前に粗方(あらかた)、調査を行いました。しかし、この場での議論のため、いくつか実情を示していただきたいと思います。
全ての事例を述べると時間が掛かり過ぎるので、次の条件に当てはまるものをお願いします。
●平成20年度の実例であること と
●当初の設計から増額率、もしくは減額率が、5%を超えるもの、 その際、
●工事名、増減した金額、増減率、そして、変更理由をご説明ください。
そして、併せて
●各事業別の増額変更の件数、及び減額変更の件数
をお願いします。
さて、カッコ2「変更基準」とカッコ3「安易な変更を防ぐ施策は」についてです。
特に、競争入札で請負業者が決まった工事で、後からの設計変更で追加工事が必要になった場合、その追加分だけ再度入札を行ったり、業者を変えたりということは、現実的ではありません。
その結果、競争入札に付した意味合いも薄れ、特に追加分については随意契約で行われるため、請負業者の言い値になる可能性もあります。
そのためにも、設計変更については何らかの基準を設けることはできないか、と考えますが、いかがでしょうか?
そして、変更基準の他、安易な変更を防ぐ手立てとして、市の考えている施策を伺います。
続いて、『民間人材の活用』について、伺います。
先日、私は『専門的人材の恒常的な確保による地域再生』というテーマの勉強会に参加してきました。
内容は、韓国の農村部を舞台とした地域再生を手掛ける「契約職公務員」の事例紹介が中心でしたが、その勉強会で、「今後の自治体は人が要(かなめ)」、「専門人材の活用こそ、地域力を強める」という言葉がありました。それは、まさに和光市にも言えることだと思います。
少ない職員数で行政運営を行う和光市にとって、民間の専門的な知識・経験を有する人材をいかに確保し、そして活用するかは、戦略的な自治体運営という視点で非常に大事な意味を持つと思います。
そこで、まずカッコ1、『基本的な考え方』として、和光市では現在、どのような場面で専門人材を活用しているか?その方針について伺います。
そして、カッコ2、今後の民間人材の『採用職種と採用基準』についての考え方を伺います。
最後のテーマは、『駅南口広場施設整備に併せた交通課題の解決』です。
これは私が2007年の選挙の前、最も多くの方からいただいた要望のひとつであり、今も多くの声をお寄せいただく案件です。
(ここでフリップ登場。)
さて、今、皆さまにお示ししているのは、「広報わこう8月号」の表紙に載った駅南口広場整備後のイメージ図です。ここから先、こちらも参考にご覧ください。
まずカッコ1。『駅前交差点の右折対策』について、です。
先にご説明いたしますが、駅前交差点とは、市道475号線、つまり【駅前バス通り】と、市道2002号線、つまり、コンビニやりそな銀行に沿って丸山台方面に伸びる道路との交差点のことで、もっとわかりやすく言えば、パチンコGAIAの前の交差点のことです。
これまでも、スクランブル交差点への転換など、歩行者及び車両利用者への対策が取られてきていますが、今なお、西大和団地方面から駅方面に向かう車がロータリー方面へ右折しようと思っても、新倉方面から鉄道下をくぐって直進する車が続く限り、右折ができず、特に朝や夕方のような駅前ロータリーへの乗り入れが多い時間帯は、全く車が進まない状況です。
この右折対策を講じることは、右折車だけでなく、新倉方面に向かう車にとっても、右折車が先に進まないと直進することが出来ない状況を考えると、大きなメリットがあります。
そこで、現在、電線地中化に伴い、右折車線の設置が計画されているわけですが、現時点での進捗、また、その実現までの課題や実施時期の見通しについて伺います。
また、この工事完成を待たずとも取り得る対策が、「時差式信号」の導入です。
新倉方面からの信号を先に赤信号にして、西大和団地方面からの青信号を長く確保する。こうして、右折車を数台通すだけでも、スムーズな通行が可能になります。警察との協議など必要になると思いますが、是非市民のためにと動いていただければと思いますが、いかがでしょうか?
続いて、『広場からのスムーズな出発を』について、伺います。
『駅南口広場改修工事』では、これまで整備されていなかった一般車両の乗降場所が整備されます。
答弁では、まず、整備内容の全体像を示して頂き、その上で次に述べる提案について、ご回答ください。
現在、ロータリーから、市道2002号線、つまりパチンコ屋GAIAの交差点から丸山台に伸びる道路に出る場合、ロータリー出口付近の信号、ようはコーヒーショップ前の信号が赤になると、そこに停まった車両のせいで、ロータリーから出発ができず、ロータリー内で、後続車も閊えるという状況があります。
そこで、信号の停止線をロータリー出口に掛からない位置まで移動させる対応は出来ないか、この提案をさせていただきます。
1回目は以上です。
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