井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2007.03.04
おはようございます。
ここでは、先日、和光市の「ボランティアのつどい」に
参加してきた時のご報告をさせてください。
和光市には多くのボランティア団体が存在します。
当日参加していた団体は、例えば
・高齢者との会食グループ
・朗読の会
(市が発行する広報などを朗読してテープに吹き込み、
視覚障害の方に届ける。)
・手話サークル
・盲卓球(=サウンドテーブルテニスといいます。)
・障害者施設の支援ボランティア
・ボーカルサークル など
その情報交換や勉強のため、こうして
ボランティアのつどいが開催されています。
今回の「つどい」では、 『車椅子から見た和光市』 というテーマで、
白子在住の車椅子利用の方からお話をいただきました。
その中で、皆さまにも是非知っていただきたい、話がありますので
少し綴らせてください。
○ スロープは意外と曲者!?
公共施設や駅などにある、スロープ。
あれがあれば、車椅子利用は楽だろうと思われているが、
決してそうではない。角度が急だった場合、
最後まで上りきることが体力的に非常に困難なのである。
○ いきなり後ろから押さないで。
車椅子で街を移動していると、多くの方が手を貸してくださる。
・・・ただ、いきなり車椅子を押し出す人がいる。
利用者としては、これほど怖いことはない。
⇒是非 「なにかお手伝いできることはありますか?」と“声掛け”を。
○ 多目的トイレは使い辛い・・・
「車椅子用トイレ」と「多目的トイレ」、その違いはご存知でしょうか?
車椅子用トイレは、車椅子利用者向けに広く作られています。
そして、多目的トイレは、広いだけでなく、
ベビーベッド、オスメイト設備、高齢者向け手摺り などがついています。
つまり、多目的トイレでは、それらの多くの設備が邪魔となり、
移動や方向転換がしにくくなってしまっているのです。
もちろん、スペースが限られた中で、
より多くの不便な方が利用しやすいように改造した結果なのですが、
もう一度、それらの配置の仕方などを、利用する方の意見を元に
考えるようにしていってほしい、と思います。
○ 障害者用駐車場はなぜ入り口に近いか?
障害者用駐車場の特徴は、
① 入り口の近くにある
② 広くスペースが確保されている ということです。
実は、①よりも②が重要なのです。
車椅子の方で、自分で運転できる方は、助手席に積んだ車椅子を
降ろして、乗り移るのに、ドアを全開にする必要があります。
乗り込むときも同様です。
だから、通常の駐車スペースでは、
隣の車につっかえて乗り降りが出来ないので
あの、障害者用駐車場が必要なのです。
だから、極論、入り口から近くある、必要はないそうです。
(※個人差はあります。近くでないと危ないという方もいらっしゃいます。)
○エレベーターの鏡は何のため?
あれは、一言で言うと、「車椅子利用者のバックミラー」です。
・バックでエレベーターを降りるときに見る。 そして、
・今が何階かを見るため。
↑
一度正面から入ってしまうと、階数表示が見えなくなってしまうので、
鏡に映った階数表示ランプで、今が何階かを知ることが出来るのです。
⇒鏡の前に立って、視界を塞がないようにしましょう。
・・・他にもお話はありましたが、ここでは以上をお伝えさせてください。
こうして、お話を聞いて改めて思うのは、
『思い込みではなく、本当のニーズを理解して形にする』ということです。
ボランティアも、政治も、出来ることはやってもらい、
どうしても出来ない(=支援が必要)なところを
サポートするというのが、正しいことだと思います。
私も、一層皆さまのご意見を聞き、本当に必要なことを
サポートしていけるように、活動を続けてまいります。
(写真はボランティアのつどいが開かれた、総合福祉会館『ゆめあい和光』の写真です。)
ここでは、先日、和光市の「ボランティアのつどい」に
参加してきた時のご報告をさせてください。
和光市には多くのボランティア団体が存在します。
当日参加していた団体は、例えば
・高齢者との会食グループ
・朗読の会
(市が発行する広報などを朗読してテープに吹き込み、
視覚障害の方に届ける。)
・手話サークル
・盲卓球(=サウンドテーブルテニスといいます。)
・障害者施設の支援ボランティア
・ボーカルサークル など
その情報交換や勉強のため、こうして
ボランティアのつどいが開催されています。
今回の「つどい」では、 『車椅子から見た和光市』 というテーマで、
白子在住の車椅子利用の方からお話をいただきました。
その中で、皆さまにも是非知っていただきたい、話がありますので
少し綴らせてください。
○ スロープは意外と曲者!?
公共施設や駅などにある、スロープ。
あれがあれば、車椅子利用は楽だろうと思われているが、
決してそうではない。角度が急だった場合、
最後まで上りきることが体力的に非常に困難なのである。
○ いきなり後ろから押さないで。
車椅子で街を移動していると、多くの方が手を貸してくださる。
・・・ただ、いきなり車椅子を押し出す人がいる。
利用者としては、これほど怖いことはない。
⇒是非 「なにかお手伝いできることはありますか?」と“声掛け”を。
○ 多目的トイレは使い辛い・・・
「車椅子用トイレ」と「多目的トイレ」、その違いはご存知でしょうか?
車椅子用トイレは、車椅子利用者向けに広く作られています。
そして、多目的トイレは、広いだけでなく、
ベビーベッド、オスメイト設備、高齢者向け手摺り などがついています。
つまり、多目的トイレでは、それらの多くの設備が邪魔となり、
移動や方向転換がしにくくなってしまっているのです。
もちろん、スペースが限られた中で、
より多くの不便な方が利用しやすいように改造した結果なのですが、
もう一度、それらの配置の仕方などを、利用する方の意見を元に
考えるようにしていってほしい、と思います。
○ 障害者用駐車場はなぜ入り口に近いか?
障害者用駐車場の特徴は、
① 入り口の近くにある
② 広くスペースが確保されている ということです。
実は、①よりも②が重要なのです。
車椅子の方で、自分で運転できる方は、助手席に積んだ車椅子を
降ろして、乗り移るのに、ドアを全開にする必要があります。
乗り込むときも同様です。
だから、通常の駐車スペースでは、
隣の車につっかえて乗り降りが出来ないので
あの、障害者用駐車場が必要なのです。
だから、極論、入り口から近くある、必要はないそうです。
(※個人差はあります。近くでないと危ないという方もいらっしゃいます。)
○エレベーターの鏡は何のため?
あれは、一言で言うと、「車椅子利用者のバックミラー」です。
・バックでエレベーターを降りるときに見る。 そして、
・今が何階かを見るため。
↑
一度正面から入ってしまうと、階数表示が見えなくなってしまうので、
鏡に映った階数表示ランプで、今が何階かを知ることが出来るのです。
⇒鏡の前に立って、視界を塞がないようにしましょう。
・・・他にもお話はありましたが、ここでは以上をお伝えさせてください。
こうして、お話を聞いて改めて思うのは、
『思い込みではなく、本当のニーズを理解して形にする』ということです。
ボランティアも、政治も、出来ることはやってもらい、
どうしても出来ない(=支援が必要)なところを
サポートするというのが、正しいことだと思います。
私も、一層皆さまのご意見を聞き、本当に必要なことを
サポートしていけるように、活動を続けてまいります。
(写真はボランティアのつどいが開かれた、総合福祉会館『ゆめあい和光』の写真です。)
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