井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2007.11.23
こんばんは。

本日は、文京区シビックセンター(文京区役所を兼ねた建物・・・立派すぎます。)で
「医療と介護に関しての国会審議 勉強会」に行ってまいりました。

参加者は、主に現役の医師や、現役を退いて研究職をしている方や
大学教員といった錚々たるメンバーでした。

詳しい内容は明日、ご報告したいと思いますが、
一点面白い話があったので紹介したいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

法律 というものは、

『一部の不届き者が、それ以上不正をできないように厳しくすると
大多数の真面目な人たちが割りを食う。
そして、不届き者は、新しい制度になっても抜け道を探し、不正を行う。』 

という話でした。


・・・確かに言えることかもしれません。


例えば、「教員の質が下がった」・・・と言われ、管理を厳しくする。

でも、実は大多数の真面目に働いている教員は、そのおかげで
業務が増え、一層勤務過多になってしまいます。


少し話は逸れますが、
現在、新聞でも度々取り上げられている
「選挙公費の不正使用」もそうだと思います。

本来は選挙のポスターだけに使用するべき費用
・選挙はがき
・リーフレット 

に回していた人がいた、というのが、一番わかりやすい例です。


●30万円がポスター代として公費負担してもらえる。

候補者A は25万円で完成し、5万円余った。

●その5万円で、選挙ハガキを作る。  

というのが、不正行為の仕組みです。


実際にこのような不正をした人も、返還請求をされて
次々と返却しているそうですが、これを防ぐには、

選挙のポスターに使用するべき費用 を減額する 
という方法があります。


先程の例で言えば、
30万円上限だった公費負担を、条例(法律)を変えて、25万円にする
と減額するのです。

そうすれば、余剰が発生せずに、不正もできなくなります。


・・・しかし、真面目に手間ひまをかけ、いいものを作ろうとして、
27万円を使ってポスターを作った 候補者B がいたとします。

今までは、30万円が上限だったので、27万円ならば、その範囲内でした。

しかし、不正を防ぐために、上限25万円に変更したため、
2万円オーバーしてしまい、そこは自己負担になります。。。


このように、誰を基準に法律を考えるか?によって
数値の設定も変わってきます。

誰も不正しなければ、問題はないのですが・・・(^_^;)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
タイトルからは、少し話が逸れてしまいましたが、
医療・介護は、命を預かる問題だからこそ、
こういう不正を取り締まる方向での議論が重要なのだと感じました。


それでは、医療・介護の勉強会については、
また改めてご報告させていただきます。


  
 
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