井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2022.09.14
今日は和光樹林公園 野の花の会が主催する

「自然のお花畑復活プロジェクト フィールドワーク
 ~草地(原っぱ)と草地植物~」

に参加しました。



過去にも参加したことがあり、
その時、講師を務めてくださった #佐々木知幸 さんの
話がとても面白く、今回も楽しみにしていました。


今回のフィールドワークの舞台となった
「桜の森づくりプロジェクト」で桜が育樹されたエリア周辺は、
現在、あえて草刈りの回数を減らし、
草地=原っぱとして、残す取組を行なっており、
「生きもの探し原っぱ」と名付けられています。





※この「刈り込みを減らして生き物が住みやすいエリアを作ろう」
という話は、それこそ前回のフィールドワークの時に
講師の佐々木さんが提案、野の花の会がその実現に注力されていて、
私もこの取組を応援してきました。


今日のフィールドワークはおよそ2時間でしたが、
生きもの探し原っぱを散策している間、
本当に多くの蝶やバッタなどを見掛けました。





さて、ここから先は、佐々木語録をメモしたので、
それを紹介する形で報告に替えさせていただきます。


====

○日本では「原っぱ」が珍しくなっている。

○原っぱは放っておくと、「木」を生やし、森になろうとする。

○エノコログサは原っぱに良く生える。「猫じゃらし」は別名。

○チカラシバ。日本では一般的だが、世界的には色違いがガーデニングで大人気。

○イネ科は花を派手にする必要がない。
虫とかに集まってもらわなくても増えるので地味でOK。

○ツルボ=草原には生えず、刈られたところに生える。
彼岸花と同じで、春にいっぱい光合成して、
夏のライバルが多いときは蓄える。で、秋口に花を咲かす

○スズメノヒエ。名前の由来は
「(食用に向くヒエではないので)雀にでも食わしとけ」から。在来種 
一方で「シマスズメノヒエ」は外来種。

○木に生える白い斑点のようなものを「地衣(ちい)」という。
イメージとしては、菌類とコケで出来ている。

○ネコハギ = イヌハギもいる




○ショウリョウバッタ = 精霊 ※お盆の頃に出てくるから。

○クモが居る = 食べるエサとなる虫が居る = 良い森・良い環境

○セイタカアワダチソウ = 肥料の成分が好き それを好んで生える。
だから耕作放棄地などには生えやすいが、自然の原っぱには意外と生えない。
※実際、生きもの探し原っぱでは、あまり伐採を頑張らずとも、
セイダカワダチソウはあまり生えなかった。

○ワレモコウ = 肥沃じゃない土地・草原のほうを好む。
畑になった経緯のないの原っぱに生える。

ワレモコウが和光樹林公園で見えるのは素晴らしい。
わざわざ高原とかに行って見に行く植物。



○ラベンダーは「木か草か」で分けると「木」である。
木と草の差は材木となるかどうか。

竹はその基準で言うと「草」とも言える。バナナも草。

○田んぼや畑を「土地改良」で大型農機具を入れやすいようにすると、
農業はしやすくなるが、一方で外来種が混ざりやすくなる。

○和光樹林公園は歴史的に見ると、長らく軍用地であったことが
(畑などに転用されていないから)この豊かな環境を生んでいる。
これからも大切にしてほしい。


====


以上です。

また機会が有ったら、フィールドワークや
観察会に参加したいと思います





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