井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2020.12.08
こんにちは。

12月4日の一般質問で
「話題の人気アニメと連携した観光施策について」と題して、
質問を行いました。




東京・山梨、そして埼玉県秩父市の3県の県境(けんざかい)にある
「雲取山(くもとりやま)」が
主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)の出身地である、と
作品の公式設定になっている点に注目し、質問を行いました。

読売新聞に掲載され、
そこからyahooニュースにも掲載されたことから
注目も集め、反響もいただきました。




一方、
「雲取山の登山は上級者向けだが、安易な登山を誘発しないか」との
ご心配の声もいただいております。


この点については、質問者である私も、
答弁者である産業労働部長(観光課)もよくよく承知しております。

質問の中では、

「(略)雲取山は、奥多摩から登るルートが知られていますが、
登山後、三峯神社を経て西武秩父に降りてくるルートが案内されています。
雲取山は上級者向けの登山なので安易な登山については
注意喚起が必要ですが、こうした鬼滅の刃ブームを上手に生かして、
秩父地域や埼玉の観光に活かすことはできないでしょうか。」

と投げかけ、産業労働部長からの答弁も

「雲取山の登山ルートは上級者向けで、
登山者に対して安全確保の注意喚起がなされており、
初心者が容易に登れる山ではございません。

そこであたかも主人公の出身地・雲取山にいるような気分を
パソコン上で味わっていただけるよう、バーチャル背景として
使用できる魅力的な雲取山の写真を県観光サイトに提供します。
それに合わせて、秩父の観光スポットを情報発信して、
実際の秩父地域や埼玉の観光振興に繋げていきます。」

との回答でした。

また、この質問と合わせて、危機管理防災部に
「雲取山に関する安全の注意喚起」について要請を行なっております。

危機管理防災部からは、上記の県観光サイトにも
実際の雲取山登山に関する注意喚起を載せるとともに、
消防の啓発ページ(例えば防災ヘリの有料化を知らせる
「安全登山で無事のおかえりを!」のコーナーなど)にも
お知らせする方針だ、と回答がありました。

雲取山の山頂から水平距離3キロメートルの区域は、
遭難等によって防災ヘリコプターが救助のために飛行した場合、
飛行時間5分ごとに5,000円を徴収する
条例対象エリアの対象となっております。

※過去の平均救助時間は1時間程度です。


埼玉ゆかりの「鬼滅」スポットに興味ある方には、
観光と安心安全の両立を忘れずにお願いいたします。


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