井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2013.02.21
こんにちは。
埼玉県議会は昨日開会され、
今日・明日は「予算説明会」が開催されるので
私もそれに出席します。
この説明会の良い所は
自分が所属していない委員会の予算についても
詳しくなれる・・・ということです。
(私の場合、産業労働企業委員会以外の7つの委員会。)
また、今年は予算特別委員会の一員となっているので
幅広く予算をチェックしたいと思います。
さて。
昨日は、県庁の職員会館という建物の1階に
新たにオープンした「コバトン保育園」の視察へ
行ってまいりました。
この保育園は、県が進める「ウーマノミクス」
(=※女性の社会進出を応援し、経済を活性化させる)
の一環として建てられました。
正式な本格オープンは4月を予定しています。
中は、このような感じで、定員は15名です。
県産材を使って、ぬくもりのある園内になっています。
そして、この園が普通の保育園と違うのは、
「複数企業が共同で運営する保育所のモデル園」である、ということです。
県としては、周辺に公立や民設の保育園がない地域(例:産業団地)にも
保育環境を整えるため、複数の企業が共同出資して
保育園を設立・運営する仕組みを進めていきたいと考えています。
そのため、この保育園でそのノウハウを蓄積することを
目指しています。
この園自体は、県が設立しています。
保護者にとって、子供を預ける・・・ということについては
大きな差はありませんが、一番の違いは
その保護者が勤める企業が“保育料を一部負担する”という点です。
あくまでも目安ですが、全体で 11万円/月 ほどかかる保育料を
保護者負担 約4万2千円
企業負担 約6万8千円
というふうにするのです。(負担割合は企業によって設定可能。)
ここで押させておきたいのは、あくまでも、
企業内保育所を単独で持つことが出来ない大企業以外の中小規模事業所が
企業内保育の機能を有するために進められる政策だ、ということです。
そうでなければ、通常の保育園では発生しない保育料負担が
出ることを喜ぶ企業はいないでしょうから。
この園では、周辺の病院や福祉施設などとも連携をして
運営を行っていくそうです。
先ほど申し上げた、保育への企業負担・・・という仕組みが
受け入れられるのか、がこのモデルの浸透のカギ・・・だと思います。
特に、今回は県が中心になってハードも設立していますので
今後、仮にこのモデルで企業内保育を作る場合は
設立費用も企業が負担することにもなるはずです。
こうした点も含め、このモデルがまさに
成功モデルと成りうるのか、注視していきたいと思います。
そして、モデル保育園、という実験的要素もあるわけですが
ここで過ごす園児たちにとっては関係のないことです。
安全で健やかな保育園運営がなさせることを
心から願っています。
ちなみに。
「コバトン保育園」というだけあって、なかなかのコバトン推し でした。
お散歩マップにも、このようにコバトンがいます(^_^)
先生方の手作りだそうです。
※なお、先日の常任委員会の視察については
HPやチラシに掲載を致しまたので、簡単ではありますが、
報告に代えさせていただきます。
http://inouewataru.com/shisatsu.html
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