井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
こんにちは。
今日は昨日、参加してきた
『埼玉市議会 第5区議長会 議員研修会』のご報告です。
※この第5区とは、
朝霞・新座・和光・志木・上尾・桶川・北本・鴻巣のことをさします。
昨日は、その各市の議員が集まり、
鴻巣市の『クレアこうのす』というホールに集まりました。
200人超いましたが、ざっと見渡す限り、たぶん私が最年少です。
さて、講演は
ジャーナリスト・漫画家の 三神 万里子さんを講師に
「地域経済活性化に必要なマネジメントの諸形態」 という内容でした。
三神さんは、NHKの「ビジネス未来人」という番組のキャスターをしている方で、
私も不定期ではありますが、番組を見たことがありました。
【参考】
三神万里子さん ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/journal/marikomikami/
ビジネス未来人 番組ホームページ
http://www.nhk.or.jp/miraijin/bangumi/index.html
さて、内容は
・どういう段階を踏めば、地域産業を創出できるか?
・自治体や市民、教育機関に中小企業、どことどこが力をあわせればいいか?
といった内容を話していただきました。
私が、中で一番頭に残った言葉は、
地域産業を興すには、『バーター関係を築くこと』が大切 です。
「bartar」・・・直訳すると「物々交換」という意味ですが、
私は、この言葉を「win-winの関係を築く」という言葉に置き換えていいと思います。
具体例を出したいと思います。
○商店街に、人気のないレストランがありました。
↓
○そこで、地域の主婦の方などに「日替わりシェフ」となって、1日限定出店をしてもらう。
↓
○キッチンなどの設備はあるので、市民も気軽に参加できます。
↓
○新しい試み、ということで「食べてみようかしら」というお客さんも増える。
という流れで、商店街も、チャレンジしたい主婦も、地域のお客さんにも
メリットがあるわけです。
また、
○日替わりシェフを経験した人は、この出店を通して、
「原価計算(=コスト管理)」や「接客」「メニュー開発」「PR」などを学ぶことが出来ます。
↓
○この日替わりシェフを通して、本当にお店を持った人も居るそうです。
↓
○あとは、障害のある方がウェイターをやるといったコラボレーションも実施。
といったふうに、規模は小さくても、産業として地域活性化につながる訳です。
和光市にも、こうしたチャレンジをしてみたい、という方はいらっしゃるように感じます。
そういう場を市として提供できたら、きっと楽しいと思います。
講演は、約2時間で終わりました。
「聞いて終わり」にならぬよう、今後も研究を続けたいと思います。
追記:
私は、この日の午前中、
会派「新しい風」のメンバーと共に、鴻巣市の高齢者施設を周りました。
その報告を「+α」として、後日ご報告したいと思います。