井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2008.04.24
こんにちは。
昨日(4/23)は、埼玉県八潮市に行ってきました。
県内の若手議員の勉強会です。
写真は会場の最寄駅、【つくばエキスプレス「八潮駅」】の様子です。
この独特のデザインのアーケード、
1億円するそうで・・・写真に写してきました。
今、和光市の駅前も改修の話が出ています。
屋根をつけてほしい・・・という話も。
これからデザイン・設計がされていきます。
デザイン・・景観も大切ですが、実用性や利便性,
そして、費用の点でも市民の要望を踏まえて、
今後の検討を進めてほしいと思います。
さて、それでは、本題の
埼玉県初の八潮市の小中一貫教育 に
ついて、報告します。
まず、八潮市教育委員会の職員さんから
約1時間、説明を受けました。その後、質疑応答をさらに1時間。
合計2時間の研修です。
八潮市のこの取り組みの特徴は・・・というと、
小中一貫教育、といっても同じ建物で学んでいるわけではない
ということです。
ハード(=校舎・建物)は現時点では新設や統合するのではなく、
教育カリキュラムに連続性を持たせることで、
学び方・学校での過ごし方に一貫性を与えるというものです。
和光で例えると、
第二中学校 と 広沢小学校・本町小学校・第四小学校を
ひとつのグループとして考える・・・ということです。
だから、『小中一貫校』ではなく『小中一貫教育』と
呼んでいるんでしょうね。
小学校6年生から中学校1年生に進学した時、
・教科担任制
・部活動での人間関係
などに戸惑う「中1ショック」というものがあるそうです。
小・中の連続性を作ることで、その戸惑いを減らし、
不登校などを減らす、という効果を狙っているそうです。
では具体的にどうするか・・・?
八潮市では、いわゆる『特区』を取得し、
通常の学校で行なわれている「総合学習」のコマ数を減らし
「えらべる科」
「ふるさと科」
という独自の教科をつくることにしました。
えらべる科は、補習的な授業のほか、
食育や情報リテラシーなどの授業を行なうそうです。
ふるさと科は
八潮市の 福祉・環境・文化を学ぶ学科です。
毎年、少しずつ切り口・視点を変えて、
ふるさと 八潮を学ぶというもので、
3年生・・・八潮の学区探検
4年生・・・八潮に住むお年寄りとの交流から学ぶ(=福祉)
5年生・・・八潮の環境
6年生・・・八潮の歴史
7年生(中1)・・・八潮の福祉・まちのバリアフリー
8年生(中2)・・・八潮と地球規模の環境問題を絡めて学ぶ
9年生(中3)・・・八潮について(=総括)
といった流れになるそうです。
※「7年生」、「8年生」という名称は実際にはまだ浸透していません。
最後の質疑で、私は和光市を例に出して聞きました。
Q、和光市は若い世代の流入出が多い。(=転校も多い。)
八潮市はどういう特徴があるのか?
このカリキュラムは一貫性を持たせるからこそ、
転校の多い地区には向かない気もするが・・・?
すると、
A、八潮市もつくばエキスプレスの開通などで、人口の流入出が多い。
だからこそ、八潮を学んでほしいと思っている。
そして、学ぶことで八潮に愛着を持つようにしたい。
という回答でした。
まちづくりと教育の在り方が密接に結び付く―
どういう教育を市として行ないたいか?を考えた結果、
八潮市が出した答えが、小中一貫教育だった、というわけです。
―まとめに代えて。
和光市も、学校不足の問題があります。(特に北側)
その一つの可能性として、今回は話を聞いてきました。
八潮市も全校で導入されたのは今年度からだそうで、
不登校対策としての効果検証や、実際の小中学校の連携が強まるのは
これからだそうです。
和光市の選択肢の一つがになり得るか―?
今後もよく研究したいと思っています。
昨日(4/23)は、埼玉県八潮市に行ってきました。
県内の若手議員の勉強会です。
写真は会場の最寄駅、【つくばエキスプレス「八潮駅」】の様子です。
この独特のデザインのアーケード、
1億円するそうで・・・写真に写してきました。
今、和光市の駅前も改修の話が出ています。
屋根をつけてほしい・・・という話も。
これからデザイン・設計がされていきます。
デザイン・・景観も大切ですが、実用性や利便性,
そして、費用の点でも市民の要望を踏まえて、
今後の検討を進めてほしいと思います。
さて、それでは、本題の
埼玉県初の八潮市の小中一貫教育 に
ついて、報告します。
まず、八潮市教育委員会の職員さんから
約1時間、説明を受けました。その後、質疑応答をさらに1時間。
合計2時間の研修です。
八潮市のこの取り組みの特徴は・・・というと、
小中一貫教育、といっても同じ建物で学んでいるわけではない
ということです。
ハード(=校舎・建物)は現時点では新設や統合するのではなく、
教育カリキュラムに連続性を持たせることで、
学び方・学校での過ごし方に一貫性を与えるというものです。
和光で例えると、
第二中学校 と 広沢小学校・本町小学校・第四小学校を
ひとつのグループとして考える・・・ということです。
だから、『小中一貫校』ではなく『小中一貫教育』と
呼んでいるんでしょうね。
小学校6年生から中学校1年生に進学した時、
・教科担任制
・部活動での人間関係
などに戸惑う「中1ショック」というものがあるそうです。
小・中の連続性を作ることで、その戸惑いを減らし、
不登校などを減らす、という効果を狙っているそうです。
では具体的にどうするか・・・?
八潮市では、いわゆる『特区』を取得し、
通常の学校で行なわれている「総合学習」のコマ数を減らし
「えらべる科」
「ふるさと科」
という独自の教科をつくることにしました。
えらべる科は、補習的な授業のほか、
食育や情報リテラシーなどの授業を行なうそうです。
ふるさと科は
八潮市の 福祉・環境・文化を学ぶ学科です。
毎年、少しずつ切り口・視点を変えて、
ふるさと 八潮を学ぶというもので、
3年生・・・八潮の学区探検
4年生・・・八潮に住むお年寄りとの交流から学ぶ(=福祉)
5年生・・・八潮の環境
6年生・・・八潮の歴史
7年生(中1)・・・八潮の福祉・まちのバリアフリー
8年生(中2)・・・八潮と地球規模の環境問題を絡めて学ぶ
9年生(中3)・・・八潮について(=総括)
といった流れになるそうです。
※「7年生」、「8年生」という名称は実際にはまだ浸透していません。
最後の質疑で、私は和光市を例に出して聞きました。
Q、和光市は若い世代の流入出が多い。(=転校も多い。)
八潮市はどういう特徴があるのか?
このカリキュラムは一貫性を持たせるからこそ、
転校の多い地区には向かない気もするが・・・?
すると、
A、八潮市もつくばエキスプレスの開通などで、人口の流入出が多い。
だからこそ、八潮を学んでほしいと思っている。
そして、学ぶことで八潮に愛着を持つようにしたい。
という回答でした。
まちづくりと教育の在り方が密接に結び付く―
どういう教育を市として行ないたいか?を考えた結果、
八潮市が出した答えが、小中一貫教育だった、というわけです。
―まとめに代えて。
和光市も、学校不足の問題があります。(特に北側)
その一つの可能性として、今回は話を聞いてきました。
八潮市も全校で導入されたのは今年度からだそうで、
不登校対策としての効果検証や、実際の小中学校の連携が強まるのは
これからだそうです。
和光市の選択肢の一つがになり得るか―?
今後もよく研究したいと思っています。
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