井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2014.02.20
こんにちは。
今朝はインターンの学生3名と共に和光市駅北口で駅立ちを行いました。
予定していた以上の枚数を受け取っていただきました。
ありがとうございました。
さて、この間、各報道で埼玉県への自衛派遣要請を巡り、
秩父市と埼玉県の意見の対立を取り上げる記事が掲載されています。
この件に関して、松本和光市長が首長の立場から
次のようなブログを書かれているので紹介したいと思います。
http://ameblo.jp/takeyan/entry-11776794030.html
そして私は県政に関わる立場から
是非、皆様に紹介したいものがあります。
それは埼玉県の「地域防災計画」です。
現在、東日本大震災を受け、見直し中で
その見直し案がHPに公開中であり、パブリックコメントも受付中です。
http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/598869.pdf
そのうちの
第2編 震災対策編
第2章 施策ごとの具体的対策
第4 応急対応力の強化 (※第2編-122ページ~)
に、今回の「自衛隊災害派遣」について綴られています。
全ての文章を引用すると膨大になりますが、
例えば、
○ 災害派遣活動の範囲 には
自衛隊の災害派遣の要請は、人命の救助を優先して行うもので、その範囲は、生
命及び財産の保護のため必要があり、かつ、その事態がやむをえないと認めるもの
で、他の要員を確保する組織等がない場合とし、おおむね次のとおりとする。
(…以下略)
とあります。
今回の秩父市等への対応について、埼玉県では県警、防災ヘリ、県土整備部など
持てる限りの能力を用いて事態にあたってきました。
この災害派遣活動の範囲にあるように、まず県や市が
出来る範囲で事態にあたることは、自衛隊に派遣要請する際の
前提になるわけです。
県がまずは全力で事態解決に努めたことは
決して非難されるべきことではないと思っております。
また、
○ 市町村から県に対する災害派遣要請の依頼
については次のような記載があります。
・知事に対する自衛隊災害派遣要請の依頼は、市町村長が行うものとする。
・市町村長が知事に対し自衛隊の災害派遣要請を依頼しようとするときは、次の事
項を明記した文書をもって行うものとする。ただし、緊急を要し、文書をもって
することができないときは電信、電話等により県危機管理防災部危機管理課に依
頼し、事後速やかに文書を送達する。また、緊急避難、人命救助の場合、事態が
急迫し、通信等の途絶により、知事に要求ができない場合は、直接最寄り部隊に
通報し、事後所定の手続を速やかに行う。
【記載事項】
・災害の状況及び派遣を要請する事由
・派遣を希望する期間
・派遣を希望する区域及び活動内容
・その他、参考となるべき事項
報道をくまなく目を通していますが、現時点で
私はまだ、市町村側に求められるこれらの手続き・プロセスについて
どのように行われてきたかは把握できていないため
ハッキリしたことは申し上げられません。
ただ、この【記載事項】にある事態をどこまで明確に出来ていたか・・・が
自衛隊要請がスムーズに行ったかどうか・・・のカギだと思います。
とはいえ、今回のような観測史上例にない積雪の中で
対応に追われている自治体側が上記の手続きを正確に行わなければならない・・・というのは
「現場」の状況にそぐわないと思います。
今後は、積雪時も想定し、より明確なガイドラインを設けるなどが
必要になると感じています。
最後に、埼玉県と自衛隊との繋がりについて
触れておきたいと思います。
埼玉県は自衛隊を含めた関係各機関と
年2回の連絡調整会議を重ねてきています。
また、過去にも山火事・台風などの際に
自衛隊の派遣要請は経験しており、今回が初体験で
何もわからなかった、ということでもありません。
加えて、埼玉県の危機管理防災部には
「危機対策幹」という役職があり、その役職には現在
自衛隊OBの方が就いております。
このような連携を持ったうえで
今回の事態にも県は常に警察、そして自衛隊と
密接に情報を交換しながら、対応にあたっていた、ということを
改めて申し上げたいと思います。
この数日、和光市では
自衛隊朝霞駐屯地を離発着するヘリコプターを目にします。
自衛隊の皆様の活躍で孤立世帯の方々が
一日も早く安心した日々を送れるようになることを祈ると共に、
隊員の皆様には、二次災害などなく無事任務を果たされることを
願っております。
今朝はインターンの学生3名と共に和光市駅北口で駅立ちを行いました。
予定していた以上の枚数を受け取っていただきました。
ありがとうございました。
さて、この間、各報道で埼玉県への自衛派遣要請を巡り、
秩父市と埼玉県の意見の対立を取り上げる記事が掲載されています。
この件に関して、松本和光市長が首長の立場から
次のようなブログを書かれているので紹介したいと思います。
http://ameblo.jp/takeyan/entry-11776794030.html
そして私は県政に関わる立場から
是非、皆様に紹介したいものがあります。
それは埼玉県の「地域防災計画」です。
現在、東日本大震災を受け、見直し中で
その見直し案がHPに公開中であり、パブリックコメントも受付中です。
http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/598869.pdf
そのうちの
第2編 震災対策編
第2章 施策ごとの具体的対策
第4 応急対応力の強化 (※第2編-122ページ~)
に、今回の「自衛隊災害派遣」について綴られています。
全ての文章を引用すると膨大になりますが、
例えば、
○ 災害派遣活動の範囲 には
自衛隊の災害派遣の要請は、人命の救助を優先して行うもので、その範囲は、生
命及び財産の保護のため必要があり、かつ、その事態がやむをえないと認めるもの
で、他の要員を確保する組織等がない場合とし、おおむね次のとおりとする。
(…以下略)
とあります。
今回の秩父市等への対応について、埼玉県では県警、防災ヘリ、県土整備部など
持てる限りの能力を用いて事態にあたってきました。
この災害派遣活動の範囲にあるように、まず県や市が
出来る範囲で事態にあたることは、自衛隊に派遣要請する際の
前提になるわけです。
県がまずは全力で事態解決に努めたことは
決して非難されるべきことではないと思っております。
また、
○ 市町村から県に対する災害派遣要請の依頼
については次のような記載があります。
・知事に対する自衛隊災害派遣要請の依頼は、市町村長が行うものとする。
・市町村長が知事に対し自衛隊の災害派遣要請を依頼しようとするときは、次の事
項を明記した文書をもって行うものとする。ただし、緊急を要し、文書をもって
することができないときは電信、電話等により県危機管理防災部危機管理課に依
頼し、事後速やかに文書を送達する。また、緊急避難、人命救助の場合、事態が
急迫し、通信等の途絶により、知事に要求ができない場合は、直接最寄り部隊に
通報し、事後所定の手続を速やかに行う。
【記載事項】
・災害の状況及び派遣を要請する事由
・派遣を希望する期間
・派遣を希望する区域及び活動内容
・その他、参考となるべき事項
報道をくまなく目を通していますが、現時点で
私はまだ、市町村側に求められるこれらの手続き・プロセスについて
どのように行われてきたかは把握できていないため
ハッキリしたことは申し上げられません。
ただ、この【記載事項】にある事態をどこまで明確に出来ていたか・・・が
自衛隊要請がスムーズに行ったかどうか・・・のカギだと思います。
とはいえ、今回のような観測史上例にない積雪の中で
対応に追われている自治体側が上記の手続きを正確に行わなければならない・・・というのは
「現場」の状況にそぐわないと思います。
今後は、積雪時も想定し、より明確なガイドラインを設けるなどが
必要になると感じています。
最後に、埼玉県と自衛隊との繋がりについて
触れておきたいと思います。
埼玉県は自衛隊を含めた関係各機関と
年2回の連絡調整会議を重ねてきています。
また、過去にも山火事・台風などの際に
自衛隊の派遣要請は経験しており、今回が初体験で
何もわからなかった、ということでもありません。
加えて、埼玉県の危機管理防災部には
「危機対策幹」という役職があり、その役職には現在
自衛隊OBの方が就いております。
このような連携を持ったうえで
今回の事態にも県は常に警察、そして自衛隊と
密接に情報を交換しながら、対応にあたっていた、ということを
改めて申し上げたいと思います。
この数日、和光市では
自衛隊朝霞駐屯地を離発着するヘリコプターを目にします。
自衛隊の皆様の活躍で孤立世帯の方々が
一日も早く安心した日々を送れるようになることを祈ると共に、
隊員の皆様には、二次災害などなく無事任務を果たされることを
願っております。
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