井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2012.02.20
こんにちは。

今日から、埼玉県議会 2月定例会が
始まります。


余談ですが、
和光市議会の時も2月中に始まるのですが
議会の名称は「3月議会」と呼んでいました。

自治体によって名称は変わりますが
“2月議会” とか “2月定例会” という名称のところも
多いようです。 


今日の開会の後、
明日、明後日は議員向けに予算説明会が開催されます。

各部(例:企画部、県土整備部、福祉部・・・etc)
次々とその部で所管する予算について説明する場になるそうです。


それらが終わると、「代表質問」が
24日(金)から始まります。


さて。

この2月定例会が始まるまでに
是非、済ませておきたかったのが、視察報告。

既に

福祉保健医療常任委員会視察報告 ~その1 ニッポンハム㈱ 茨城工場~
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/993/

福祉保健医療常任委員会視察報告 ~その2 茨城県立こころの医療センター Part1~
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/994/


と2度書き込んでいるのですが、
下記の写真をご紹介したかったのです。


これは、茨城県立こころの医療センターを
中心とした医療ネットワークを図化したものです。


この中で、医療機関が「青色」、
そして、保健所などの相談機関が「赤色」で示されています。



この1枚目でいうと、中心から少し右に逸れたところの
青色が、茨城県立こころの医療センターです。
(※但し、当時は、友部病院という名称。)

中心となるはずの県立病院なのに
意外と広範ではなく、
“多くある医療機関のうちのひとつ”・・・くらいにしか
なりえていないのがわかります。


この1年後、病院改革を行ったのちの
ネットワーク図がこちら。




どうですか?

写真は映りが悪いですが、それでも
中心に青色の茨城県立こころの医療センターがあり、
そこを中心に放射状にネットワークが出来ているのが
わかるのではないでしょうか。


これは実際に、医療機関と相談機関の連携が出来るようになり、
精神医療の病院として、地域の中核に転換したことを意味しています。



私もまだまだ勉強不足で、
埼玉の県立病院や地域の拠点病院に、こうした分析を用いて
医療の現状を見たことはありませんでした。

今、課題となっている、
小児医療センター(&さいたま赤十字病院)の移転問題 や
志木市民病院の小児科の課題など、
こうした連携のネットワークの中で、どう配置すべきかを
見ていかなければ、と思った次第です。



視察も、1回行けばわかるものもあれば、
角度を変えてもう一度、聞かなければ深められないものや
関連する別の視察先、まったく逆の取り組みをしている視察先などを
見つけて訪ねてみることも大事だと思っています。

そして、何より大切なのが、
その成果を活かすこと です。

この2月議会での予算審議は、まさにその場だと思っていますので
委員会などの場で、是非活かせるようにしていきたいです。





2012.02.19
こんにちは。

この1週間は、なかなかPCに向かう機会が少なく
ブログも久々です。


さて、明日から埼玉県議会は
2月定例会が始まります。

既に予算書を手に
県が示した予算に向き合っています。

また、こういう時期だからこそ
勉強の機会を大切にしたいと思っています。


今週は、13日(月)には、
和光市のサンアゼリアで開催された

「まちづくりフォーラム 
=成熟社会の地域交通=
~どうする自転車とコミュニティバス~」


に参加、拝聴させていただきました。


また、14日(火)には
埼玉県生態系保護協会の方々から
環境分野での最新の取り組みについて
レクチャーをいただきました。









この写真は、まちづくりフォーラムの様子です。

このフォーラムで
印象に残ったのは、ゲストパネラーの
西武バス代表の方の言葉。

・自転車とバスのことを同時に考えるセミナーは画期的。

・なぜなら自転車への急激な移行は、バス網を弱らせる。

・大切なのは、自転車 or バス で争うのではなく
「マイカー」から、「自転車 or バス or 電車など公共交通」への
移行を促すことだ


といったコメントでした。


また、私も開会にあたり、挨拶をさせていただきましたが、
その際も、埼玉県が制定した
「埼玉県 自転車の安全な利用の促進に関する条例」に触れ、
そして、埼玉が「自転車保有率」や「出荷台数」が全県No.1であることを
お話しました。

ただ、この自転車が使いやすい・・・という点も、
一方で、「他県に比べてバスのネットワークが弱い」という
逆の側面も持っていることを聞きました。


何事も、その裏に潜む可能性をしっかり情報収集し、
そして、分析、対応しなければならない、と
改めて気づかされました。



さて。

冒頭に述べましたが、明日から2月定例会が
始まります。

ブログに関して言うと、実は、常任委員会視察について
ひとつご紹介したい話があったので、
それを明日、ご紹介したいと思います。


最後に。


このセミナーに参加した、インターンの学生たちが
“提言” をレポートにまとめましたので
ご紹介したいと思います。


====


1.自転車について

自転車の専用レーンは早急に作るべきである。現在の道路状況で自転車に車道を走らせることは危険が伴うので、まずは車道上での自転車通行の空間確保を進めていくべきである。その後、歩道上での自転車通行の空間確保に取り掛かる。車道・歩道どちらも自転車通行の空間の確保が困難な場合、交通規制などの対策を検討する。対策も困難な場合は、譲り合いなどの意識を持たせる。そのためには講習会の開催や免許制度の開始も検討するべきである。


2.バスについて

第一に重要なのは、コミュニティーバスの存在意義について明らかにすることである。それはサービスを提供する側だけでなく、与えられる側である市民ももつべき意識である。そのためには、ひとつの地域をさらに細かく分けて、市民と行政の話し合いの機会をより多く設ける必要がある。さらに、民間交通との関係も大事にしなければならない。例えば、コミュニティーバスの存在意義が交通弱者の救済にある場合、路線は民間のバスが通らないような場所に集中するが、その中に主要な施設をいくつか設けることにより民間のバスとの乗り継ぎを上手く行うことで交通弱者の行動範囲は広がる。それを促進する手段として乗り継ぎによる割引制度などもいいのではないかと考える。




2012.02.11
こんにちは。

委員会の視察報告は、少しお休みして
現在行っているインターンについて
少しお話しします。


井上事務所の特徴は、
“学び” “考える”こと だと思っています。

初日には、名刺を作りました。

彼らの名刺には「キャッチフレーズ」が
書いてあります。

自分自身を表す言葉、
このインターンに掛ける意気込み・・・などを
短いフレーズで表してもらう。

選挙でも、キャッチフレーズの良し悪しが
候補者の想いを伝える上で
重要になることもあります。

そして、その短い言葉ですが
それを決めるのってものすごく難しい。

自分自身を見つめる意味でも、
毎回インターン生にやってもらっている課題です。

この先の2か月間の間にも
是非、こういう機会を増やせてあげれたらいいな、と
思っています。


昨日は、和光市役所を訪問し、各課を回りながら
市町村の役場がどのような仕事をしているのか、を
話しました。

また、市長にもお会いすることが出来たので
議員と首長の違いなどを
直に話してもらえたので、学生にとっても
良い機会になったのではないでしょうか。


その後は、「新倉ふるさと民家園」へ。

http://homepage2.nifty.com/niikura-minnkaen/

http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/shougaigakushu/_6123/kyo_7_9/_6125/kyo_sam_5.html


インターンを行う上で、和光市のことを
知ってもらうのは大切なことです。

その上で、一番最初に連れて行きたかったのが
ここです。



サポーターの方々にも、詳しくお話をしていただきました。
ありがとうございます。

市内の方、市外の方、
是非、一度お越しいただけたら、と思っています。

下記は、インターン生の感想です。


=北村さん=

松本市長や選挙管理委員会の方から話を伺えて、勉強になりました。財政や公務員、普段の仕事内容が特に興味深かったです。また、古民家の保護を市民の方が行っている事に驚きました。その古民家に、地域の方だけでなく全国から人が集まる所に、和光市の魅力を感じました。


=熊谷さん=

今日の市役所訪問でお会いした松本市長は、とても気さくな方でイメージとは違っていました。また、選挙運動における様々な制約が、資金力による格差是正を目的としていると聞いて納得できました。今日最後の市内巡りでは古民家を訪問して、和光市内にあんなに素晴らしい場所があることに感動しました。

=玉山さん=

午前の事務作業(名刺整理、新聞スクラップ)は初めてで最初は戸惑いましたが、徐々に楽しくなってきました。市役所の訪問では、行政や選挙に関する仕事を直に見ることができて良かったです。特に松本市長とのお話はとても楽しく、貴重な機会をいただき感謝しております。古民家を見るのも私にとっては新鮮で、充実した一日でした。






2012.02.10
こんにちは。

続いて、福祉保健医療常任委員会視察報告を
行いたいと思います。

2か所目に伺ったのが
「茨城県立こころの医療センター」です。

こころの・・・というくらいですので、
こちらは通常の総合病院とは異なり、
精神医療のための専門病院です。

ここは、もともと県立友部病院といいました。



この写真のように、非常に古くからあり、
この旧病院は現在公開中の
「Allways 三丁目の夕日’64」
病院のシーンの撮影に使われたほどだそうです。


昨年秋に、新病院がOPENしています。




新病院は一転して、まるでホテルのような
開放的で明るい作りになっています。


その後、病院長の話の話を伺いました。

主に、友部病院時代のどこか問題で
それをどう改革したか? という話題。


院長の言葉で印象的だった言葉があります。

それが
「首都圏の医療を、埼玉、茨城、共に担っていきましょう。」
という言葉です。

首都圏・・・という大きな枠で医療を考えている、
という、その視野の広さをもって、
埼玉の医療も考えなければならない・・・そのことを
改めて突きつけられたような気がします。



また、その中で、是非、埼玉でも取り入れたい分析・・・という
のがありました。

明日は、それを報告したいと思います。



2012.02.09
こんにちは。

今週頭に、福祉保健医療常任委員会の
近県視察へ行ってきました。

訪問先は2か所。

今日は、そのうち、最初に訪れた
「ニッポンハム㈱ 茨城工場」についての
報告です。

視察の目的は、「食品衛生・環境衛生」について
です。

今、放射性物質の影響もあり、
食の安全性が大きな注目を浴びています。

そうした中で徹底的な衛生管理を行っている
工場を視察させていただきました。



工場に着いたのち、工場長から工場の概要や
震災時の対応など話を伺いました。

震災時、何より重視したのは
冷蔵庫の電源、とのこと。

確かに、工場のラインは例え停止しても、
冷蔵機能を損なっては、全ての食材が使い物に
ならなくなるので、そうした非常時の電力の優先度を
どう設定するか
、も大変参考になりました。


その後は、工場見学へ。

この工場は地元の小学生の社会科見学の定番になっており、
廊下には、小学生からの手紙が貼られていました。




本当は、工場の様子も写真で伝えられたら
よいのですが、工程は写真に写すことが
認められていないので、写真はありません。

この工場で作っているのは

・ソーセージ 「シャウエッセン」
・ハム 「森の薫り」
・ウィンナー 「ウィニー」    など


です。

極力、人が係る過程を減らし、衛生面を強化し、
一方で、骨片などの混入を防ぐためのチェックや
材料となる肉の切り分け作業には多くの人手が
掛かっていました。

これが安全な食の提供のために
欠かせないのだとわかります。



また、最初に述べたように「食の安全」でいうと
最近話題になった(なっている)のは、

・放射性物質を含む稲わらを与えた牛肉の問題
・ユッケ(生食)事件


が思い浮かぶと思います。


この2つの事件を受けての
ニッポンハムとしての対応を質問しました。

実は、原料を海外から輸入しているため、
飼料の段階で放射性物質が取り入れられることはありません。

また、ハムもソーセージも加熱して
つくられるので、ユッケ事件のようなことは起きないとのこと。

但し、職員が生食を食べることについては
非常に警戒しているとのことでした。


最後に、工場見学が終わった後、
出来たての製品をいただきました。







普段からシャウエッセンは好きですが、
これだけ徹底管理された中で作られている
安全性を見ると
改めて、シャウエッセンの美味しさを感じました。








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