井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
それでは、昨日書き切れなかった「一般質問」の
後半部分を綴りたいと思います。
ちなみに。
目安の時間(赤文字)は読み練習をした時に、
ストップウォッチを片手に調べているので、ほぼ正確です。
一般質問の持ち時間40分というのは、長いと感じられるかもしれません。
実際、最初のうちは余裕があるのですが
しかし、後半は1分1秒を大事に使っていくことになります。
今回も、予定していた質問全てを5秒の誤差で終えることができました。
※なかには、5分で終わる議員もいます
「貴重な時間、使わないなら、くれ!」、って思います。
さて、昨日綴った前半部分を含め、
今回の特徴は市長との応酬が多かったこと。
○○部長さんとの質問は、正直言うと、過去のやり取り・議事録記録から
答弁がなんとなく予想できる場合もあるのです。
しかし、市長さんの回答は
やってみないとどんな答えが出てくるか想像がしにくいのです。
・・・その分、今まで以上に緊張感を持って挑むことになりました。
それでは、後半部分をお伝えします。
(昨日に続き、長いですが、ご了承ください)
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~順位3 地域医療と介護保険事業計画について~
次に「順位3 地域医療と介護保険事業計画」について伺います。
まずは【カッコ1】「埼玉病院との地域医療連携」についてです。
現在、埼玉病院は新病院の開設準備中です。実際に工事の状況を目にしますし、ホームページなどでは新病院のコンセプトが示されています。
その中で述べられている新病院の基本方針には、“地域に根ざした中核病院”と掲げられています。
独立行政法人国立病院機構という組織であることから、地域とは、和光を含む周辺地区ではありますが、和光市はまさに“地域”です。
そこで、まず市長に伺います。
・新病院について、どのような説明を病院側から受けているのか?
・現状 及び 今後の病院との地域医療連携の在り方について
そして、
・地域医療の拠点病院として、埼玉病院の機能をどのように市民に還元したい、と考えているのか?
これらの点について伺います。
次に、【カッコ2】「第4次介護保険事業計画」について保健福祉部長に伺います。
現在、第4次介護保険事業計画が策定中です。策定委員会も順次開催されていますが、現在の進捗を伺います。
また、「第4次介護保険事業計画」について、次の2つの視点でもお答えください。
●1つ目は、「第3次」から「第4次」に移行するにあたって特出すべき点
そして
●2つ目は、他の自治体との比較で特徴的な点
この2点について、伺います。 【6分40秒】
~順位3-3 埼玉病院までのアクセス改善~
…さて、地域医療での連携が取れたとしても、そこに市民が通えなければ、意味がありません。しかし、現状、埼玉病院への市内からの交通アクセスには課題があります。
そこで、【カッコ3】「埼玉病院までのアクセス改善」について伺います。
新病院開院後は定かではありませんが、現在の埼玉病院の受付時間は午前8時30分から11時までです。また、一般的に総合病院での診察の場合、受付開始後に来院者が集中することも踏まえておく必要があると考えます。
ここで問いたいのは、この診察時間に和光在住の市民が通いやすい状況にあるか、ということです。そしてもちろん、受診後に帰宅する手段があるか、ということも大切です。
まずは、市内循環バスから検証します。南公民館先回りコースでは、和光市役所から越後山などを経由して埼玉病院到着は7時43分です。その後は、10時5分になってしまいます。一方、白子コミセン先回りコースでは、一番早い便は9時15分着ですが、2便目は12時到着で午前の診察には間に合いません。
私はこれまでも、市内循環バスについて、ニーズの高いルートの再構築を提言してきました。そして、その中でも埼玉病院へのアクセスは重要視されるべきと考えます。今述べた実情を踏まえ、市内循環バスでの対策について見解を伺います。【8分20秒】
次に、公共交通機関についてです。
和光市駅発の路線バスの現状を見ていきたいと思います。
最も早い便は、8時57分発。埼玉病院まではおよそ15分掛かるので、病院到着は9時15分前後です。
次の便は、9時32分発。次いで、10時12分、10時46分…となりますが、もうこの46分発では間に合いません。そう考えると、実質3本です。
こうした現状のため、わざわざバスで和光市駅に出て、電車で成増駅に行き、そこからバスに乗るという方法を取っている方も少なくありません。
また、最大の憂慮する点は、こうした状況の中、タクシーを利用して通わざるを得ない方が、特に足腰の悪い高齢者に多いことです。当然、他の交通機関より費用が掛かります。
今後、新病院開設で、ますます市民の利用が伸びることも想定し、アクセス改善のため、バス会社に対して市として改善の要請をすることを要望致します。 【9分30秒】
最後に「鉄道事業者への協力要請 及び 協働」について伺います。
先に、このテーマでの私の基本姿勢を申し上げます。私は市民との協働のほか、企業との協働を更に推進していくべきだと考えています。
実際、現在も市民の安全や快適な生活のため、各企業が様々な取り組みで協力してくれています。(例:ホンダや建設事業者の災害時の協力など)
今回、私は鉄道事業者に対して、協力が当然というスタンスで挑むものではありません。ともに市民・利用者のために協力出来ることを行い、更なるサービスの向上を図ろうというものであることを強調させていただきます。
さて、それでは、本題に入ります。
まずは【カッコ1】。早いもので私もこの12月議会を迎えるまでに、6度の一般質問に立たせていただきました。その中で、様々な角度から鉄道事業者に対する協力要請や改善要望を取り上げてきました。
市の行政課題を尋ねるのとは異なり、相手のあることなので、議会の場においても、出来る出来ない、やるやらないという方針を示すのは難しく、「今後要請します。」という回答で議論が終結することも少なくありません。
私だけでも、(この後触れる(2)、(3)を除いても)放置自転車管理に伴う敷地境界の話、路線別乗車の導入、有楽町線の増便などを提案しています。(他の議員さんの要望を合わせれば要請内容はさらに増えます。)
そこで、平成19・20年度中の鉄道事業者への協議経緯について、
・どのような内容について
・誰が出向き
・どのような回答を得たか
を時系列で示していただきたいと思います。
※ちなみに、朝の有楽町線が増便される等のダイヤ改正が先日行われました。
http://www.tokyometro.jp/news/2008/2008-m32.html
続いて【カッコ2】、放置自転車対策についてです。
課税自主権に関する「本論」に入る前に…現状の確認をしたいと思います。
(※企画部担当の課税自主権については再質問以降で)
当たり前の話ですが、「放置自転車はどうしたら減らせるか?」その答えは、皆が駐輪場に正しく停めることです。
しかし、最近、南口の地下駐輪場を見ると、利用者が増え、許容量に近づいてきたように感じます。特に副都心線開通後、その傾向がみられるように思いますが(「月極め」「当日利用」ともに)状況の把握をしていますでしょうか?
また、無料開放されている北口の第1、第2駐輪場、及び南北の外環上部駐輪場の利用状況はいかがでしょうか?
(正確な推移が分からなくとも、管理員に傾向を聞くとか、想定している最大許容台数に対する利用状況は概算できるはず。)※少なくとも「北口第2駐輪場」の混雑は半端ない。
もし、許容量に近づいているなら、何らかの手立てが必要と思いますが、市の考えはありますでしょうか? これらの点をまず、建設部長に伺います。【12分00秒】
次に【カッコ3】エスカレーター設置についてです。
(8月に示された「事業計画(案)」の段階では「エスカレーター設置整備事業」として示され、パブリックコメントや市長査定を経て)11月に決定した「実施計画」では、「導入可能性調査」が盛り込まれました。
この調査の目的・内容を伺うとともに、他市でもエスカレーター工事を実施する場合、この種の調査が行われるのか?を伺います。
そして、【カッコ4】、南口広場の改修について伺います。
現在、市民参加で駅前南口広場改修の意見交換会が進められています。ここまでの開催状況、及び、議論の進捗を伺います。【12分30秒】
最後に【カッコ5】、図書館返却BOXの設置についてです。
私は「返却がしやすくなれば、借りる人も増える」と考えています。レンタルビデオも、返却BOXの設置で需要が伸びたといわれています。
その視点で考えた際、もっとも市民にとって便利なのは、和光市駅です。
改札の外か中か…という検証も必要ですが、仮に改札の中ならば、成増駅を利用している市民も川越方面に用事があるときには、一度降りて返却することもできます。
市民の生涯学習のための協働、として鉄道事業者に設置の協力をしてもらえないか、伺いたいと思います。1回目は以上です。【14分00秒】
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