井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2026.03.18
先日、私が所属する「企画財政委員会」で『次期 行財政改革プログラム』について行政報告がありました。
(画像参照。)
私は、この報告に対して、まず
「Q、教育局の職員もこのプログラムで定められる基本方針や2つの視点に沿って業務を行う…という認識で良いのか。」
と質問しました。
回答としては、
「基本的には、知事部局の事務執行におけるものだが、教育局にも関わりを持ってもらっている」、というニュアンスの答弁でした。
本当に、それならば、この中に記載のある
○プログラムの概要 のうち、
(4)「変化への対応に挑戦する組織風土づくりに向けた2つの視点」
の2つ目にある
「確証バイパスに囚わない」
は、本当に大事にしてほしいと思っています。
「確証バイアス」とは、自分の仮説や前提に合致する情報だけを集め、これに反する情報を無視・過小評価する心理的な傾向のことで、これにとらわれると政策立案やその評価において、誤った前提での継続や施策効果の過大評価をするおそれがある。そこで、意思決定のプロセスに多様な視点と客観的な検証を組み込み、思い込みを排除して見直しを行う。
ことを指します。
昨年12月定例会における、別学の共学化を巡る一般質問では、
教育長から
「高校の3年間を男女がお互いに協力して学校生活を送ることには意義がある」
という答弁がありましたが、根拠やファクト、エビデンスを求めても十分な答弁はありませんでした。
私からすれば、まさに
「男女共に過ごすことこそが素晴らしい」という“確証バイアスに囚われた考え方”をされている、という印象でした。
委員会では、上記の答弁を例示した上で、
Q、次期プログラムにおいては、教育局も含めて全庁で「確証バイアスにとらわれない」という考えをしていく、という認識でよいか?、と問うたところ、
A、本委員会で、そのような指摘が有ったこと、教育委員会にしっかりと共有する
という趣旨の答弁が有りました。
是非、教育局にしっかりと共有してもらえればと思います。
これも、わずかではありますが、今後の共学化を巡る議論での「くさび」になれば幸いです。
2026.03.18
県庁舎再整備について、Xで先行して積極的に発信していますが、それだけでなく、私は議事録が残る議会でしっかり発言することを心掛けています。
その経緯をご紹介します。
まず最初は
○令和5年9月定例会 一般質問
県庁舎・地域機関の在り方について(知事)
(1)知事の考えについて
(2)建替えの範囲について
(3)地域機関の集約化について
(4)県庁の位置について
(1)へのリンクを下記に紹介します。
続いて
○令和7年12月定例会 一般質問
県庁舎再整備について(知事)
(1)位置決定に向けた今後のスケジュール
(2)県民の声を聴く機会を設けるべき
(3)他県庁舎に見る高層棟、展望台、機械式立体駐車場について
(4)建設コスト縮小に向けた取組
このような感じで、直近2回の一般質問では
いずれも、知事に直接質問を行なっています。
それに加えて、先日の「地方創生・行財政改革特別委員会」での質疑があります。
これは、先行して、
【県庁建て替え議論の“現在地” ~その④ 特別委員会での私の質疑を紹介します。「今言うべきことは全て言った。」あとは今後の議論を見守る~】
として、ブログに全部掲載させていただきました。
このように「記録を残す」ことをこれからも大事にしたいと思います。
ちなみに。
いずれも「井上から執行部(=知事や行政)に対して質問する」という形式なので、議会内の浦和美園派と直接議論を行う、という機会はありません。
議会改革の一環で「議員間討議」を取り入れているところもありますが埼玉県議会にはないので、あくまで執行部に質問をしながら自説にも触れる…のが出来得る方法かと思っています
議会改革の話が出たので言うと、私たちの会派は「常任&特別委員会のネット中継」も提案しています。
ネット中継を導入してほしいのは、後日、議事録(しかも要点筆記)を読むのでは伝わらない、質問の際の「口調」や「態度」や「細かな語尾」等まで県民の皆様に感じ取って欲しいからです。
こないだの特別委員会の質疑(「到底理解出来ない!」等の発言のあたり)は、もし、ネット中継があるなら、是非見てほしい…と思う一幕でした。
以上、④については、この投稿内のリンクからご覧いただくとして、ここまで私が他SNSで綴った内容をまとめさせていただきました。
この議論の『現在地』を県民の皆さまに知っていただければ幸いです。
2026.03.18
自民党議員団の代表質問では、県庁舎の部分が取り上げられ、知事が「位置検討の延期」を表明しました。
でも、実は他のテーマの時より、応援のヤジや声出しも少なかったのです。
「さすがにこれは自民会派の中でも一部の声なのかな」と思っていたのですが。。。
ところが、「地方創生・行財政改革特別委員会」の審査の日、その認識は一変しました。
委員会審査の中でも、明確に自民党所属議員が団長の代表質問を支持し、これまでの議論や県庁舎建替えの担当課を追及する場面がありました。
それは「会派を挙げて浦和美園推し体制になったのか?」とも取れる瞬間でした。
まず前提としてお話ししたいのは、「地方創生・行財政改革特別委員会」は県庁舎再整備を調査事項に含む特別委員会です。
ただ、特別委員会と言っても採決を取ることはありません。
当該特別委員会では、
・各委員がそれぞれの立場から質疑を行う
・執行部が答弁する
・そのやりとりを通して、よほど重要な点・反映してほしいことが有れば「意見・提言」としてまとめる
という流れになっています。
その意味では、常任委員会や一般質問に比べて、議論の自由度が高いとは言えます。
ところが、今回の委員会では、冒頭申し上げたように、代表質問でのやりとりを踏まえて、県庁舎建て替え議論について「そこまで言って良いんかい?」とさえ感じる発言が複数の自民党議員団の委員から出ました。
それが、次の発言です。
・到底理解出来ない!
・懇話会のやり直しを!
・前提条件が間違っているんじゃないのか?
・これまでの議論の流れを知った県民からなんて言われると思う?
・誰のための県庁なんだ?
・誰が移転に反対しているか、示すべきだ!
…実際の発言と少し表現が異なる部分があるかもしれませんがニュアンスは合っていると思います。
これらを聞いた時「(全てではないけど)その発言がそのまま自分に返ってくることはないですか?」と感じました。
また同じく自民からの「意見・提言」もなかなかパンチが効いています。
自民 ○○委員からの意見・提言
「県庁舎再整備について、議事堂と危機管理防災センターの再整備や編成も検討に含めた上で、再整備候補地の比較、評価項目を、あらゆる可能性を排除せず、見直していくこと。」
…見事なまでの、ちゃぶ台返しです。
自民党議員団が「何をそこまで批判しているか?」というと、ざっくり言うと
「現在地は、議事堂と危機管理防災センターがある。その二つは新たに建てなくてよいから、浦和美園のほうがコストが掛かるに決まってる。コスト比較が平等じゃない!」
ということだと思います。
その証拠に
「事務局主導で勝手に(まだ築年数が若い)議会棟と危機管理防災センターを残すとした上での計算上になっちゃってるってことを問題点として指摘している」(発言ママ)
との発言がありました。
さらに、「現在地を一旦更地にして建て直すという考えも必要だったのに。(それなら浦和美園は負けない)」
ということのようです。
また、自民委員の1名は
「更地に新たに建てたほうが汎用性が高い」
ということを強く主張していました。
これに対して私は、狭い土地に2棟みっちりしか建てられない場所より、空地が確保でき、必要性や財政状況等に応じて順次建て替えが可能な場所のほうが、汎用性の上でも評価出来るのではと考えます。
③に続きます。
2026.03.18
この間、facebookや、このブログでの投稿に先駆け、「X」で①~④の複数回に分けて、綴ってきました。
=シリーズ【県庁建て替え議論の“現在地”】=
をお届けしました。
これまで
・その① 検討期間を延ばして議論継続
・その② そこまで言って(地方創生・行財政改革特別)委員会
・その③ 「発信」だけでなく「発言」もしています。後世に今回の議論が確認できるためにも
・その④ 特別委員会での私の質疑を紹介します。「今言うべきことは全て言った。」あとは今後の議論を見守る
を綴ってきましたが、しかも、140文字限定なので、ポストを続けたり、「返信で答える」形になります。
そこで、①、②・・・ごとに、1テーマごとを「総集編」という形で紹介します。
長くなりますが、その分、全体が見えてくると思います。
【① 検討期間を延ばして議論継続】
まず、2月定例会の2/16(木)、自民党・田村団長の代表質問に答える形で、知事が延期を表明しました。
その経緯を知るには、この記事
『埼玉県庁建て替え巡り紛糾 移転先候補「川から浸水も」 建設地決定を先送り』
その議論の中身はこちらの資料で確認できます。
「第3回 埼玉県県庁舎再整備懇話会 結果概要」を見てもらうと、田村議員が県議会から1名選出される委員として出席し、持論(自論)を展開している様子が分かります。
本来、『代表質問で聞く』=『会派としての共通政策』です。
ただ、この県庁舎の部分は、他の質問の時より、応援のヤジや声出しも少なかったので、「さすがにこれは自民会派の中でも一部の声なのかな」と思っていたのですが。。。
ところが、知事は、この質問に対して、「検討期間を延ばして議論継続」することを表明しました。
改めて言いますが、専門家は誰一人、浦和美園を支持してません。
浦和美園を支持したのは県議会から委員として参加している田村議員だけです。
(県議会で一人選出。過半数を有する自民から一人となり自民内で田村議員を選んだ。)
資料を読んでもらえると分かりますが、浦和美園は災害リスクは高く、工費も高く付くと、算出されています。
だからこそ、この「延期」の決定に対しては、「X」で多くのご意見もいただきました。
以下はその一部です。
「Q」がXユーザーさんからの質問、
「A」がそれに対する私のコメント、です。
====
Q、あの様な地盤も地質も良くない場所を推す専門家が理解できません。
土地でも買っているのでしょうか?
A、専門家は誰一人、浦和美園を支持してません。
浦和美園を支持したのは県議会から委員として参加している田村議員です。
(県議会で一人選出。過半数を有する自民から一人となり自民内で田村議員を選んだ。)
ちなみに候補地の土地そのものは今は県有地なので土地の先買いってことはないです。
危機管理の際に司令塔になる「県庁」は、災害時に「機能」することが求められるので、より厳しい基準で選定をすべきと考えます。
====
Q、もし移転する場合は、浦和にある知事公館や、災害時には中継役を担う自衛隊埼玉地方協力本部も移転するのでしょうか?
A、基本は県庁舎ですが、知事公館の在り方=「存続させるかどうか」も関わってくる話で、大野知事は時代的に無くても良い…と考えているようです。
ちなみに、自衛隊など他の機関には基本的には影響しませんが、私は、こうした機関が近くにある現在地がベストと考えています。
====
Q、(荒川から)西側(に住んでいる住民)からすると、どちらでも一緒のように感じるが。
A、県有地を前提にしたので荒川から西側なら嵐山町が候補地として上がってました。
土地の買い取りからゼロからなら、もう少し多様な選択肢があったかも知れませんが、市町村に「我が町に県庁がきても良い(=来て欲しい)ところは有りますか?」と聞いたら、何処も手を上げませんでした。
====
以上が、まずは知っていただきたい内容 その① です。
このあと、②、③…と綴ります。
2026.03.17
2月定例会に会派「無所属県民会議」から提案中の意見書5本のうち、私が起案したのは次の3本です。
文案は議会事務局に提出済みで、今後、議会運営委員会副委員長(自民党議員団から選出)が各会派を回って、提出の可否を訪ねて回る…という段階にあります。
文案は議会事務局に提出済みで、今後、議会運営委員会副委員長(自民党議員団から選出)が各会派を回って、提出の可否を訪ねて回る…という段階にあります。
議運副委員長が各会派を回って…というのは形式的にはその通りなのですが、実際には(過去にも何度か投稿していますが)過半数を有する自民党議員団の賛否で、提出の可否が決まっている状況にあります。
改めて、3本と言うのはこちらです。
◆◆◆◆◆◆
① 警察における いわゆる「テーザーガン」の採用に向けた議論の促進を求める意見書
② 衆議院選挙において比例名簿不足による議席譲渡が生じないよう公職選挙法の制度改正を求める意見書
③ 多発する外国人運転手による交通事故の防止と被害者の保護・救済措置を国に求める意見書
◆◆◆◆◆◆
以下、少し補足したいと思います。
~~~~~~~~~
【少し補足 その① テーザーガン意見書】
この意見書は、松原仁 前 衆議院議員の「質問主意書」を参考に作成させていただきました。
今の時世を考えれば、議論を促進させる必要があると考え、提案。
~~~~~~~~~~~
【少し補足 その② 比例名簿不足による議席譲渡意見書】
先日の衆議院選挙でも改めて発生した事態を踏まえて、公職選挙法については、色々改正すべき点はあると思いますが、まずはこの「投票した票(民意)が全く主義主張の異なる政党に行く」状況だけでも改善すべきと考え、提案。
~~~~~~~~~~~
【少し補足 その③ 外国人運転手に関する意見書】
既に川口市議会で可決・成立している意見書を参考に作成。昨年は川口市で2件、他のエリアでも複数の無免許運転での重大事故が発生している状況を踏まえ、県議会としても出すべきと考え、提案。
以上のような想いで作成しました。
通常の定例会ならば、各会派から提案されると特別委員会の日には検討結果が伝えられるのですが、2月定例会は予算特別委員会が開催されるため、その検討期間も長くなっています。
特に、③の意見書で言えば、日々新たな事案が増えているように思いますし、先日、川口市で実施された県議選補欠選挙では、新人議員さんのうち1名が当選後、自民党議員団に入っています。
おそらく、既に同趣旨の意見書を可決させた川口市議会の方々とも縁があるでしょうから、この意見書を県議会で可決する意義は私以上に分かっているかもしれません。
そのような状況も踏まえ、自民党議員団の前向きな検討を期待したいと思います。
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