井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2024.07.05
今日からこのシリーズを始めます。

まずはこちらから。

6月25日の産経新聞に次の記事が載りました。




先日、「埼玉県内高等学校連携有志」の方から紹介された…という話をしましたが、今回紹介されるキッカケになったのが、この有志の皆さんから寄せられたアンケートでした。






新聞記事にあるように、


「92人いる県議のうち回答のあったのは36人で、このうち共学化に賛成していたのは5人にとどまっていた。」とのことなので、回答した人のほとんどが反対という結果でした。


私もこのアンケートに「共学化反対」と答えました。


この結果だけを見ると、「おっ!県議会も反対が多数なのか!」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。


なぜなら、最大会派の自民(57人)のうち、アンケートに答えたのは、「たった3人」しかいなかったからです。


報道された内容や聞くところによると、自民党県議団では「緘口令」が敷かれた(もしくは会派として「答えない」と決定した)そうで、3人を除き、誰も答えていないそうです。(ちなみに、その3人は「共学化反対」と答えたそうです。)


自民党県議団の団長は「共学化賛成」の意見を議会の質問等で示していますので、その3名は団の意向に反して「共学化反対!」の強い思いを示したかったのか、それとも、ただただ緘口令が出る前に答えちゃったのかは分かりません。


しかしながら、団長の意向に合わせて、先ほどの3名以外が「共学化賛成」と回答したとすれば、一気に数は逆転し、見出しの「県議は反対が多数」は一気に「県議は賛成が多数」になってしまいます。


ともあれ、そもそも論ですが、いくら任意のアンケートだとしても、今回の件は県民の大きな関心ごとです。


県民からの真剣な問いかけに答えないのは、いかがなものかと思います。


20年前の勧告の際は、賛成派・反対派、双方が意見を言い合っていました。(←詳しくは次回のシリーズ②で。)


賛成でも反対でも、県民に選ばれた議員として、しっかりと自身の意見を表明すべきだと思います。




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