井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2013.12.21
こんにちは。

昨日、埼玉県議会では12月定例会が閉会しました。

成立した「一般会計補正予算」では、台風や豪雨により被害を受けた
有間ダムの復旧工事や県内の農業水利の復旧工事などが
計上されています。

その他、県立久喜図書館の耐震補強工事の設計業務などが
この補正予算では計上されています。


また、和光市も関わる議案もありました。

特別養護老人ホームの設置認可や
有料老人ホームの設置届出などを権限移譲する条例が
可決しました。

本会議最終日では、この条例に
「全県的な計画的な配置を行うためには、県の許認可のままのほうが良いのでは?」
という声もあがりました。

これはむしろ逆です!

現在のように特養やデイサービスの設置認可を
市の介護保険計画を直接預かりしらない県が行うことで
「デイサービスがそこかしこに乱立する」などの状況が起きる可能性があります。
(※現に、そうした状況に陥っている市町村もあります。)

それらを防ぎ、適切な介護料金のもと、適正なサービスを
提供することが出来るのです。

今回の条例改正が、和光市の新たな介護の体制づくりに
繋がればと思います。



さて。

もうひとつ、ご報告したいことがあります。

今回、議員提案で
「埼玉県がん対策基本条例」が議員提案の形で成立しました。

こちらは、

がん対策に関し、県等の責務や施策の基本となる事項を定めることにより
がん対策を総合的かつ計画的に推進するための条例

です。


全国の都道府県でも議員提案で成立しており、
埼玉県はむしろ後発組かもしれません。

ただ、その分、最も多くの分野のがんに対して
施策を推進する内容の条例文になっていると思います。

条例案の全文はこちらをご覧ください
http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/592703.pdf


実はこの「がん対策条例の制定」は
私が県議選の前に発行した“主要政策”の中で
「議員として成立を目指す政策」として掲げていました。

配るホームページ30号には
次のように綴っていました。







条例制定に向けては、例えば1年目の福祉保健医療常任委員会の時には
視察先にがん条例制定済みの岐阜県議会へ訪れるよう提言したこと等を通して
条例制定を議会共通の認識に繋げるキッカケになれたと思います。

個人的にも、一般質問でがん政策を取り上げることや
がん政策サミットへの参加などを行ってきました。


その意味でも
今回の条例制定は非常に感慨深いものがありました。



ただ、やはり大切なのは制定後です。

制定によってがん政策の実効性がいかに計られか?…
が重要です。

この条例に綴っているように、
県、県民、医療関係者、事業者が一体となって
がん対策を進められるようにこれからも汗をかいていきたいと思います。





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