井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2009.03.23
こんにちは。
今朝、成増駅で予定していた「駅頭活動」ですが
強風のため、中止しました。
(※立て看板もチラシも飛ばされそうなため。)
予定では、25日(水)に再度行いたいと考えています。
なお、私のHPに「配るホームページ 第15号」を
アップすることができました。
下記URLからご覧ください。
トップページ http://inouewataru.com/
配るホームページコーナー http://inouewataru.com/homepage.html#no15
===
さて、副題に綴った
「議員・議会・市役所にとって“市民”とは?」について、
少し触れたいと思います。
今回の一般会計予算の「否決」については、
【反対】の立場の議員は、【反対討論】を行い、
【賛成】の立場の議員は、【賛成討論】を行いました。
その中では、双方の立場から
「こっちの判断こそ、市民のためになる。」という信念で述べることとなりました。
私もその想いで反対討論を行いました。
賛成派の議員の討論の中で
「(否決をすると、新規の事業が止まり) 市民生活に影響が出かねません。」
という言葉がありました。
これが今回、私自身も最も懸案したところです。
なぜなら、「影響が出ません」とは言えないからです。
これから、市が行なう作業というのは「予算の組み直し」です。
この時、毎年予算化されていた「経常的な予算」や
「どうしても必要になる人件費(=義務的経費)」などに絞って
予算を組むことが想定されます。
すると、新たな工事や修繕は予算化出来ない・・・
ということが、現実的な影響として考えられます。
ただし、法的には、暫定予算に○○を計上してはいけない、
という決まりはないため、
何を組み込むか?・・・ 言い替えると 何を外すか?
という判断は、一旦議会の手を離れ
市役所側(=市長の判断)に委ねられています。
確かに、私の討論に込めたメッセージというのは、
「葬祭場、区画整理、大和中学校体育館などの大型投資事業は
一度、原点に返ってゼロベースで考えよう」というもので、
極力身軽な暫定予算が組まれることは私の考えとも一致します。
・・・しかし、これから先、市役所側の予算編成が
「(議会に)否決されたから何も計上しません。
どうですか!? “否決される”こと・・・って、皆さん困るでしょ?」
といったアピールにならないことを、切に願います。
もし、そうならば、市民は不在になってしまいます。
「身軽な予算計上が可能になる機会を得た。」
その考えで、調査や利用予測、効果が十分に検証されていない事業を
一旦見直すキッカケになることが、将来の市民負担を軽減することだと
信じています。
最後に。
賛成討論の中に、こんな言葉がありました。
「区画整理や新規事業が滞ると、市民、とりわけ市内建設業者が困る」
という内容です。
確かに、この不況下、ひとつでも市の事業の開始が遅れることは
市内の業者にとって仕事の受注、ひいては会社の存続にさえ影響が出るかもしれない・・・
そのことについての認識は持っています。
でも、改めて思うことは、
私が「守りたい市民」は、
駅でチラシを受け取ってくる、普通のOL・サラリーマンの方 であり
元気に遊びまわる子供たち であり、高齢者の方々 です。
その市民に対し、ツケを残さない!ということが
議員としての判断基準だ、と考えて、今回の行動をとっています。
議員にとって「市民とは誰か?」
そして、「何を優先して守るべきか?」という議論が今、和光市で起きています。
今朝、成増駅で予定していた「駅頭活動」ですが
強風のため、中止しました。
(※立て看板もチラシも飛ばされそうなため。)
予定では、25日(水)に再度行いたいと考えています。
なお、私のHPに「配るホームページ 第15号」を
アップすることができました。
下記URLからご覧ください。
トップページ http://inouewataru.com/
配るホームページコーナー http://inouewataru.com/homepage.html#no15
===
さて、副題に綴った
「議員・議会・市役所にとって“市民”とは?」について、
少し触れたいと思います。
今回の一般会計予算の「否決」については、
【反対】の立場の議員は、【反対討論】を行い、
【賛成】の立場の議員は、【賛成討論】を行いました。
その中では、双方の立場から
「こっちの判断こそ、市民のためになる。」という信念で述べることとなりました。
私もその想いで反対討論を行いました。
賛成派の議員の討論の中で
「(否決をすると、新規の事業が止まり) 市民生活に影響が出かねません。」
という言葉がありました。
これが今回、私自身も最も懸案したところです。
なぜなら、「影響が出ません」とは言えないからです。
これから、市が行なう作業というのは「予算の組み直し」です。
この時、毎年予算化されていた「経常的な予算」や
「どうしても必要になる人件費(=義務的経費)」などに絞って
予算を組むことが想定されます。
すると、新たな工事や修繕は予算化出来ない・・・
ということが、現実的な影響として考えられます。
ただし、法的には、暫定予算に○○を計上してはいけない、
という決まりはないため、
何を組み込むか?・・・ 言い替えると 何を外すか?
という判断は、一旦議会の手を離れ
市役所側(=市長の判断)に委ねられています。
確かに、私の討論に込めたメッセージというのは、
「葬祭場、区画整理、大和中学校体育館などの大型投資事業は
一度、原点に返ってゼロベースで考えよう」というもので、
極力身軽な暫定予算が組まれることは私の考えとも一致します。
・・・しかし、これから先、市役所側の予算編成が
「(議会に)否決されたから何も計上しません。
どうですか!? “否決される”こと・・・って、皆さん困るでしょ?」
といったアピールにならないことを、切に願います。
もし、そうならば、市民は不在になってしまいます。
「身軽な予算計上が可能になる機会を得た。」
その考えで、調査や利用予測、効果が十分に検証されていない事業を
一旦見直すキッカケになることが、将来の市民負担を軽減することだと
信じています。
最後に。
賛成討論の中に、こんな言葉がありました。
「区画整理や新規事業が滞ると、市民、とりわけ市内建設業者が困る」
という内容です。
確かに、この不況下、ひとつでも市の事業の開始が遅れることは
市内の業者にとって仕事の受注、ひいては会社の存続にさえ影響が出るかもしれない・・・
そのことについての認識は持っています。
でも、改めて思うことは、
私が「守りたい市民」は、
駅でチラシを受け取ってくる、普通のOL・サラリーマンの方 であり
元気に遊びまわる子供たち であり、高齢者の方々 です。
その市民に対し、ツケを残さない!ということが
議員としての判断基準だ、と考えて、今回の行動をとっています。
議員にとって「市民とは誰か?」
そして、「何を優先して守るべきか?」という議論が今、和光市で起きています。
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