井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2025.08.14
そして最後の【意見交換会での発言その❸】についてです。





<新聞報道でどう報じられたか>

「男女一緒に過ごすほうが男女の区別を意識せずに、自分の個性や能力に合った人生を歩める」


<県教委の発言の真意>

県教委としては
「自分の個性や能力に合った人生を歩みたいと思うならば、男女一緒の環境で過ごすほうが、男女の垣根を越えて協力し合うことになり、その目的(=自分の個性や能力に合った人生を歩む)実現に繋がるではないか?」

というニュアンスの発言だった


<井上の感想>

・報道では「男女一緒に過ごす」という『行動』が「自分の個性や能力に合った人生を歩む」という『結果』に繋がると読める。

・一方、県教委の真意は「自分の個性や能力に合った人生を歩むという『目的』を果たしたくば「男女一緒に過ごす」という『行動』をせよ、である

…結論から言うと、私は「報道」にも「県教委の真意」にも、どっちにも共感できないんですよね。

「男女一緒のほうが自分の能力に合った人生を歩める」と決まっているワケはないし、逆に県教委の真意のほうは「良い人生を歩みたければ共学に行け」みたいにも聞こえます。。。

確かに、男女ともにいる環境に居たほうが個性を伸ばせる人もいるでしょう。
一方、別学出身者には、多くの各界で活躍された方が居ます。


その方々はむしろ、

「異性が居ない別学という環境での3年間があったからこそ、自分の個性や能力が伸ばせた方なのではないか」

と思っています。


だからこそ、別学を求める生徒がいて、県として定員と入学希望者のバランスが取れている間は、両方(共学と別学)があることを県の強みとすべきです。


最後に。

私が先日行なったヒアリングの場において、県教委は意見交換会のスタンスとして、
「あくまでも県教委の考えを、質問に答える形で述べているので、考えを参加者に押し付けるのではなく、県教委の立場を述べているに過ぎない」
と言っていました。

その点は評価できると思います。

その上で、意見交換会に参加する予定の皆さまへ。


残り2回の意見交換会で、県が根本的に共学化のスタンスを変えることはまずはありません。

論破しようと思っても、ここまで紹介した❶~❸みたいに、納得のいかない回答が出てくるだけだと思います。


それならば、参加者で別学存続を願う方は「別学を受験した理由、入ってよかった点」などをどんどん伝えていってください


結果として、県教委がうまく説明しようとすればするほど「男女共同参画の視点で共学化を推進する」ことのロジックがいかに強引か、自ら示すことになりますから。





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