井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2021.08.20
こんにちは。
千葉県柏市で、新型コロナに感染し
自宅療養中だった妊婦が入院調整中に自宅で出産し、
その後、新生児が死亡する…という痛ましい事態が起きました。
千葉県柏市で、新型コロナに感染し
自宅療養中だった妊婦が入院調整中に自宅で出産し、
その後、新生児が死亡する…という痛ましい事態が起きました。
心からのご冥福をお祈り申し上げたいと思います。
女性は妊娠8か月だったといい、早産となり、
入院先が見つからないまま自宅で男児を出産し、
その後、死亡が確認された、と言います。
こうした報道を踏まえて、
埼玉県の状況を心配される現在妊娠中の方、
ご家族の方がいらっしゃると思います。
金野議員の報告をベースに、下記に私なりの報告をまとめます。
===
埼玉県は、県内の地域周産期母子医療センターにて、
妊婦のための病床を確保しています(15施設9床)。
現在空きもあるということで、
「病床の空き状況」や「受け入れ人員態勢」には問題がなさそうです。
ただ一方で、制度上の課題も見えてきました。
妊娠37週以降(正期産=正常に産まれてよい週数)であれば、
入院調整時の調整に、7点加点され、優先的に入院できます。
しかし、それ以前であれば加点はなく、
新型コロナに感染していても一般の方と同じ扱いとなるそうなのです。
ただ、厚労省によれば、
妊娠後期(28週以降)に感染すると
早産率や重症化リスクが高まるとの報告もあるので、
このままの仕組みでは、早産の事例には
十分に対応できない可能性があります。
金野議員は
「37週以前であっても、せめて28週以降はいくらかの加点を行い、
入院できるような仕組みへ見直す必要ではないか」
という意見を添えてくれました。
この点も含め、妊産婦の安心のための見直しや体制整備を進めたいと思います。
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