井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2021.05.20
こんにちは。
和光市長選挙が行われていますが、
皆さまの中にも「これってなんでどういうコトなんだろう?」と
思うこともあると思います。
和光市長選挙が行われていますが、
皆さまの中にも「これってなんでどういうコトなんだろう?」と
思うこともあると思います。
今回のテーマは
「シルエットや名前も載ってないこのチラシはなに?」です。
選挙が始まってから、例えば通勤前の時間や街中で
「写真」のようなチラシを見た方も居るかと思います。
「写真」のようなチラシを見た方も居るかと思います。
しかし、これ、よく見てみると
「しばさき光子」とは一切書いてありません。
しかも、写真も載っておらず、シルエットだけが掲載されています。
選挙が始まって今日で5日目ですが、
「このチラシは一体、何?」とお尋ねをいただくことが増えましたので、
今日の【選挙なぜなぜ?】はこのチラシを取り上げます。
このチラシは、『確認団体ビラ』と呼ばれており、
首長選挙独特のツールです。
※市議会選挙や県議会選挙では用いりません。
首長選挙では、候補者本人が選挙カーを回したり、
法定ビラ(A4)を配ることが出来ます。
それに加えて、別の政治団体が
「○○さんを市長に当選させたい!」という思いで
活動することを認めています。
但し、その活動が出来る政治団体は
1候補者につき1政治団体。
しかも、候補者が選挙管理委員会に
「××という政治団体が私の応援に付いてくれます」ということを申し出て、
そのことを“確認してもらった”1団体のみ、ということになります。
なので、この団体のことを「確認団体」と呼びます。
しかし、この団体の活動にも制約があって、
具体的に「○○さんを当選させる」と言ってはいけないのです。
ではどうするか。
その人の特徴を捉えた表現をするのです。
例えば
・若い市長で元気な和光をつくる会
・女性活躍で元気な和光をつくる会
のようにです。
写真もまた実際の候補者の写真を載せるのはNGです。
そのため、人物を特定できない範囲で表現するため
「シルエット」にするのです。
しかし、シルエットと言っても
「それまんまやないかい!」と突っ込みたくなるものもあります。
一番面白かったのは、2年前の埼玉知事選挙の際の
「大野知事」のシルエットです。
眼鏡まで描かれていて「大野さんじゃん!」と
誰もがツッこんだことでしょう!
ただ、事前に選管に確認してから、
大量印刷しますので、これも法的には「個人を特定できない」ということで、
これもOKだったようです。
我々も、しばさき光子を応援する
「女性活躍で元気な和光をつくる会」というものがあり、
そこでもシルエットの表現を使っています。
最初は髪の毛は白で書こう、という話をしたのですが、
いざやってみるとカツラみたいでやめました。
その他、例えば大野知事からの応援メッセージも
「しばさきさんは埼玉5大プロジェクトの
和光市版プロジェクトを行うと聞いていて、応援します」
だったものが
「“女性候補者”は埼玉5大・・(中略)・・応援します」と
書き換えられる訳です。
実際には、法廷ビラ16,000枚を補完するツールとして
使われることが多いです。
でも有権者にとって一番各候補の考え方を知りたい
貴重な1週間の選挙期間にも関わらず、あえて情報に制限が掛かってる、
このルール、見直す時が来たんじゃないかなと思います。
以上、「なぜシルエットだけ?」の答えでした
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