井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2008.05.06
こんにちは。
今日でGWも最終日です。
皆さんゆっくり リフレッシュ できましたか?
私は昨日、高校時代の演劇部の同期の舞台を見に行ってきました。
卒業後、会っていなかったので、10年ぶりです。
「朗読劇」というスタイルで、
役者が、ストーリーテラーの朗読に合わせて演技をしたり、
役者自身が本を読む演技で物語が進んでいったり・・・
物語はオムニバス形式(=短編を複数上演する)で、
テーマは「約束」。
学生時代の「約束」を振り返るような物語が多くて、
どこか懐かしいような・・・そして、甘酸っぱい気持ちになりました。
見てて、とても気持ちいい舞台でした
静かな舞台ながらも汗を流しながらの演技・・・
そして、演劇部同期の役者さんも、
当時以上に表現や演技力に磨きが掛かってて、凄かったです。
私も「負けられないな。」と思いました。
--------
さて、5月1日から連載してきた 「シリーズ 団地」 も
今日で一区切りです。
昨日からの続きで、草加市の「松原団地」の取り組みについて、
ご報告したいと思います。
(※伺ったお話やいただいた資料をもとに綴らせていただきます。)
取り組み:
「建て替えを考える会」を自治会を母体に結成
建て替えのあとも
①安心して住める
②松原団地をふるさとに育っていく子どものために
住民要望を「都市再生機構」と「草加市(=地元自治体)」に
提案することを目的に結成。
具体的な取り組み:
・二者懇談会 及び 三者懇談会 の開催。(意見交換・要望活動を行う。)
・「みんなが考える集会所」づくりのためのワークショップ
(サークル&利用団体のヒアリング調査)
・快適散歩道ロードマップの作成
・「松原団地 40年の歩み」写真集の作成 etc
このうち、「快適さんぽみち」のマップは実物もいただきました。
昨日お話ししましたが、松原団地には豊かな緑があるので、
植物や自然を中心に写真入りで出来ています。
さんぽマップの裏面は、
「保存版 2005年の松原団地 定点撮影」になっています。
団地を5か所(周辺の高いビル等)から撮影したもので、
建て替え前の姿・風景を残すために冊子にしたそうです。
そして、建て替えの後、新しい松原団地の姿・風景を
同じ場所・同じ構図で撮影するそうです。
交渉の取り組み:
こうした「作成物」のご紹介をさせていただきましたが、
これから「一部建て替え」などの計画が進む団地にとって
最も重要なことは、
住民の意見を「都市再生機構」と「市」に届ける!
ということです。
松原団地では、集会所の建て替えに向けて、
様々なニーズを掘り起こした、ということを先にお伝えしました。
しかし、自治会や「考える会」ではそれ以外にも、
団地全体・居室の在り方への提案を行なってきたとのことです。
・居室の間取り
(例①:高齢の入居者が多いため、和室中心の間取りを提案)
(例②:間取りが広すぎても生活しにくく、家賃も上がるため、適切な広さの居室を提案)
・敷地内の樹木の保護
・市へ一部の住居を「公営住宅」として運用することの提案
などです。
実際の設計では、
・布団を仕舞うことができない広さしかないタンス
・うっすい畳
であったりと、例えエレベーターがついたり、バリアフリー化したとしても
肝心の生活空間が暮らしにくい状況だったのだそうです。
お話しを伺った自治会の役員の方は、
要望しても実現しない事例も多々あったことを話してくれました。
例えば、緑の保全では
建て替え前はその地区に600本あった樹木が80本になってしまった。
また、暮らしやすいサイズの「37㎡」を多く設定することを要望したが、
要望した戸数の6割程度にとどまったり・・・
また、草加市と交渉を重ねてきた「公営住宅化」も
一部実現したものの、要求通りとはいかなかったそうです。
―まとめに代えて
確かに、全てが要求通り行く・・・ということは、難しいのかもしれません。
しかし、供給者側の「思い込み」や「一存」や「効率性」だけで建て替えが進むと
住民の暮らしやすさとは離れてしまいます。
また、タイミングも重要で、
計画が進み出してからでは遅いということもあります。
今回、既に建て替えが進んでいる団地で
見てきたこと、聞いてきたことを
これからの和光市における建て替え問題に活かしていきたいと思っています。
<写真>
松原団地の建て替え途中の
高層住宅
今日でGWも最終日です。
皆さんゆっくり リフレッシュ できましたか?
私は昨日、高校時代の演劇部の同期の舞台を見に行ってきました。
卒業後、会っていなかったので、10年ぶりです。
「朗読劇」というスタイルで、
役者が、ストーリーテラーの朗読に合わせて演技をしたり、
役者自身が本を読む演技で物語が進んでいったり・・・
物語はオムニバス形式(=短編を複数上演する)で、
テーマは「約束」。
学生時代の「約束」を振り返るような物語が多くて、
どこか懐かしいような・・・そして、甘酸っぱい気持ちになりました。
見てて、とても気持ちいい舞台でした
静かな舞台ながらも汗を流しながらの演技・・・
そして、演劇部同期の役者さんも、
当時以上に表現や演技力に磨きが掛かってて、凄かったです。
私も「負けられないな。」と思いました。
--------
さて、5月1日から連載してきた 「シリーズ 団地」 も
今日で一区切りです。
昨日からの続きで、草加市の「松原団地」の取り組みについて、
ご報告したいと思います。
(※伺ったお話やいただいた資料をもとに綴らせていただきます。)
取り組み:
「建て替えを考える会」を自治会を母体に結成
建て替えのあとも
①安心して住める
②松原団地をふるさとに育っていく子どものために
住民要望を「都市再生機構」と「草加市(=地元自治体)」に
提案することを目的に結成。
具体的な取り組み:
・二者懇談会 及び 三者懇談会 の開催。(意見交換・要望活動を行う。)
・「みんなが考える集会所」づくりのためのワークショップ
(サークル&利用団体のヒアリング調査)
・快適散歩道ロードマップの作成
・「松原団地 40年の歩み」写真集の作成 etc
このうち、「快適さんぽみち」のマップは実物もいただきました。
昨日お話ししましたが、松原団地には豊かな緑があるので、
植物や自然を中心に写真入りで出来ています。
さんぽマップの裏面は、
「保存版 2005年の松原団地 定点撮影」になっています。
団地を5か所(周辺の高いビル等)から撮影したもので、
建て替え前の姿・風景を残すために冊子にしたそうです。
そして、建て替えの後、新しい松原団地の姿・風景を
同じ場所・同じ構図で撮影するそうです。
交渉の取り組み:
こうした「作成物」のご紹介をさせていただきましたが、
これから「一部建て替え」などの計画が進む団地にとって
最も重要なことは、
住民の意見を「都市再生機構」と「市」に届ける!
ということです。
松原団地では、集会所の建て替えに向けて、
様々なニーズを掘り起こした、ということを先にお伝えしました。
しかし、自治会や「考える会」ではそれ以外にも、
団地全体・居室の在り方への提案を行なってきたとのことです。
・居室の間取り
(例①:高齢の入居者が多いため、和室中心の間取りを提案)
(例②:間取りが広すぎても生活しにくく、家賃も上がるため、適切な広さの居室を提案)
・敷地内の樹木の保護
・市へ一部の住居を「公営住宅」として運用することの提案
などです。
実際の設計では、
・布団を仕舞うことができない広さしかないタンス
・うっすい畳
であったりと、例えエレベーターがついたり、バリアフリー化したとしても
肝心の生活空間が暮らしにくい状況だったのだそうです。
お話しを伺った自治会の役員の方は、
要望しても実現しない事例も多々あったことを話してくれました。
例えば、緑の保全では
建て替え前はその地区に600本あった樹木が80本になってしまった。
また、暮らしやすいサイズの「37㎡」を多く設定することを要望したが、
要望した戸数の6割程度にとどまったり・・・
また、草加市と交渉を重ねてきた「公営住宅化」も
一部実現したものの、要求通りとはいかなかったそうです。
―まとめに代えて
確かに、全てが要求通り行く・・・ということは、難しいのかもしれません。
しかし、供給者側の「思い込み」や「一存」や「効率性」だけで建て替えが進むと
住民の暮らしやすさとは離れてしまいます。
また、タイミングも重要で、
計画が進み出してからでは遅いということもあります。
今回、既に建て替えが進んでいる団地で
見てきたこと、聞いてきたことを
これからの和光市における建て替え問題に活かしていきたいと思っています。
<写真>
松原団地の建て替え途中の
高層住宅
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