井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
6月5日からはじまった 6月議会 が
本日、全ての議案の審議を終えて、閉会しました。
私が今回の議案の中で最も力を注いだのは、
「公民館を利用する人から『利用料』をとるかどうか?」
という議案です。
私の考えは、No です。
これまでのように、“社会教育団体”として登録をすれば
無料で使えるようにするべきだと考えています。
・・・しかし、先日、この議案を事前審議した“委員会”の結果から、
否決(=反対が多数になること)にもっていくことは、
非常に厳しいと想像していました。
採決の前、議案に対する考えを述べる機会が与えられます。
それを“討論”と言います。
私は壇上で「誰か考えを改めてくれないか?」と
一縷の望みを掛けて、反対理由を述べました。
そして、採決の時―
賛成 12 反対 9
・・・一歩及ばず、「可決」となりました。
これにより、来年4月から、公民館を利用する際は
利用料が発生することが決まりました。
今まで通りの公民館の在り方を望んでいた皆さま、
力不足で申し訳ありません!! m(__)m
※この公民館の他、各公共施設の見直しも決まりました。
この件は、これで結論が出ましたが、
今後は使用料以外の点でも公共施設が使いやすくなるように
取り組んでいきたいと思います。
よろしくお願い致します。
2008年6月19日
和光市議会議員 井上 航
こんばんは。
※この2日間、明日の最終日の討論の準備などで
更新を休ませていただきました。
6月15日のブログで、
1回目の登壇原稿を載せました。
「予算審議ってそんな感じなんですね。」や
「長くて全部はわかりませんでした。」といった声をいただきました。
この提案で取り上げた「わかりやすい予算書」・・・
残念ながら、和光市ですぐに実現されるかはわかりません。
でも、この議会でのやり取りを通して、
現在の和光市の財務システム(=『財まじん』というそうです。)で
「出来ること」、「出来ないこと」を明らかにしました。
システムのカスタマイズや、総入れ替えといった
お金の掛ける手法の前に出来る方法を是非市には進めてほしいと思います。
こんにちは。
今日は、私が壇上で行なった
1回目の質問内容のうち、「予算改革に関する部分」を
綴りたいと思います。
時間にすると、4~5分くらいです。
この他に、さらに3つのテーマを壇上で述べましたが、
それらは、テーマごとに、市役所側の回答を含めて後日報告します。
この予算に関しては、3月に和光市の予算審議を行なった後、
「ほかの自治体の予算審議はどうなんだろう?」と思い、調べた結果、
いろいろ参考になる事例があったので、それをぶつけてみました。
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おはようございます。
それでは、通告に従い、私の一般質問を行います。
「順位1 市民にわかりやすい『予算改革』を」から伺います。
先の3月議会で、私は初の予算審議を行いました。
今後執行される予算は、全て私自身も議決に関わったものになります。
そう考えると、一層の責任の重さを感じた次第です。
その一方で、予算審議の方法については、より効率的で
政策的な審議を行うために、まだまだ工夫の余地があるとも感じました。
そこで、第1点目「効率的な審議のための予算資料の改善」について
述べたいと思います。
私の所属する文教厚生委員会では、予算を3日間掛けて審議しました。
このうち、初日を例に出しますが、各委員からの質問は合計で220回程度。
しかし、そのうち「この予算の算定根拠は?」と尋ねる質問は
実に59回、全体の27%にあたります。
この他、「この予算の増額の根拠は?」と
いった聞き方のものを含めれば、その数はさらに増えます。
また、こうした委員の質問に対して、
理事者側の資料用意が整っておらず委員会が中断したり、
口頭での説明を書き移すのに時間が割かれる場面も多々ありました。
そこで、まず、最初の提案として、
予算書に単価や対象人数などの算定根拠を事前に載せることを提案致します。
そして、算定根拠のほかにも、記載されていることで
効率的になると考える項目を挙げたいと思います。
ひとつは、「補正経過 と 補正金額」。
(※現在の予算書には、前年度の当初予算額が載っていますが、
その後の各議会で補正予算が組まれることがあります。
当初予算との比較も必要ですが、やはり補正後の総額と比較することが重要です。
そこで、補正の経過と金額を予算書に示すべきだと考えます。)
そして、新規事業が一目でわかるマーク。
新しいという字に、まる…でもいいですし、星印(★)とかでも構いませんが、
一目で新規事業だとわかる工夫を考えていただきたいと思います。
(今述べた「算定根拠」「補正経過及び金額」「新規事業マーク」は、
大田区の予算資料では既に導入されています。
大田区の場合は、予算書と予算説明書を分けて、
説明書のほうに詳細項目を載せています。)
こうした工夫は議会での予算審議を効率的にするだけでなく、
市民にも予算の内容をわかりやすくする取り組みです。
市の考えを伺います。
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続いて②「事業説明」について伺います。
大田区を例にしますが、大田区の事業説明資料とは、
その年度に実施する全て事業に対して
・事業名
・予算総額
・事業のねらい
・事業概要
・項目別予算
それと、
・担当者名 が載っているのです。
この「事業説明資料」は予算書や予算説明書と共に提出されます。
和光市でも、「予算概要」「基本項目別概要」の形で提出されますが、
やはり審議するにあたっての情報が少ないです。
この「事業説明資料」の導入についてはいかがでしょうか?
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そして、順位1の③「予算編成過程の公開」
「市民の声を反映させる取り組み」について伺います。
現在、和光市のホームページでは、
「予算の概要」と「基本項目別概要」がPDFで見られるだけです。
そこで、予算説明をより詳細にするとともに、
どういう過程で予算編成が行われるか、
市民にわかりやすく示すべきだと思います。
この点はこれまでも議会で提案されておりますが、
今後の取り組みについて伺います。
また予算編成過程を示し、
その途中で市民がパブリックコメント等で意見が言える仕組みづくりを…
という提案については、過去の議会では、
「実施計画に載ってないものは予算に載らない。
実施計画についてパブリックコメントを行なっているので、それで対応したい」と
いう旨の先の議会で答弁がありました。
しかし、昨年の実施計画のパブコメ募集の広報やHPでは、
「予算策定に繋がる大事な計画である。」という旨は
市民には伝えられていません。
この点を示して募集することは、市民の予算編成への関心を高めると思います。
予算編成過程の市民参加のいち選択肢として、いかがでしょうか?伺います。
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以上です。
こんにちは。
6月議会の一般質問は、12(木)・13(金)の2日間が終わり、
あとは16(月)・17(火)の2日間の日程が残っています。
今回は、質問の内容には 特徴 があります。
ひとつは、後期高齢者医療制度に関する質問が多いことです。
質問を通告しているのは、18名ですが
6名が関連質問を出しています。
制度導入後の初の議会なので、
導入後の影響を全ての議員が問いています。
ただ、政党所属議員の場合は、質問の構成が違います。
国会において「与党」と呼ばれる政党所属の議員さんは、
問題点や現状を指摘しつつも、制度の正当性を述べてます。
一方で、国会において「野党」と呼ばれる政党所属の議員さんは
問題点の指摘とともに、制度の廃止を訴えています。
※「ミニ国会」のようで、やじが飛んだりもします。
もうひとつは、
副都心線の開通を絡めて交通バリアフリーを取り上げる、
ということです。
今日、6月14日に東京メトロ副都心線が開通しました(^O^)/
ここ1~2週間、テレビや新聞で『和光市』の文字を
目や耳ににする機会が、グッと増えた気がします!
かくいう私も駅前バリアフリーの提案をしました。
人の流れが変わって、良い効果と予想外の影響があるかもしれません。
今後の変化にしっかり注目しなければならないと思います。
でも、まずは和光市から、新宿・渋谷へのアクセスが
よくなることを いち市民として、喜びたいと思います。
※なお、ここまでで十分長くなってしまったので、
私の一般質問(1回目)は明日、アップ致します。
今日は、私の一般質問の出番の日です。
朝9時から行ないました。
持ち時間は、市役所側の答弁を含めず、30分間です。
今日は市役所の答弁時間も合わせて、1時間10分くらい掛かりました。
有効に時間を使えたように思います。
今日は多くの方に傍聴に来ていただきました。
人数は正確にはわかりませんが、ありがとうございます。
緊張はするんですが、それ以上に励みになります
明日のブログには、登壇して発言した、
いわゆる「1回目の質問」をズラっと載せます。
そして、質問によって得られた回答なども
順次報告してまいります。
よろしくお願いします。