井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2007.10.14
こんにちは。

昨日はブログに書きましたが、
「チャレンジド(=障がい者) スポーツ大会」に参加してきました。

今日は関連付けて、
障がい者政策について、触れたいと思います。


最近、話題になっている障がい者政策に、
『インクルージョン』と言われるものがあります。


英語で書くと

inclusion・・・[名詞] 包括、包含

という意味で、「include」=○○を含む、という言葉の名詞です。

つまり、
「障がい者も普通学級で一緒に学ぶ」とか
「障がい者も、分け隔てなく社会に含める」ということを
実践していく政策のことを指します。


その一番の例が、小・中学校で「特殊学級」でなく
「普通学級」の中で学ぶ環境を整えることです。

当然、設備や人的支援は必要になりますが、
将来の自律を考えた際に、切り離された環境ではなく
一緒に学ぶことが良い、という考えからきています。


しかし、これを実践している自治体は少ないです。

和光市でも9月議会で同じ会派の須貝議員が
一般質問で取り上げましたが、和光での実践はまだ先のようです。


逆に先進的といわれているのが、
東上線の森林公園の手前、「東松山市」です。
(新聞でも何度も報道されています。)


東松山市では、「インクルージョン教育」ということで、
障がい児童も普通学級で学ぶように進んでいます。

先日の「議案勉強会」で東松山市の議員さんもいたので
伺ったところ、このインクルージョン教育を受けさせるために
東松山市に引っ越したい、と要望している親も多いということです。


このインクルージョン教育を実現するには
●エレベーター設置などの「ハード面」
●看護師の常時配置などの「ソフト面」
の両方を整備しなければなりません。とてもお金が掛かります。

東松山も、看護師配置などのソフト面強化を重視しているようですが、
その費用だけでも、年間○千万とするとも言われています。


まだ、インクルージョン教育が“当たり前”になっていないため、
浸透していくには、多くの時間と費用、そして検証が必要です。





最後に。

昨日のスポーツ大会で実感するのは、
和光市にも多くの障がい者の方がいます。

でも、普段の暮らしの中で、
街で出会ったり、接する機会が少ないのではないでしょうか?


「教育」や「雇用」など、様々な場面で障がい者の方々が
社会参加できるように、政策提案を行なっていきたいと思います。


そして、皆さまも是非、来年の「チャレンジドスポーツ大会」、
ボランティアや、いち競技参加者として、
ご参加いただければと思います。
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