井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2021.08.26
こんにちは。
和光市が先日発表した「市役所の取組」の中に
「自宅療養者への緊急支援(食料などの配付)」があります。
(準備が整い次第、開始予定。)
和光市が先日発表した「市役所の取組」の中に
「自宅療養者への緊急支援(食料などの配付)」があります。
(準備が整い次第、開始予定。)
このように今、本来、保健所(県)が行うべきである
「食糧支援」や「パルスオキシメーター貸し出し」業務を
保健所業務が逼迫して対応できない状況を踏まえ、
市町村が動き出しています。
現時点での、県保健所として対応状況は
下記のようになっています。
====
●パルスオキシメーター
●パルスオキシメーター
パルスオキシメーターは在庫が十分ある。
陽性判明日から3、4日後に届くのが実情。
すぐにでも手元にパルスオキシメーターが欲しい」という願いには応えていない。
●食料支援について
食料支援は難儀している。供給が間に合っていない。
単身者はサポートしているけれども、それ以外は対応しきれていない。
即対応している単身者でも、到着まで3、4日のタイムラグが生じている。
=====
このようにいずれも自宅療養者のもとに到着するのが遅れている状況です。
これを受けての和光市の施策です。
和光市以外にも、例えば、
がHPに掲載を始めています。
吉川市は
市長がSNSで下記のような呼び掛けを行なっています。
◆吉川市(市長のfacebookより)
コロナ陽性となり、自宅療養を保健所から指示され、
食料の調達が困難な状態になっている市内在住の方々への
食料調達支援を行なっています。
市内店舗の食事や備蓄非常食などを、市職員が宅配するかたちです。
詳細は 健康増進課まで。
詳細は 健康増進課まで。
~~~~~~
こうした取組を率先して始める自治体・首長さんに
敬意を表したいと思いますが、
ひとつ、これらに共通して言えることは、
いずれも陽性が判明し、自宅療養となった人からの
「連絡待ち」だということです。
というのも、陽性となった方の情報は
保健所が把握しています。
これまでは、
その情報(氏名、住所、単身か同居かetc)を持っている
保健所だからこそ、陽性となり自宅療養となった方に
ヒアリングを行う際に「食糧支援が必要か」の確認が事前に出来たし、
パルスオキシメーターの郵送先も分かっていました。
しかしながら、今度、県に替わって市がやろうと思っても、
そもそもの情報がありません。
県の発表で、
「その日に、その市で何人陽性者が出たか?」は分かりますが、
それが誰だかは分からないのです。
なので、これらの支援策も、
自宅療養者本人や陽性となったことを知った家族から
連絡をしてもらうしか、市町村も知りようがないのです。
しかも重い症状があれば、
連絡も出来ないでしょうし、調べることも出来ないでしょう。
動き出してくれた市町村の行為を無にしないためにも、
陽性者情報の共有の仕方などを
県(保健所)と市町村とで考え直す必要があると思います。
また、一方で、いつまでも市町村を頼るばかりにはいかないので、
期限を決めるなり、こうなったら市を頼るのを止めて、
保健所の業務に戻す…などの条件を
最初に決めておく必要があると思っております。
情報共有の実現は、難しい課題とは承知していますが、
何とか状況を打開できればと思っています。
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