井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
こんにちは。
今日のブログのタイトルは「マジ!? めっちゃ遠い!(>_<)」です。
これは先日、市外からバスケの試合のために総合体育館に向かう中学生が
和光市駅に着いて、総合体育館の位置を知って漏らした一言です。
今日は、このことについて、話をしたいと思います。
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1月6日(火)は、中学生のバスケットの試合が
和光市総合体育館で行われました。
私はその日、朝から駅立ちで交番方面に立っていました。
7時を過ぎると、ジャージ姿で大きなスポーツバッグを抱えた
中学生たちが大勢やってきました。
試合に参加する各学校・チームの生徒たちです。
まず、生徒たちは駅前の「市内案内板」を見て、
『総合体育館』の場所を探していました。
←駅前広場に設置されています。
なかなか見つからないようで、ず~と探しています。
総合体育館は樹林公園の中にあります。
そこで、ちょっとその部分を拡大 します。
さらに、拡大
お気づきですか?
案内板に総合体育館は載ってないんです
地図を持ってきていない生徒さんも多いらしく
必死で探していました。
そこで、私が声を掛けて、場所を教えてあげました。
交番に聞きにいってたチームも多かったです。
また、私を地元の議員だろう、と察して
「すみません、総合体育館に行きたいんですけど・・・」と
聞いてきた子もいました。
さて。
そこで、場所を教えた時に、生徒さんから出た言葉が
タイトルの「マジ!? めっちゃ遠い!」だったのです。
今回のことで、私が言いたいことは 2つ あります。
まず1つ目。
「建てて終わりじゃないぞ。」
総合体育館の建設を決めるまでの審議の中で
「(今まで施設がなくて開催できなかった)各競技の大会を
和光市でも開催できるようにしたい」という声があったということです。
このように、市外から選手・生徒を招いて、大会を開きたいという考えを示しながら、
市の案内板に総合体育館の場所すら載っていない・・・というのは、どうなんでしょう?
建物を作って終わりではないはずです。
「来てもらおう」
「いい試合をしてもらおう」 という想いが、欠けてる気がします。
ちなみに。
総合体育館の場所を載せるのはすぐできるので、
是非取りかかってほしいと思います。
案内板を立て替える必要はありません。
シールか何かを貼るだけで十分です。
そして、2つ目。
「市民も遠いと思ってる」
初めて和光に来た生徒が漏らした「遠いな~」という率直な一言。
市民も同じ思いです。
確かに、年1回行われる大会やインターハイのためなら、
多少遠くても体育館に行きます。
ですが、市民のためのスポーツ施策を考えるなら
これはマイナス要素です。
そして、今、荒川近くの下水道処理センターの蓋掛け部分に
サッカーや野球場などのある運動公園をつくろう、という計画があります。
→(その名称を「アーバンアクア計画」といいます。)
「市内に公式な広さの野球・サッカー施設がないため
試合や本格的な練習をするためにも是非!」 という要望があるとのことです。
しかし・・・
和光市駅からの距離は、地図で測る限り総合体育館と同等かそれ以上。
道路状況やアップダウンを考えると、さらに現地までの往復は大変です。
交通網もないため、車の利用が必須となりようです。
市民は通いますか? 通えますか?
市外からの選手・生徒をうまく招けますか?
という疑問が出てきます。
この施設には、数億円が必要と言われています。
確かに、この計画には
県との関係など、いろいろな懸案要素があります。
ただ、今回の体育館を利用した市外の生徒さんの率直な感想を聞いて
やはり、計画通りに進めることに慎重になるべきだと、私は考えています。
中学生のこの一言を
私はしっかりと覚えておこうと思います。