井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
今日は、昨日お伝えしたとおり、9月議会の私の一般質問を
『野球方式 一般質問の自己評価』 をしたいと思います。
私が勝手に位置付けたものですが、基準としては
●ホームラン・・・提案が通っただけでなく、「いつ実施する」という具体性も入っている。
●2塁打・・・「必要性を認め、先進例を参考に研究します。」
●内野ゴロ・・・財政上の理由などで今すぐには実現不能。
●三振・・・議員側の調査不足で、議論が空回り
●送りバント・・・1回では結論は出ない。次回以降への持ち越しになる場合。
●ファインプレー・・・今まで公になっていなかった方針を引き出す。
●ピッチャーライナー・・・行政側の不備を追及する!
などで、成果を採点したいと思います。
============
<1> 葬祭場建設について =2塁打=
① 現状の確認
② 今後の進捗について
【ポイント】
①&②
兼ねてより、市の葬祭場計画は現われては消え・・・を繰り返してきた。
その経過の中、市役所側も、議会の中でも「断固推進」ムードになっている。
今回、外環道路の上部を利用する計画が示されたが、
その場所に作ることで想定される課題・トラブルを明らかにした。
その上で、今一度、市民が必要としているのか、を調べるよう
慎重な手順を踏むように求めた。
これに対し、市は調査・アンケートなどを実施することを回答した。
<2>「働く」ということ =2塁打=
① 就職支援事業
② 非常勤嘱託職員の募集について
③ シルバー世代の就労支援
【ポイント】
①和光市駅から、10分ほど歩いたところにある「勤労青少年ホーム」。
ここで就職相談が行なわれているが、年間に相談者が訪れたのは、
たったの12回!
しかも、就職に繋がったかどうかの、追跡調査もしていなかった。
これでは意味がない。
こうした現状を打開するよう求めた。
これに対し、必要とされる就職相談になるよう努力すると回答。
②なかなか集まらない「保育士」などの職種は
募集媒体の活用などを提案。
③シルバー人材センターの会員募集のために、
市役所会議室の利用を提案し、協力的な回答を得ることが出来た。
<3>災害時の要支援者対策 =ホームラン=
① 福祉避難所
② 防災備蓄品 及び 和光市防災訓練について
【ポイント】
①高齢者・障害者のための避難所(=福祉避難所)の設置は
これまでの和光市にはなかった発想である。
総合福祉会館の防災機能強化や、福祉施設との協定締結に向けて、
和光市の防災計画見直しに向けて、
この「福祉避難所」という発想を取り入れることができそうである。
②今まで防災倉庫には「子供向けオムツ」だけしかなかったが、
「大人用(=高齢者用)オムツ」も配備することになった。
<4>PFIの活用について =1塁打=
① PFI避難誘導街区案内板
② 生涯学習コンテンツ配信事業
(横浜市の実例より)
【ポイント】
①&②
PFIとは、民間のノウハウや資本を使うことで、市役所の出費がなく
事業を進めること。
この手法を今後和光市としても推進することを聞き出した上で、
①と②の2つの具体的な事例の導入を提案。
⇒残念ながら、すぐに実現するという回答を引き出すことは出来なかった。
<5>和光市駅の混雑防止対策 =送りバント=
① 和光市駅に吊り下げ式の乗車位置票を
② 次回ダイヤ改正で有楽町線の増便を
【ポイント】
① 今まで、「始発」・「次の始発」・「直通」と並んでいたが、今後は
「有楽町線」と「副都心線」のように、路線別に並ぶことを提案。
また、地面の表示だけでなく、吊り下げ式の案内票を導入することで
混雑時でも、整列位置がわかるように提案。
この声を、鉄道業者へ届けてくれることになった。
⇒しかし、その要望を、鉄道事業者がどう受け止めるかは未定。
引き続きの交渉が必要。
②有楽町線の増便も同じく、今後の引き続きの交渉が必須。
<6>マニフェスト選挙の推進 =1塁打=
① 来年度の市長選に向けて
② 「マニフェスト作成支援要綱」の策定
【ポイント】
①来年の市長選に向けて、
マニフェスト作成に関する援助を公費で行なうことを確認。
⇒そのための条例制定を明言。
これによって、「お金がない。」といった理由でマニフェストを作らない
という候補者はいなくなるため、マニフェスト選挙にするための
環境を整えることに繋がった。
②わざわざ「支援要綱」を作らなくても、情報公開制度で
十分対応できるという回答。
⇒今後はこの要綱設置を目指すより、
現市長のこれまでのマニフェストの実践状況の検証などに
力を注ぐことが、マニフェスト選挙を盛り上げることに繋がると考えられる。
======
以上が、今回の自己採点です。
そして、こうした議員の働きの良し悪しを判断をするのは
本当は自己採点ではないと思っています。
本当の審判は、市民の皆さんです。
皆さんに、「しっかり結果を出している」とジャッジしていただけるように…。
そして・・・
「あの時の井上の提案がキッカケで、この施策が動き出した。」と
言っていただけるように・・・。
今後も引き続き頑張ってまいります。