井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2012.10.24
(続きです。)

そして、掴んだ爆発物は
特殊な収容ケースに仕舞われ、現場を去る・・・という
訓練でした。





今回の訓練、やはり“訓練”ですから、
本当に起きたとすれば、もっとパニックが起きているし、
もっと現場に緊迫感があるでしょう。

ただ、今回一番緊迫感をもっていたように感じたのは
現地調整所 でした。


特にその中でも中心的にやっていた
さいたま市消防の方の様子は
本当に今ここで災害・有事が起きているかのようでした。





聞くと、その方は自衛隊OBとのことでした。

やはり、こうした場合の対応は
経験がものをいうのだと実感しました。

和光市にも、自衛隊OBの方が
危機管理監として勤めております。

(県内でもこうした自衛隊OBが市町村で
務めているのは、3市ほどとのことです。)


ただ、一方で、国民保護法の制度上は
あくまで、“現地調整所”であって、“現地指揮所”でく、
各機関がそれぞれの指揮命令で動くことになっているそうです。


また、こうした現地調整も、災害の規模によって
ケースバイケースとは説明を受けましたが、
やはり、県ではなく、市町村がその役を担う場面が多い、ということなので
市町村の危機管理担当の責任が益々重くなると感じました。


以上、簡単ではありますが、
ご報告とさせていただきます。

実際にやってみて
各所管、また全体としての課題が見えたことと思いますが
こうした訓練を重ねることが、有事の初動体制や関係機関の連携を
強めることになると確信して、この訓練の視察を終えることができました。




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