井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
こんにちは。
11日(火)、12日(水)には
私の所属する県土都市整備常任委員会が開催されました。
今年度の予算に加える補正予算などの審議のほか、
新年度予算の「調査」を行いました。
(※予算特別委員会が審議を行うので、
常任委員会では「調査」という形で予算について質疑を行うのです。)
そして、この委員会の開会期間中、
東日本大震災から3年となる3月11日を迎えました。
当日は埼玉県議会では午前中が本会議、
午
午後の
一度、委員会を休憩し、議員、
当日は県庁でも半旗が掲げられていました。
委員会2日目の昨日(3/12)は「都市整備部関連」の審議でした。
県立公園を所管する都市整備部の審議では
今回の大雪災
くまがやドームの再建については
事前に、現場訪問と詳細調査を行いました。(下記にまとめましたのでご覧ください。)
当日の委員会では、再発を防止できるような膜屋根施設(ハード面の)再建と
万一、異変が起きた時でも知らせる仕組みなどのソフト面の両方で
対応を要請しました。
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「彩の国くまがやドームに関する調査」
○膜天井使われていた材質の「名」
・材質:四フッ素樹脂コーティングガラス繊維織物
・厚み:0.8㎜
・質量:1,300g/㎡
○膜天井使われていた材質の「耐用年数」
・期待耐用年数:30年程度
国内外の実績から30年とも40年とも言われている。
○膜天井使われていた材質の「強度」
・過去100年の熊谷における最大積雪45cmを考慮して設計
○膜天井使われていた材質の「施工方法」
①工場にて、10m×10mの膜を溶着加工し、10m幅のロール状にする。
②現場にて、クレーンを用いて、長径方向10m幅を1レーンとして一気に張る。
③350φの鋼管で構成された10m×10mグリッド格子の四隅からの
斜材が交差する格子の中央部の点から膜張力ポストにより膜を突き上げる。
④膜分割部からの雨水推進防止のために、膜を溶着する。
○今回の復旧に用いる「国の補助」の制度の名称
・国の補助制度の名称:都市災害復旧事業費補助
○構造部への被害はあるのか (今後、調査は行うのか)
・構造部への被害状況については確認できていない。
・今後、応急対応として、屋根上での照明器具等の撤去を予定している。
・その際に、専門業者に被害状況の確認を考えている。
○膜屋根の撤去後、屋根なしの状態でオープン出来るか?
・オープンは不可能である。
(復旧工事では、大型クレーンの搬入や大掛かりな足場が現場に設置されるため。)
・利用者の安全確保を第一優先に考える必要がある。
・来年度いっぱいは、ドーム利用を全面停止。今後の再開は工事の進捗に合わせて決定していく。